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バロック音楽 雑記

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チェンバロのバロック部門の記録や思いつきなどをつぶやきます。 コロナ禍に続けたノン・ムジュレの演奏もまとめました。
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記事一覧

サン・ジェルヴェ・サン・プロテ教会とサン・ジェルマン・デ・プレ教会

パリにある2つの教会について。 パリ4区のサン・ジェルヴェ・サン・プロテとパリ6区のサン・…

フランソワ=アンリ・クリコとポワティエ大聖堂

バロック期に活躍したオルガンビルダーの音を聴きたくて、ウロウロしています。 ポワティエ大…

スミソニアン博物館 Dulcken 1745年

昨日の記事でご紹介した ダニエル・デュルケンの楽器のことなのですが、今日もう一つ同じ1745…

Dulcken一族のこと

一族は1706年生まれのダニエル(1706〜1757)から始まったようです。 1750年に製作した2台のチ…

Dinu Lipatti

最後のリサイタル

カストラート ファルネリ 王のうつ病

素敵な本をひろい読み。 カストラートは去勢歌手。って何とも残酷な事です。 ファルネリ(170…

ジャガイモと音楽と犬を愛するフリードリヒ2世

サンスーシ (Sans Souci)」とは、もともとフランス語で「憂いなし」を意味し、1990年に、宮殿の建物および庭園は「ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群」の1つとしてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。ベルリン・ブランデンブルク空港から汽車で1時間余りのポツダムを経由、さらに汽車で25分ほどでサン・スーシ宮殿に着きます。ロココ建築宮殿です。 この宮殿はフリードリヒ2世が1745〜1747の2年間のうちに建てた「夏の離宮」であった。 宮殿への階段は6段の葡萄畑に

Fantasia con Echo

高橋明日香さんのCD シュテープス、リコーダー作品集 CDの中の曲です。 ファン・エイクのソロ…

Histories d′une Marionnette チェンバロ再発見 No.2

ノイペルト・バッハモデルで録音してみました。139年前のその当時のチェンバロ現代曲です。 H…

フローベルガーとブランクロシェ

Tombeau fait a Paris sur la mort de Monsieur Blancrocher FbWV 632 フローベルガーのリュ…

いろいろな記譜法

オルガン研究会でフローベルガーの「ブランクロシェを偲んで」を弾くにあたり、いろいろわかり…

加納木魂さんのリュート

名古屋の加納木魂さんにリュートを作ってもらったのはもう40年ほど前のこと。 オランダ留学か…

TV-Fredensborg

Michiyo Honma concert Tokyo 7nd february 2014 Japanese and Danish music - Tv-fredensborg…

Gabriel Du Buisson

一昨年、連続でコンサートをしたノンムジュレの作品群にまたまた追加する曲が出てきました。今まで気がつかなかったんですよね。 ちょっとそのことを書きます。 「モダンチェンバロ研究会」第一回目に向け、1889年周辺のチェンバロ音楽を調べていますが、その中の1曲にどうも資料のないものがありました。そして、ちょっと面白いことに気がつきました。 新年早々脱線しています。 ルイ14世の妻マントノン夫人(1635~1719)のことが気になりました。マントノン夫人に仕えた作曲家としてはルイ