見出し画像

【メントレ】パフォーマンスの質を下げる⁉ストレスが身体に与える影響

アーティスト専門の心の悩み相談屋改め、アーティスト専門メンタルサポーター、山口美智代です♪

2023年からは後者の肩書にしようと思っています。(HPなどリフォーム中)
引き続きよろしくお願いいたします。


こんなことありませんか?

✓緊張やプレッシャーに弱く、ライブがうまくいかないことがある
✓ライブを最後まで楽しめず、終わった後も反省しっぱなし
✓練習やリハーサルでうまくいってたのに、本番でまさかの失敗

これらの原因は自分の心の弱さや練習不足が原因だと思っていませんか?

それ、もしかしたらストレスが原因かもしれません。

そのストレスはライブをする過程の中で生まれたものかもしれないし、ライブに関わる人たちとの対人関係から生じるものかもしれないし、プライベートで起こった出来事や、生活習慣などが考えられます。

ストレスって何?

そもそもストレスとはどんなものなのでしょうか?

そもそもストレスとは、外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態のことです。外部からの刺激には、天候や騒音などの環境的要因、病気や睡眠不足などの身体的要因、不安や悩みなど心理的な要因、そして人間関係がうまくいかない、仕事が忙しいなどの社会的要因があります。つまり、日常の中で起こる様々な変化が、ストレスの原因になるのです。

https://www.mhlw.go.jp/kokoro/first/first02_1.html#:~:text=%E3%81%9D%E3%82%82%E3%81%9D%E3%82%82%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%80%81%E5%A4%96%E9%83%A8,%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E7%9A%84%E8%A6%81%E5%9B%A0%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
厚生労働省「知ることからはじめようみんなのメンタルヘルス」

たとえばこれをミュージシャンに置き換えてみると…
ミュージシャンは繊細な人も多いので、ちょっとした環境の変化を敏感に感じ取り、それによって曲ができることもありますが、ストレスになることもあります。(環境的要因)

また、昼夜逆転の生活をしていたり、飲み会の機会が多かったり、運動が苦手な人もいるでしょう。(身体的要因)

ネガティブ思考だったり、自己否定的になりやすい方もいるでしょう。(心理的要因)

バンドメンバー、音楽仲間、ライブハウスのスタッフ、プロデューサー、ファンの人たち、もしくは家族やプライベートでも人間関係で悩むことは多いかと思います。(社会的要因)

ストレスがかかっていると誰でも嫌な感情になりますが、人間本来の心や体の構造・機能に欠かせないもの。
うまく乗り越えることで人間的に成長することができます。

ストレスのない人生というのは、いろんな人がこの世界に共存している限りあり得ないので、そういうものだと受け止めるしかありません。

ストレスがかかった時の身体の反応

では、このようなストレスがかかった状態だと、身体にはどんな反応が起きるのでしょうか?

・心拍数が上がる
ほとんどの人が経験したことがあると思います。

・呼吸が浅く、速くなる、過呼吸になる
メンタルトレーニングを勉強してはじめてわかったのですが、わたしが本番のあとにいつも感じる息苦しさや倦怠感、異常な疲労感は演奏中のこれが原因でした。
演奏中の呼吸を今まで意識したことがなかったので目から鱗でした。

・汗が止まらなくなる
これもわたしがよく感じていたことですが、冬場で手足は冷たく冷え切っているのに、以上に手や足に汗をかくということがありました。

・筋肉がこわばる
これもはじめて気づいたのですが、本番に限っていつも弾けるフレーズが弾けなくなることがありました。
これは、プレッシャーによって力み過ぎていたことにのちのち気づきました。

ほかにも、落ち着きがなくなったり、手が震えたり、めまいがしたり、トイレが近くなったり、腹痛や頭痛になりやすい方もいるかもしれません。

なぜこんなことが起こるの?

これらのような反応を、「闘争・逃走反応」といいます。
これは原始時代、獣に遭遇してしまったときの反応の名残だそうです。

さきほど紹介した反応が出てしまうのは、身体がストレスに対処する準備をしているからなのです。

「火事場の馬鹿力」というものがありますが、緊急事態が起こった時、人は普段ではあり得ない力を発揮することがあります。

これはアドレナリンが出て、血中に流れ出すことで身体の準備が整うからです。

しかし、パフォーマンス中はどんなにアドレナリンが出ても戦ったり逃げたりすることができません。

特にパフォーマンスが低下する一番の原因は筋肉がこわばってしまうことです。

皆さんも緊張したりミスしてしまうと身体が固まってしまったという経験はありませんか?

緊張することで内からこみ上げる感情の熱量が上がるのはいいことですが、身体はリラックスさせておかなければなりません。

身体のこわばりを防ぐにはどうしたらいいの?

まずは自分がプレッシャーを抱えているときに身体のどの部分がいちばんこわばりやすいかを把握することが大事です。

たいていの場合、パフォーマンスにおいていちばん使う筋肉がこわばることの方が多いようです。
歌う人なら喉や呼吸に関わる場所、ピアニストなら手や腕、上半身など。

自分にとってこわばるとパフォーマンスに影響を及ぼす筋肉がわかったら、そこに意識を持っていき、本番前や本番中にリラックスさせる方法をトレーニングしていきます。

このトレーニング方法についてはまた別の機会にお話しします。
今回はここまで。

ご案内

この記事についてご不明点などありましたら下記よりお気軽にお問い合わせください♪

LINE公式アカウントからのお問い合わせはこちら↓

メールでのお問い合わせはこちら↓


記事を読んだけどうまくいかない・改善しない場合は大事なライブがある人のための演奏メンタルトレーニングもご活用ください。

大事なライブがある人のための演奏メンタルトレーニングでは現役ピアニストの筆者による対面やテレビ電話でのレッスンを行っております。
興味のある方はこちら↓


この記事が役に立った方はぜひスキ、フォロー、サポートをお願いします♪
日々の励みになります。

最後までお読みいただきありがとうございました♪

よろしければサポートお願いいたします。 たくさんのアーティストさんの力になれるよう活動してまいります!