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#創作
詩 浮き雲よ遠く遠くへ
いつのまにか
薄く伸びた雲は
まるで綿菓子の最後のひと巻き
たおやかな風は
熱と匂いのある景色を忘れ去る
わたしの歩く道が途切れるように
なにかと空を見上げる癖は
いつついたのだろうか
色付く前の落葉樹は
移ろいゆくものの躊躇いを
見逃す懐
ならば教えて欲しい
後ろに置いた荷物を
再び背負うか
置き去りにするか
この身はどちらを許すのか
今も耳に残る季節の残響
浮き雲の遠く遠くへ
ひぐらしよ
散文詩小説 弱き心天空に燃ゆ
note神話部3周年記念祭のための作品です。
今回のお題は選択制。指定された文言を作中に入れるか、指定された写真を見た上で、発想を飛ばした作品を仕上げるかの二択です。
わたしは写真を選択しました。また、作品に写真解釈の正誤は無いとの事です。
写真は創作部分の最後に掲示しますが「廃墟の神殿」を思い、妄想散文詩小説に仕上げました。
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散文詩小説
弱き心天空に燃ゆ
詩 nostalgia
ラジオから流れる
古いレコード盤の音はトンネル
燃え上がる事を恐れた熱が
行き場を探す事なく
燻った若い日々
綺麗になりきれない音は
ノイズを許し
ひとつひとつの足跡は
歩みに迷い
行ったり来たりを繰り返す
気が付けば
早すぎた夕空の月が時間を止めた
トンネルを引き返せば
そこに広がるのは恐らく星空
手の届かない
遠い遠い星空
*な〜んとなく、いつもわたしの気持ちにとって絶妙なタイミング