Michiyo Honma (本間みち代)

モダンチェンバロを弾いています。 19世紀末からヨーロッパで活躍してきた楽器ですが、近…

Michiyo Honma (本間みち代)

モダンチェンバロを弾いています。 19世紀末からヨーロッパで活躍してきた楽器ですが、近年、歴史的楽器の陰に隠れたように見えます。私はその歴史と演奏を続けています。教室ではチェンバロ、オルガン両方向からバロック音楽を中心に研究しています。20歳になるにゃんこと暮らしてます。

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    チェンバロ奏者の日記です。音楽のこと、美味しいもののこと、素敵な人のこと。日々のぶつぶつを書こうかな?

  • Contemporary Harpsichord

    現代のハープシコードに関するサイトです。 20世紀以降現在進行形で世に発表されていく新しい音楽をまとめていきます。音楽・作曲家・作品の入手方法・演奏家・ハープシコード製作家などを紹介します。 徐々にまとめていきますが、とりあえずは6月23日の「現代スペインチェンバロ音楽」の会に向け、まとめていきます。

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    バロック時代の代名詞のようなチェンバロって、いつ、どこで、誰が、復興させたんだろう?

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    チェンバロのバロック部門の記録や思いつきなどをつぶやきます。 コロナ禍に続けたノン・ムジュレの演奏もまとめました。

最近の記事

Peter Piel

18日のオルガン研究会のための資料整理 「ドイツ」 Peter Piel (1835~1904) 教会音楽改革運動の先駆者の一人。 1800年後半にドイツで始まった教会音楽の改革を求める啓蒙主義の自由化に対する反動、セシリア運動の理念に忠実であった。 41のミサ曲を含むオルガン作品を残す。 60のハルモニウム曲集がとても美しく、オルガン初期教育にも使いやすい教材なので注目していました。 Kemenで学び、Boppardの王立学校の神学校教師を経て王立音楽監督として亡くなる

    • 道川栄子展 ー四季の陶ー

      神楽坂アユミギャラリーで5月3日から5月8日まで開催中です。11:00〜19:00(最終日:13:00〜17:00) 入り口から正面、どどんと迫力あります。 作陶された作品が写真でも生き生きと。 道川さんの作品集も会場で販売されています。 アユミギャラリーの外から。 格子の隙間から覗いてみました。 土の物っていいですねー。 ほっこり温かい。

      • Juan Eiras氏

        第11回 Matin Codax 音楽賞にエントリーしているJuan Eiras氏のデータです。

        • 一水寮、悠庵、つくも庵と宮下智吉さんの漆の器

          何度かご紹介している新宿区の路地裏のスポット。 ここにはフランス料理屋さん、いくつかのギャラリー、メガネ屋さんがあります。 今回の展示はこの中のつくも庵です。 宮下さんの温かい笑顔が迎えてくれます。 宮下さんの漆器の深い色合いがとても素敵です。 5月7日17時まで 建物について 一水寮(いっすいりょう)は、東京都新宿区横寺町に所在する歴史的建造物(民家)である。登録有形文化財に登録されている。 一水寮は、1951年(昭和26年)、高橋博が開設した高橋建築事務所によって、

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        記事

          https://fb.watch/rOGNsmA7Ae/? スペイン・ガリシア Martin Codax音楽賞ファイナリストたちの前夜祭 FacebookからNoteに貼るのが難しい。 4月に掲載したのはどうも見れないようで、 どうですか?どうやればいいの〜?

          https://fb.watch/rOGNsmA7Ae/? スペイン・ガリシア Martin Codax音楽賞ファイナリストたちの前夜祭 FacebookからNoteに貼るのが難しい。 4月に掲載したのはどうも見れないようで、 どうですか?どうやればいいの〜?

          2024年 5月 日記

          5月9日雨ですねー。 5月8日急な雨に降られてサイゼリアで一休み 安くて気軽に入れてささっとおいしいものが出てくるので大好きです。実はよく利用しているんです。 私がこだわっている1900年前後のことですが、先日書いた川上貞奴と音二郎のこと。 彼らをフランスパリの1900年の万博に招聘し、大成功を収めるきっかけを作ったのが、ロイ・フラー。アメリカ出身のダンサーで、モダンダンスと舞台照明技術のパイオニアです。独特な即興ダンスを発展させ、自分の振り付けに絹のコスチュームを纏っ

          日本茶を五感で楽しむワークショップ

          神楽坂駅前にあるAKOMEYA このゴールデンウィークは日本茶と日本茶を楽しむワークショップが行われています。 5月12日まで 正式名称は 「日本茶を五感で楽しむワークショップ 全国のお茶を楽しめるポップアップストア」 です。 今日はたまたま夕方の散歩の時に立ち寄りまして、滑り込みセーフでお茶をゲットしました。 静岡県牧之原市のお茶農家のお茶をいただきました。 「釜炒り茶 柴本」の柴本俊史さんが丁寧にお茶の話をしてくれました。 釜炒り茶の製造販売をしていることやヤギ

          日本茶を五感で楽しむワークショップ

          「アンネの日記 」Roberto Oliveiraさん

          アンネの日記 スペインのパーカッショニストであるOliveiraさんが「アンネの日記」について語っています。 私はEnrique.X.Maciasさんの研究者であるOliveiraさんとMaciasさんの曲を通して知り合いました。日本語版の「アンネの日記」を探しているということで数冊送りました。役に立っているかなぁー。日本では子供用の簡易版からあります。もう一度読み返してみたい本です。 コレクションは11カ国、60冊以上お持ちです。ガリシア語版が欲しいということで探している

          「アンネの日記 」Roberto Oliveiraさん

          Menuet チェンバロ再発見 No.3

          Menuet Favori de Madame de Maintenon (Piece de Clavecin) 1896年 チェンバロ再発見No.1の「Les Adirux」は1876年でした。 チェンバロ再発見 No.2は Eduard Chavegndの1885年の「Histoire d'une Marionnette]です。が、後にChavegnadはまた登場しますので、そこでまとめてみようと思います。 次に見つけたのこの曲です。 楽譜には再構成reconstitu

          Menuet チェンバロ再発見 No.3

          Juan Eirasの新しいVideo

          第11回 マルティン・コダックス音楽賞に関するエントリー情報です。 ガリシアの作曲家 Juan Eirasが受賞できますように! 昨年6月の私のコンサートのデータも含まれました。 とても光栄です。 433のエントリーの中から57のファイナリストが絞られました。 Juan Eirasの作品もその中に選ばれました。 https://fb.watch/rOGNsmA7Ae/? Martín Códax presenta os 57 proxectos finalistas

          Juan Eirasの新しいVideo

          https://www.facebook.com/share/v/wWqz9yahULd6YiFF/ ガリシアの作曲家で、大切な友人のJuan Eirasがビデオを製作しました。 私の【GYOTAKGU】も参加してます。 ぜひ、ご覧下さい

          https://www.facebook.com/share/v/wWqz9yahULd6YiFF/ ガリシアの作曲家で、大切な友人のJuan Eirasがビデオを製作しました。 私の【GYOTAKGU】も参加してます。 ぜひ、ご覧下さい

          白日居 岸野圭作展 小さな日本画としあわせ

          以前から気になっていたギャラリー「白日居」。 神楽坂駅から徒歩1、2分のビルの3階です。 岸野圭作展 小さな日本画としあわせ    4月30日まで 扉を開けたら別世界ですよ。 落ち着いた空間が始まります。 岸野氏の日本画が一点一点精緻な線を紡ぎます。 心・楽しい・柔らかい。 ギャラリーの空間、とても素敵でした。 白日居は通常は書道教室だそうです。

          白日居 岸野圭作展 小さな日本画としあわせ

          宮下智吉 漆の器展

          宮下さんの漆のお皿を持っています。 和菓子にもよく合う、可愛い器です。 今日は神楽坂駅すぐのフランス菓子オー・メルヴェイユのお菓子を乗せてみました。 可愛いでしょう! その宮下さんの個展のお知らせ 神楽坂の路地のギャラリーです。少し前に紹介した素敵なリノベーションの一角です。 ほっこりしに行くつもりです。

          宮下智吉 漆の器展

          Les Adieux チェンバロ再発見 No.1

          この曲には1876年の記載があります。作曲年なのか?出版年なのか?表紙に「Clavecin」と書かれ、最も初期のチェンバロ作品と言えます。 この曲の成り立ちについて チェンバロ(クラヴサン)の現代復活時期に関しては公には1889年のパリ万博でのLouis Diemerの演奏です。その時使用された楽器は偶然発見された、1769年製、パスカル・タスカン製作の楽器に間違いはありません。 この楽器は1882年にトマシー二によって修復されたという記載がされています。発見時期は不明です。

          Les Adieux チェンバロ再発見 No.1

          ChavellosーGargamala

          スペインの民族音楽にとても興味が湧きます。 知識がなくて用語一つにも悩みます。 この民族音楽がとても好きで、調べています。 youtubeからいくつか拾ってみます。 ガルガマラは正式にはサンタ マリア デ ガルガマラのことで、ガリシア自治州ポンテベドラ県に属するモンダリス市にあるスペインの教区です。 Juan Eiras氏の活動している場所はビーゴという町で、そこもガルガマラの教区に入るようです。 教会区の教会でしょうか?サンタ マリア デ ガルガマラ。 サンチャゴ市立

          スペインの新曲

          昨年6月に行った「スペイン現代チェンバロ作品リサイタル」で弾いたJuan Eiras氏の書いてくださった「魚拓」がスペインの出版社 Makaral Edicionsから出版されました。 今日送られてきました。 以前の記事を貼り付けておきます。 スペインではヘノエバ・ガルベス氏という素晴らしいチェンバロ奏者がいらっしゃいました。多くの作曲家が彼女のために作品を書き、チェンバロの歴史が続いてきました。 スペインといえばスカルラッティ、ソレール、ロドリーゴなどチェンバロの魅力あ