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詩 雪の足跡


手の平で受けるでもなく
 ただ甲に触れる雪

さして冷たくもなく 
 気にするでもない雪

わたしの歩みは何処まで来て

何処に向かうとしても

振り返る霞の中の記憶のきれぎれは

やがてひと肌のぬくみに
 溶けてゆく淡雪

いくらか後ろ髪を引かれても

それは雪が残した
 微かな水滴に似て


忘れてゆくとは恐らく

そういう事


ここの雪柳はもう少し先のようです。

しっかり咲いてから花テロに。

#詩 #創作  

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