マガジンのカバー画像

ブログ

100
チェンバロ奏者の日記です。音楽のこと、美味しいもののこと、素敵な人のこと。日々のぶつぶつを書こうかな?
運営しているクリエイター

#モダンチェンバロ

Fantasia con Echo

Fantasia con Echo

高橋明日香さんのCD シュテープス、リコーダー作品集 CDの中の曲です。
ファン・エイクのソロリコーダー作品にチェンバロ伴奏を加えたハンス・ウルリヒ・シュテープス版です。

シュテープスの楽譜にはklavier/Cembaloとなっていますが、今回(およびCD)ではモダンチェンバロで弾いています。

使用楽器は Neupert Harpsichord Bach です。
CDでも同じ楽器を弾いてい

もっとみる
リヒャルト・シュトラウス生誕160年「Capriccio」Op.85

リヒャルト・シュトラウス生誕160年「Capriccio」Op.85

今朝、リヒャルト・シュトラウスのコンサートの記事が出ていました。
「リヒャルト・シュトラウス 160周年生誕祭」が行われるということです。

ネット記事は最後に貼っておきます。

シュトラウスに関係の深いイゾルデ・アールグリムについて、そして最後のオペラ作品「Capriccio」について書いておこうと思います。

アールグリムはドイツの作曲家リヒャルト・シュトラウスの親友であり、1943年にウィー

もっとみる
高橋明日香さんのリコーダーCDが完成しました。

高橋明日香さんのリコーダーCDが完成しました。

今年4月に録音したハンス・ウルリヒ・シュテープスの作品集のCDが完成しました。

このCDはピアノ、モダンチェンバロ、リコーダーアンサンブルといろいろな組み合わせでリコーダーを楽しむことが出来る一枚です。ハンス・ウルリヒ・シュテープスが活躍した時代はちょうどモダンチェンバロの隆盛期です。その時代性を考慮してモダンチェンバロで演奏しています。モダンチェンバロで聴くとまた新鮮にも感じます。

とても美

もっとみる
iPad 用のペダル

iPad 用のペダル

iPad用のペダルも買ってみました。

専用のは売り切れていたのでとりあえずamazonで買ってみました。
サクサクと譜めくりが出来、なんてスムーズなんでしょう!
モダンチェンバロだとこの辺の位置になりますかね。
右足で踏みます。
もともとモダンチェンバロのペダル5本を両足で操作しますので、+譜めくりペダルが加わり、混乱中です。

ヒストリカルなら全く問題ないんですけど。(楽器にペダルがないですか

もっとみる
チェンバロの音の作り方で悩む

チェンバロの音の作り方で悩む

これなんですけどね。

これの意味するものは第2鍵盤(上の鍵盤)で8フィートと16フィートをaccompagnamento(一緒に)といった意味です。この2つの音色を重ねて音を作ります。
と言うことですが、
まず16フィートはモダンチェンバロの下の鍵盤にのみ備わっています。
少なくとも私のノイペルトチェンバロは下鍵盤に8 と 16.
上鍵盤は8 と 4です。
ノイペルトで弾こうとすると、表記の仕方

もっとみる
まだまだ続くよ!現代スペイン。

まだまだ続くよ!現代スペイン。

やっとiPad に慣れてきたので楽譜をスキャンして保存中です。
現代音楽の楽譜は大きさがバラバラで不規則なんですよ。
今まではコピーを取るのがとっても大変で実際の楽譜で弾いていたんですが、不便と言えば不便でした。
さすがに自筆譜ではないですが、直接書き込みをして頂いた楽譜や貴重なサインや全部持って歩いていたようなもので、あ~ぁ、恐ろしい!
思い切って切り替えて良かったです。
今は先日の作品のモダン

もっとみる
福島県いわき市の16’ハープシコード

福島県いわき市の16’ハープシコード

16フィート付きハープシコードを弾きに福島県へ。いわき芸術文化交流館所蔵です。

楽器の説明はいわきAliosブログより引用します。

バッハが愛した音色を求めて
――いわきアリオスの16フィート弦付きチェンバロについて

モデル名:ツェル/ハス モデル(Zell/Hass 1754)
製作者:マティアス・クラマー Matthias Kramer's (ハンブルグ、2008年製)
『このモデルの楽

もっとみる
モダンチェンバロとヒストリカルチェンバロ

モダンチェンバロとヒストリカルチェンバロ

先日のレコーディングで気がついたこと。お話を頂いた時に、最初はリコーダーとの合わせものということでバロックを意識しましたが、プログラムはシュテープス(1909ー 1988)オーストリアの作品。(1956年、1971年、1989年)。モダンチェンバロでやりたいというご希望でした。
さて、この時代、チェンバロといえばモダンチェンバロからヒストリカルチェンバロに世の中の興味が移行していく時代です。しかも

もっとみる
モダンチェンバロ、プチトリップ

モダンチェンバロ、プチトリップ

埼玉県富士見市にある「キラリふじみ」に行ってきました。
録音のための3日間の小旅行。

きれいなホールですね。
様々なイベントや公演が行われています。

モダンチェンバロを持ち出すとなると結構大変です。
久しぶりの外出です。

せっかくなので記念撮影。

CDの宣伝は、またそのうちに。

アートにエールを!

アートにエールを!

しつこいんですが、3月31日でアートにエールを!は閉鎖になりましたが、こちらに載せたデータも消えてしまいました。
もう一度載せてみます。

東京都に送った元データです。

モダンチェンバロとヒストリカルチェンバロで悩む

モダンチェンバロとヒストリカルチェンバロで悩む

チェンバロには大雑把に言って2つの種類があります。バロック時代に活躍し復元されたヒストリカルチェンバロと約100年ほど前に新しく作られたモダンチェンバロです。私は両方の楽器を弾くのですが、コンサートをする時はどちらで弾くか、いつも迷います。

現代の作品では楽器の指定がある作品は迷わないんですが、バロック時代の曲を弾く時、悩むんですよね。もちろんヒストリカルチェンバロで弾くのが一番なのですが、私の

もっとみる