緑風渚

エッセイストになりたい東京育ち札幌住みの22歳。 はてなブログで思ったことを雑多に書い…

緑風渚

エッセイストになりたい東京育ち札幌住みの22歳。 はてなブログで思ったことを雑多に書いてます。 https://nagisa-midorikaze.hatenablog.com/

記事一覧

秋と冬 はざまの大学4年生

22時。大学からの帰り道。吐いた息が白くなっていた。確かにマフラーがなかったら凍えていただろう。夜の自転車に乗りながら受ける風はは思った以上に寒い。 今週末には雪…

緑風渚
6か月前

冬と春のはざまの大学2年

今日は天気がいい。 そして暇を持て余している。いい身分の大学生である。部屋にいるだけは、もったいない。今は暇をつぶす道具がたくさんそろっていて、外に出なくても一…

緑風渚
2年前

悪夢

 今日の午前4時。暑さで寝苦しかった僕は、けたたましいカラスの鳴き声に起こされて、なにげなくスマホを手に取り、インスタを開いた。普段はインスタなんてほとんど開か…

緑風渚
2年前
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4月のある1ページ

 空は晴れ、太陽の光と白い雲、青い空が広がる。部屋の中から外を見ていると、ずいぶん暖かそうな昼下がりだが、窓を開けてみると、風が強く、まだまだ寒い。晴れでも気温…

緑風渚
3年前
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エッセイストになるには

エッセイを読んでもらうには、相当面白いことを書き続けるか、何かほかの分野で卓越する必要があると思いませんか? エッセイは何が書いてあるかよりも、誰が書いているか…

緑風渚
3年前
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緑風渚の自己紹介

はじめまして。 小説家・エッセイストを目指している緑風渚です。 高校2年の時に、高校生のうちに何か芸術作品というか、自分の作ったものを残しておきたいと思って、小…

緑風渚
3年前
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秋と冬 はざまの大学4年生

秋と冬 はざまの大学4年生

22時。大学からの帰り道。吐いた息が白くなっていた。確かにマフラーがなかったら凍えていただろう。夜の自転車に乗りながら受ける風はは思った以上に寒い。
今週末には雪が降るらしい。もう自転車で大学に通えなくなると思うとちょっとだけ気が重たくなる。

気がつけば大学4年生である。もう大学の紅葉を見られるのも最後かもしれないと思って、何枚か写真に撮った。この季節になると地域の人がよく訪れていて、写真を撮っ

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冬と春のはざまの大学2年

冬と春のはざまの大学2年

今日は天気がいい。

そして暇を持て余している。いい身分の大学生である。部屋にいるだけは、もったいない。今は暇をつぶす道具がたくさんそろっていて、外に出なくても一日潰せる。スマホにパソコン、YouTubeとサブスク。しかしそれでは精神に悪い。

外に出て、大学のキャンパスのベンチで夏目漱石を読む。3月でも、まだまだ寒いのが札幌だ。春の気配は感じない。それでも、日が当たると暖かい。冬の終わりかもしれ

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悪夢

悪夢

 今日の午前4時。暑さで寝苦しかった僕は、けたたましいカラスの鳴き声に起こされて、なにげなくスマホを手に取り、インスタを開いた。普段はインスタなんてほとんど開かないのに。開いてみると、ある友人のインスタが目に留まった。きれいな横浜のホテルで恋人と誕生日を祝った、そんな6枚の写真だ。

 その瞬間、急に自分の中に嫌な、どす黒い感情が渦巻いたのを感じた。嫌悪。嫉妬。羨望。後悔。劣等感。憎悪。入り乱れた

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4月のある1ページ

4月のある1ページ

 空は晴れ、太陽の光と白い雲、青い空が広がる。部屋の中から外を見ていると、ずいぶん暖かそうな昼下がりだが、窓を開けてみると、風が強く、まだまだ寒い。晴れでも気温は6℃。桜も咲いていない。それでも虫たちは活動を始めている。網戸には小さなハエのような虫もいるし、カナブンも出てきた。

 大学の授業も始まった4月中旬。窓から見える木々はまだ枝だけの寂しい状態だ。ただ、地面には徐々に緑が見え始め、雪はもう

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エッセイストになるには

エッセイストになるには

エッセイを読んでもらうには、相当面白いことを書き続けるか、何かほかの分野で卓越する必要があると思いませんか?
エッセイは何が書いてあるかよりも、誰が書いているかの方が気になってしまう。その人がどんなことを考えているのか知りたいからエッセイを手に取っている気がします。オードリーの若林が、東大主席元財務省官僚弁護士の山口真由が、歌人の穂村弘が、どんなことを考えているのか興味があるから手に取るように。

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緑風渚の自己紹介

緑風渚の自己紹介

はじめまして。

小説家・エッセイストを目指している緑風渚です。

高校2年の時に、高校生のうちに何か芸術作品というか、自分の作ったものを残しておきたいと思って、小説を書き始めました。2万字の恋愛小説と4000字の短編を4作書いたのですが、自分は人生でほとんど苦悩したことがないので、面白い小説が書けませんでした。

大学生になった今は、毎日生きていて思ったことを書き溜めていけば、面白いものが作れる

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