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なりゆき

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読むにたえない。
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#小説

ひらかれる

ミチムラです。

つい先日から小説の模写をしています。小説の模写、けっこう効果あるらしいと聞いたことあります。

で、誰の小説の模写をしているかというと、自分のやつ。

自分の小説、模写してるやつ、たぶん僕だけです。

正確にいうと、模写というよりは大々的な推敲作業。小説そのものを現在の僕のフィルターにとおして一文一文書き写しています。

むかし書いた小説とはいえ、内容はわかっているので、ただ印刷

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立て付けのわるい引き出し

ミチムラです。

文章というものは、書いていないとなまります。これはどんなことにも言えることですが、文章、特に小説というのはその傾向が強いような気がします。

なんというか、引き出しの立て付けがとにかくわるい、そんな感覚。

だから、いまの僕はその引き出しを開くのをあきらめて、新しくあつらえた引き出しを開いて文章を書いています。

この引き出しは文章を書かず、小説も読まず、小説を書く上でなにもせず

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執筆は自己治療と言っていたけれど。

ミチムラです。

いきなり本題で申し訳ないのですが、僕にとって文章を書くという行為は、病んでいる自分に対するささやかな内的治療だとずっと考えていました。今回はそんな話です。

もともと内向的な性格で、少々ものを考えすぎてしまうきらいが昔からあります。それでいらない気苦労などもたくさんしてきたし、それはこれからもたぶん変わらないのですが、そういった内向きにかかる力みたいなものを外に流すという意味で、

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帰ってくることにしました。

ミチムラです。

2年半ぶりにnoteに戻ってまいりました。戻ってくるまでにいろいろなことがありましたが、ひとまず割愛します。

知らないひとがほとんどだし、僕自身もすっかり忘れていたので申し上げますと、僕は作家を目指していました。そう、僕はかつて作家を目指していたみたいです。
なので、3年まえに掲載している記事を見てみると、必死に文章を書いては文学賞に送っていた形跡が散見されます。

いまの僕か

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