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冬と春のはざまの大学2年

今日は天気がいい。

そして暇を持て余している。いい身分の大学生である。部屋にいるだけは、もったいない。今は暇をつぶす道具がたくさんそろっていて、外に出なくても一日潰せる。スマホにパソコン、YouTubeとサブスク。しかしそれでは精神に悪い。

外に出て、大学のキャンパスのベンチで夏目漱石を読む。3月でも、まだまだ寒いのが札幌だ。春の気配は感じない。それでも、日が当たると暖かい。冬の終わりかもしれない。

大学生活はそう長くない。すでに2年の後期である。将来に多少の不安を覚える程度で、経済的にも健康的にも精神的にも不安がないこの時期は人生でも贅沢な時間だろう。

だからこそ何もしていないからぼんやりと焦るのだろう。もっとできることがあるのではないかと。やるべきことがあるのではないかと。別にそんなことはないのだろう。きっと後でわかることだ。

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