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チェンバロ創世記

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バロック時代の代名詞のようなチェンバロって、いつ、どこで、誰が、復興させたんだろう?
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記事一覧

Extrait du・・・・・

1900年初期にバロック時代の音楽を紹介した楽譜が出版されています。 チェンバロ音楽がかなり…

装飾音、これは習慣なのか?

バロック時代のフランスのチェンバロ奏者の作品集。 全4巻出版されましたが、現在はそのうち2…

エタ・ハーリッヒ=シュナイダー

毎年、終戦記念日のこの日、思い返すのが、エタ・ハーリッヒ=シュナイダー女史のことです。戦…

2つの古楽器協会

Société des Instruments Anciens Louis Diemerが古楽器協会を設立したのが、1895年。 Lou…

Louis Diemer plays・・・・・・・

Louis Diemerについては今までに何度も取り上げてきました。 チェンバロの復興に大変重要な人…

映画の話 2

2013年のスタジオコンサートでプロジェクターを使って演奏しました。 Jean Absilの易しいピア…

映画の話 1

10年ほど前から1900年頃の音楽や娯楽のことを調べています。私が長年弾いてきたモダンチェンバロがいつ出来たのか、その頃の人々はどんな音楽を聴き、どんな娯楽を楽しんでいたのか、ついでにどんなものを食べていたのかも興味があります。 1900年頃の街の様子を見て、音楽をつけてみようと思い、10年ほど前にyoutubeにあげてみました。 もちろん、全然関係ない音楽なのですが、ピッタリな気がします。無理矢理ですけど。 モダンチェンバロで音楽をつけてみました。 ここから映画のこと

フランソワ=アンリ・クリコとポワティエ大聖堂

バロック期に活躍したオルガンビルダーの音を聴きたくて、ウロウロしています。 ポワティエ大…

Neupert Harpsichord Bach

楽器の名称は正確にはこうです。 私の使用しているモダンチェンバロはノイペルト社のNeupert …

Histories d′une Marionnette チェンバロ再発見 No.2

ノイペルト・バッハモデルで録音してみました。139年前のその当時のチェンバロ現代曲です。 H…

いろいろな記譜法

オルガン研究会でフローベルガーの「ブランクロシェを偲んで」を弾くにあたり、いろいろわかり…

ウィーン万博と薩摩焼

川上音二郎、貞奴一座がどんな時代に世界を巡業していたのか、1900年にロイ・フラーの招きでパ…

Menuet チェンバロ再発見 No.3

Menuet Favori de Madame de Maintenon (Piece de Clavecin) 1896年 128年前の当時のチェン…

Les Adieux チェンバロ再発見 No.1

この曲には1876年の記載があります。作曲年なのか?出版年なのか?表紙に「Clavecin」と書かれ、最も初期のチェンバロ作品と言えます。148年前の当時のチェンバロ現代音楽です。 この曲の成り立ちについて チェンバロ(クラヴサン)の現代復活時期に関しては公には1889年のパリ万博でのLouis Diemerの演奏です。その時使用された楽器は偶然発見された、1769年製、パスカル・タスカン製作の楽器に間違いはありません。 この楽器は1882年にトマシー二によって修復されたとい