Michiyo Honma (本間みち代)

モダンチェンバロを弾いています。 19世紀末からヨーロッパで活躍してきた楽器ですが、近…

Michiyo Honma (本間みち代)

モダンチェンバロを弾いています。 19世紀末からヨーロッパで活躍してきた楽器ですが、近年、歴史的楽器の陰に隠れたように見えます。私はその歴史と演奏を続けています。教室ではチェンバロ、オルガン両方向からバロック音楽を中心に研究しています。21歳になるにゃんこと暮らしてます。

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    チェンバロ奏者の日記です。音楽のこと、美味しいもののこと、素敵な人のこと。日々のぶつぶつを書こうかな?

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    チェンバロのバロック部門の記録や思いつきなどをつぶやきます。 コロナ禍に続けたノン・ムジュレの演奏もまとめました。

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    バロック時代の代名詞のようなチェンバロって、いつ、どこで、誰が、復興させたんだろう?

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    現代のハープシコードに関するサイトです。 20世紀以降現在進行形で世に発表されていく新しい音楽をまとめていきます。音楽・作曲家・作品の入手方法・演奏家・ハープシコード製作家などを紹介します。 徐々にまとめていきますが、とりあえずは6月23日の「現代スペインチェンバロ音楽」の会に向け、まとめていきます。

最近の記事

関口フランスパン

今日喫茶店で温かい作りたてのクラブハウスサンドイッチを食べながら、このお店の歴史を読んでいました。フランスに修行に行った長尾鉀二が1888年に工場長になって関口町に創業したパン屋さんでした。 その当時のフランスで本格的なフランスパンの製法を学び、日本に持ち帰った本場ものです。 創業136年です。 1888年??? 1889年、フランスで行われたパリ万博博覧会。その前年ではないですか! この時がチェンバロにとって記念すべき万博で、ルイ・ディエメが1769年製のタスカンのオリジ

    • 文京区関口町の関口パンのイートインにて。 クラブハウスサンド。 熱々のサンドイッチ。チーズ、トマト、ハム。 創業136年です。1888年といえばパリ万博の前年ですね。 その頃フランスに修行に行った長尾鉀二が持ち帰って始まったパン屋さんです。

      • 浅妻文樹先生

        9月1日に日記に、イ・ムジチ合奏団のことをちょっと書きました。 フェリックス・アーヨの素晴らしい演奏をyoutubeで見つけて思い出していました。 ヴィヴァルディは確かにイ・ムジチのおかげで知りました。 四季を皮切りにテレマン、 ヘンデル、 バッハなどの合奏曲を知りました。 浅妻文樹先生率いる東京アカデミカー・アンサンブルでヴィヴァルディの「四季」は何度となくお手伝いさせていただいた思い出があります。コンサートホールであったり野外であったり。定番中の定番でした。山田貢先生の

        • ドラランド

          ミシェル・リシャール・ドラランド Michel-Richard Delalande (1657年12月15日 - 1726年6月18日)は、ルイ14世に仕えたフランスのバロック音楽の 作曲家、オルガン奏者。グラン・モテットの最も重要な作曲家の一人。また、管弦楽曲「王様のための交響曲」やバレエ曲も作曲した。 フランソワ・クープランは父シャルル、叔父ルイの元、生まれながらにしてオルガニストになる人です。最もルイは1661年に亡くなり、フランソワは1668年に生まれているので会う

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          神楽坂の真ん中あたりの居酒屋さんでサバの黒煮定食を食べてきました。 気になってました。骨までホロホロ、魚串の店です。 美味しかった〜。

          神楽坂の真ん中あたりの居酒屋さんでサバの黒煮定食を食べてきました。 気になってました。骨までホロホロ、魚串の店です。 美味しかった〜。

          ド・ラランド 深き淵より

          キリスト教での葬儀について調べていたら興味深い記事がありました。 一般民衆の為の葬送音楽  メルシェの『18世紀パリ生活誌』をみると、当時のパリではどんな葬儀が行なわれていたかがわかる。教会で行なう儀式には宗教音楽がつきものである。「葬式というものはわびしい儀式ではない。金持ちは大きな灯明を立て、教会にあるありったけの銀器で飾る。寺院の列柱は黒幕で包み、豪華な刺繍をほどこした黒い掛布で棺を蔽い、パイプオルガンの低音の伴奏で、『深き淵より』を歌ってもらう。」  葬儀、回向、

          ド・ラランド 深き淵より

          夜明けを待つ。 「死」の理解の仕方には様々あるのだと思うけど、佐々さんのこの本に載っている言葉はどれも辛いけど納得させてもらえる何かがあるように思いました。 あー、すごいな。「私は死に方を知らないが、きっと体は知っている」。

          夜明けを待つ。 「死」の理解の仕方には様々あるのだと思うけど、佐々さんのこの本に載っている言葉はどれも辛いけど納得させてもらえる何かがあるように思いました。 あー、すごいな。「私は死に方を知らないが、きっと体は知っている」。

          江戸川橋のAbatsのりんごのピクルスが絶品です。大山鶏のハムは中が生で生ハムのような感じ。味がしっかりしていてとても美味しいです。添加物無しなので一週間以内にお願いします。とのこと。美味しいからとても一週間は保たないです。白レバーのパテ、鶏のコンフィ、ピクルス。早大通りの入り口

          江戸川橋のAbatsのりんごのピクルスが絶品です。大山鶏のハムは中が生で生ハムのような感じ。味がしっかりしていてとても美味しいです。添加物無しなので一週間以内にお願いします。とのこと。美味しいからとても一週間は保たないです。白レバーのパテ、鶏のコンフィ、ピクルス。早大通りの入り口

          先日いただいたゴーヤですが、チップスにしました。 油で揚げたゴーヤが好きです。苦味はあまり感じません。感じないというか、ちょうど良い。 塩をぱらりと振ったらあっという間に無くなりました。

          先日いただいたゴーヤですが、チップスにしました。 油で揚げたゴーヤが好きです。苦味はあまり感じません。感じないというか、ちょうど良い。 塩をぱらりと振ったらあっという間に無くなりました。

          中山晋平記念館

          2015年の春に信州中野の中山晋平記念館に行きました。 友人が館長を務めていた時でした。 ちょうどコンサートもあり、中山晋平の歌曲を聴くことができました。 この記念館は両翼の資料室を挟んでホールがあります。 信州の山やまに抱かれたかわいいホールです。 詳しい資料をいただいて中山晋平を知ることとなりました。 中山晋平(1887年生まれ1952年死去) 1908年に東京音楽学校(現・東京藝大)ピアノ科入学。 山田耕筰とは1歳違いでした。学生の頃から「早稲田文学」編集をしながら

          Extrait du・・・・・

          1900年初期にバロック時代の音楽を紹介した楽譜が出版されています。 チェンバロ音楽がかなり古くからピアノでも楽しまれていたわけです。 パリ音楽院のピアノ科の生徒を中心に弾かれていたのでしょう。 この本の編集・出版に携わっているのはLouis Diemer. 彼は初めて1889年のパリ万国博覧会でチェンバロを弾いた人物です。 1769年製のタスカンの楽器を弾いたのです。 この楽譜集は表紙にTranscrites とあります。転写または書き写すということですが、 この楽譜集の

          https://youtu.be/cHooQD-til4?si=kREh86sN76FLuabB アレルヤ唱:古ローマ聖歌のアレルヤ唱から。現在のローマ聖歌で歌われる "Dies Sanctificatus" や "Video Celos Apertos" に通づるメロディ。この旋律はヴァチカン図書館の所蔵する。

          https://youtu.be/cHooQD-til4?si=kREh86sN76FLuabB アレルヤ唱:古ローマ聖歌のアレルヤ唱から。現在のローマ聖歌で歌われる "Dies Sanctificatus" や "Video Celos Apertos" に通づるメロディ。この旋律はヴァチカン図書館の所蔵する。

          ゴーヤはどう食べる?

          ゴーヤはどう食べる?

          古屋郁 Kaoru Furuya「猫タクシー、パイナップル、赤い小屋」

          神楽坂 eitoeiko 2024年8月31日〜9月21日 小さい生き物はかわいいし、シルバニアファミリーみたいに大きいものが小さくなるとかわいい。私はそういうものに囲まれて能天気に育ってきたのだ。‘かわいい‘には造形のかわいさと同時に‘尊い‘一緒にいたい‘の意味も込められている、と思う。 ー古屋郁ー 秋だ!気持ちが良いです。 猫に会いに神楽坂へ。

          古屋郁 Kaoru Furuya「猫タクシー、パイナップル、赤い小屋」

          2024年 9月 日記

          9月20日有楽町線江戸川橋駅近くにある老舗パン屋さん、関口パン。 東京カテドラル聖マリア大聖堂に向かって上っていく道の左側に本店があります。緑に囲まれてとても良い雰囲気です。 今日はそこではなく、駅のすぐ近くのイートイン付きのお店へ。 なんとも丁寧なサンドイッチでした。 9月17日Diana Bishというオルガニストのyoutubeで知ったオルガンです。 素晴らしいですね。589年も経っていてもフェスティバルで演奏に耐える。 世界最古のスイス ヴァレールシオン大聖

          1500年代のピエール・アテニャン。 https://youtu.be/l9dbhQQ-mY4?si=xDqf-GmEqxFVYGJM

          1500年代のピエール・アテニャン。 https://youtu.be/l9dbhQQ-mY4?si=xDqf-GmEqxFVYGJM