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ママになって“繋がる“ことが大嫌いになった

ぶっちゃけると、私自身は横の「つながり作り」がめちゃくちゃ苦手です。地域サークルを作ってみたり、子どものグループカウンセリングなどの社会活動もしてるあなたが何言うとんねん、という感じかもしれませんが、今もって五人以上の交流の場に参加する時は、お仕事上以外において全く前向きではありません。

先日、「なんで繋がり作りが苦手なのにサークルを発足したんですか?」と素朴な疑問を聞かれて、私もハッとしました。
確かに、なんでやろ。。。今回は、この「繋がり」について考察してみました。

“繋がり“が嫌になった理由

そもそも、繋がりづくりが苦手と思い出したのは、子供を産んでからです。独身の時は特に意識すらしていなかったのですが、子育てにおける関係づくりのなかで、繋がりに対して苦手さや怖さが蓄積されていきました。

それは、突き詰めると、私自身が今まで「子どものためを思って、自分の意思に反く行動をし続けたこと」による、しんどさではないかと思っています。

前に、芸人の千鳥の大吾さんが「わしも大人やし、公園とかいって子供と一緒に遊んだりして楽しいわけやないし」と言っていて、松ちゃんやノブに「そらそうやけども!」と突っ込まれていたのですが、まさに私が同じタイプ。笑

子供の遊び(鬼ごっこ、かくれんぼなど)は別に自分は楽しくない(笑)し、その場で、知らない大人たちと一緒にとなると、各々が自分の子が他の子に粗相がないかを見てたり、反対の立場で見られてたり、を感じている自分に疲れる、というのもある。

わたしにとって、子育ての大半は、「自分のしたいこと」と重なる部分がなくて、繋がりはもちろんのこと“子供を中心とした繋がり“たち。

子育ては、こんなにも自分の生きたい方向性とは重ならないのか!というのは、正直生んでみて思ったこと。

「子供中心だからこそ、今まで繋がれなかった人と、ゆるく広く繋がれることが良い」と言う人も沢山いますが、私の場合は、もともとそんな浅く広く繋がりたい、という願望がなかったものだから、子供によって(無理矢理)広げられた、という印象ですらありました。

そもそも私は、年賀状の一枚ですら、送り主のエネルギー(想い、本音)を感じてしまうという繊細な気質があり、情報の取捨選択(主に捨てること)が下手くそです。若干の聴覚過敏もあったり、他者のいろんな感情をもただ拾ってしまうのですが、「浅く広く」の関係においては、「私はこんなやりとりや人数にしんどさを感じています」「グループラインはしんどいです」などという自己開示をする関係性にも至らないため、いつも関係の持続に難しさを感じています。

ついには“子育て“そのものが嫌いになる

そんな私でも、子育てにおいて横の繋がりは大事と漠然には思っていたので、色々と試みました。

私自身は、子供を中心とした繋がりを求めていないけど、そんな私が原因で、我が子の機会が減るのは子供に申し訳なかったのです。自分の気持ちは横に置き、私なりに繋がりづくりをしてきました。

まず、子供が多くいればいるほど、その子を拠点にグループメールやグループラインがあるのですが、かなり無理してJOINしてみたり、私自身は正直「どうでもいい」と思っていることだけど、他の人はそう思っていないかもしれない、という恐怖から、極力色々なことをはみ出ないように横の子育てと合わせてみたりしてきました。

こんなことを繰り返すうちに、私は緩やかに“子育て“と、“子ども中心に繰り広げられる繋がり“が大嫌いになりました(笑)

“自分のまま“繋がることが何より大事

ここにきて分かったことは、3つあります。

私は単に“いろんな人と繋がりたい“のではなく、“人に合わせ(れ)ない自分“のまま、誰かと繋がりたいのだ、と言うこと。
私が超頑張って横に合わせたところで、実際は私も子供も、はみ出てること。笑
コミュニティに所属することが大事なのではなく、そのコミュニティにいる自分を好きになれるかどうかが大事であること

最近、孤立を防ぐ目的で、交流の場がたくさん産まれているけれど、「それってそんな大事なこと?」とどっかで思っていました。

何故なら、私自身が、コミュニティによって救われた経験が少なく、むしろコミュニティによって生きづらさが増したことの方が多かったからです。

今まで私と似たような感覚値の人と会うことはごく稀で、そういった人はコミュニティに期待がなく、そういった類に主だって属していなかった。

そんなこんなで、結局どこまで多くコミュニティが作られたとしても、結局は私とは話の合わない“マジョリティのための交流の場なのだろう“という固定概念を崩せなかったのです。

色々10年近くの努力の結果としては、コミュニティの中で、自分を殺して繋がっても、結局孤立する、ということを学びました。

そしてこれからどう関わっていくか

一旦、今までの繋がりから身を引いて、新たに、自分を殺さず繋がったらどうなるか、、を体感して生きています。

まずは、「自分がいいと思う自分」と「よくないと思う自分」をそのまま感じてみることから。

そして、この自分好き!と感じた時に、周りにどういう人がいるか、を明言化するようしています。

それ以上に大事なのが、この自分が嫌い、などネガティブな感情を感じた時もそれを感じて言語化することです。

繋がることが嫌いなのに、なぜ自分がいろんな場所づくりをしているのか?の問いの回答、それは、私自分が自分が所属したいと思える場所を模索していたからだったんだな、と。

自分の居場所づくりを自分で立ち上げたところですら、やっぱり違ったということも多々あります。まさにトライアンドエラー。

このトライアンドエラーで、自分の生きづらさの原因はこれではなかった、とさらに細分化されていくのです。まさに自分の取扱説明書を作成していく作業です。

こうやって、一つ一つを理解していく作業は泥臭いけど、絶対必要な作業なんだと自分自身も体感中です。この泥臭い作業は一人でやると波があるから、寄り添ってもらえるといいですよね。

あなたの心の中を言語化していくリーディング&コンサル


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