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タイ#03 古都アユタヤと揺れる想い

◾️前髪切りすぎた&アイブロウを忘れる代償

なぜ、オン眉最後の旅として思い出になっているのかは、以下の通り。

アイブロウ忘れる→watsonsで購入→めっちゃ色濃い→眉毛濃い→全ての写真に眉毛濃い私が写る→眉毛にしか目がいかない→つらい

事実 : ただただメイクが下手なだけ。つらい。

2日目が始まる。

Day2 全身で歴史を浴びる

この日は午前バンコク半日観光、午後アユタヤ半日観光だ。「世界遺産 古都アユタヤ」を訪れる。しつこいですが、またしてもわたくしの世界遺産の知識を現地で披露する時がやってまいりました。(夫もほぼ聞いちゃいない)世界遺産検定の経緯はこちら。


午前バンコク半日観光は写真で振り返り。
8時スタートだったけど、すでに暑かった!

ワット・プラ・ケオ

美しい装飾

ワット・アルン

ワット・ポー

黄金の涅槃仏
すきまから涅槃仏
頭トゲトゲ涅槃仏

世界遺産 古都アユタヤ

昼食をとり、午後はアユタヤ半日観光へ。

世界遺産の勉強をしているときに「古都アユタヤ」はなぜかとても興味がわいた。アユタヤ朝はかつて国際貿易都市として繁栄したものの、ビルマ軍の侵攻により滅亡させられる。破壊された寺院や、首のない仏像達が、現在も残されている。ひとつの都がなくなるというのは、どういうことなのか。それを自分の目で、肌で、感じたかったからだ。

バンコクからアユタヤまでは、バスで1時間半ほど。道があまり良くないのか、体が何度も浮く。バウンドしまくり。ちょっと首痛くなる。

ワット・プラ・シー・サンペット

3基の仏塔が並ぶ、ワット・プラ・シー・サンペットは王室専用の仏教施設。

ワット・マハタート

ビルマ軍の侵攻により破壊された頭部のない仏像や、木の根に覆われた仏像の頭部が、その悲しい歴史を物語る。頭部だけが破壊された仏像が並ぶその場所は、そこに住む人々の「心」までもを徹底的に破壊しようとしたのだろうかと考えてしまう。

ワット・ヤイ・チャイ・モンコン

仏塔に登ることができるワット・ヤイ・チャイ・モンコン。白い涅槃仏が横たわる。

古都アユタヤの構成資産を数件だけだが周ることができて思ったこと。
世界遺産には登録基準(i)-(x)があるが、古都アユタヤは(iii)の『現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠。』により登録されている。
ここにはたしかに人々が暮らし、そして繁栄し、文化が生まれ、歴史を刻んだことが、アユタヤの遺跡から伝わってきたきがした。破壊されてもなお残る仏塔や仏像からは、当時の王の権力の偉大さと、職人たちの技術力の高さがうかがえる。
そして、私だけかもしれないが、とても悲しく重たい空気を感じる場所だった。

ワット・マハタートの、仏像の頭部が木に包まれて優しく微笑むその表情を前に、世界も優しさに包まれますようにと願わずにはいられない。

つづく。

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