![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/146800260/rectangle_large_type_2_133e0500c3aa90a705385df09803c5c6.png?width=1200)
Dulcken一族のこと
一族は1706年生まれのダニエル(1706〜1757)から始まったようです。
1750年に製作した2台のチェンバロをイギリスへ持って行っています。
彼の製作した多くの楽器は5オクターブで(8 フィート ×2と 4 フィート×1)を備えたシングルおよびダブルマニュアルのチェンバロです。彼のチェンバロは約10台が現存しています。
ダニエル死後、2人の息子、長男 ヨハン・ロデウェイク・デュルケン(1733〜1793)はアムステルダムでオルガン製作家となり、1783年からはパリに移住し、ルイ・デュルケンと改名、ピアノ製作をする。
次男 ジョアンズ・ドュルケン(1742〜1775)は1764年からブリュッセルでチェンバロ製作をする。
ヨハン・ロデウェイク・ドュルケン(1761〜1835)はダニエルの長男の息子で名前も父と同じで楽器製作家となりました。
名前が同名であったり改名であったりで情報が統一されていないようです。
これから調べていきます。
私のデュルケンは1745年製作の楽器をモデルに、モモセハープシコード製作です。
ということは初代ダニエルの楽器の複製であることが濃厚です。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/146798365/picture_pc_5f0eef9ffc5273159132d6cb04c895e8.png?width=1200)
ウィーン美術史美術館所蔵(ウィーン古楽器博物館のことか?)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/146798386/picture_pc_c329e0d7d14f6f81250a7ef6ac708af2.png?width=1200)
DulckenのHPより
Dulckenの記名のある楽器。
J・Horemans1764年
どうやら一族の肖像画のようです。
鍵盤の上の板にDULと764、この絵の1764年を表しています。
これはダニエルの長男でフランスでピアノ(fortepiano)を製作したロデウェイク・デゥルケンの作でしょうか?
資料 1
Joannes Daniel Dulcken (21 april 1706 – 11 april 1757)
Johan Lodewijk Dulcken (1733 – na 1793)
Joannes Dulcken (10 september 1742 – 22 juli 1775)
Johan Lodewijk Dulcken (9 augustus 1761 – na 1835)
Joanna Henrietta Dulcken 10-02-1737 & Jean Herman Faber 1734
Maria Sophia Dulcken 26-01-1740 - †17 Januari 1805
Joannes Dulcken 10-09-1742
Joanna Eliezabetha 2-2-1747
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?