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4月のある1ページ

 空は晴れ、太陽の光と白い雲、青い空が広がる。部屋の中から外を見ていると、ずいぶん暖かそうな昼下がりだが、窓を開けてみると、風が強く、まだまだ寒い。晴れでも気温は6℃。桜も咲いていない。それでも虫たちは活動を始めている。網戸には小さなハエのような虫もいるし、カナブンも出てきた。

 大学の授業も始まった4月中旬。窓から見える木々はまだ枝だけの寂しい状態だ。ただ、地面には徐々に緑が見え始め、雪はもう残っていない。

 札幌の4月は春らしくない寒さが続く。そして風が強い。年中風が強い気がする。春の感覚で薄着でふらっと外に出たら、思いのほか寒くて驚く。だからこたつも片付けず、家でぬくぬく過ごしてしまうのだが。ちなみに、風が強いのは、北西の季節風と地形が一致するからだそうだ。冬はこれで説明がつくが、春から秋に風が強いのは、何が原因だろうか。

 大学生活も早一年。好きな時間に起き、好きな時間に好きなものを食べ、こうして窓辺で日に当たりながらエッセイを書いている。なんだか優雅な時間だ。せっかく天気がいいので、午後はサイクリングに行こうかな。

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