草田 道代|社会教育士 ワークショップデザイナー フリーアナウンサー
各種講座、ワークショップ、司会など、日頃こんな仕事をしています。
心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくっています。
球児の母歴20年、文化系100%の私が野球に対して思うことを書いています。思うことは人それぞれ。あくまで「私が」思うことです。
「うまく話すにはどうしたらいいですか?」 「いい声になるにはどうしたらいいですか?」 こう聞かれることがよくあります。 ちょっと考えてみてください。 「うまい話し方」ってどんな話し方ですか? 「いい声」ってどんな声ですか? 社会教育士×ワークショップデザイナー×アナウンサー 私は誰かに何かを話すときの一番の目的は「伝えること」だと思っています。 流暢ないわゆる「うまい」話し方でも相手の心に響かず伝えたいことが伝わらないことがあります。 逆にうまい話し方でなくても「あなた
ある日、くぅちゃんおじさんは町の本屋さんにいきました。 くぅちゃんおじさんは本屋さんにつくなり目をかっぴらいて、たなにならんでる本をはじから検査しはじめました。 「これは読みたい、これは読みたくない・・・」 くぅちゃんおじさんがそうぶつぶつつぶやきながら、本屋さんの中をいどうしていると、とつぜん、くぅちゃんおじさんの足になにかがぶつかりました。並んでいた本だけを見ていたくぅちゃんおじさんは、はじめて本から目をはなして、足もとをかくにんしました。くぅちゃんおじさんの足もとには
殺すのはあいつか いや、あいつじゃない。 あいつじゃないのか? あいつじゃない。 じゃあ、どいつだ? あいつの隣に立ってる金髪だ。 女じゃないか。 そう見えるか。 女だなんて聞いてないぞ。 言ってないのだから、聞くはずもない。 おれはおりる。女はごめんだ。 大丈夫だ。あいつは男だから。 何を言うんだ。どう見たって女じゃないか。 あいつは男だ。 バカをいうな。 女装家なんだ。 女装家だと? 女装家だ。お前は女は殺せないと言うのだろう?安心しろ。
いや、本当は3月の初め頃に「今年度の仕事まとめ」を投稿しようと思ったんです…。 それが、あれよあれよの間に3月が終わり、新年度が始まってしまい、そして4月ももう残り少なくなっている今日この頃。 意を決してパソコンに向かいました。 さ、集中してやろう。 (それができたら苦労はしない…いつも途中で余計なことに気を取られ「あぁ、いかん!もうこんなに時間がたってしまった」ってなるんです…) ワークショップありがたいことにちょこちょこご依頼をいただき、いろいろやりました。 私がこの記
去年、母校が100周年を迎え、なぜか実行委員になってしまった私はなぜか式典係になっていました。 いや、全然イヤイヤではないんです。 人生で4回目(そのうちの3回は高校時代)の文化祭みたいな感じで、楽しめました。 中でも、司会を務める生徒会副会長のお二人への指導には熱が入りました。 そして、当日はもう完璧な司会! 原稿に一カ所表現がとても難しいところがあったのですが、そこもバッチリでした。 そんなことがきっかけで、担当の先生から「探究のプレゼンテーションの指導をしてほしい」と
先日、高校生の娘さんがいる友人が言ってました。 「うちの娘、テストで「favorite」の訳を「推し」って書いたらしいんですー。先生、◯にしてくれますかね?」 私が先生なら◯ですね。(いや、私に英語は鬼門ですが。) 今や「推し」という言葉もすっかり市民権を得ました。 そう、「推し」を実際に使うのは若い人に多いのです。高校生の娘さんが「favorite」を「推し」と訳すのも納得。 でも、私のようなオバサンでも推し活している人は大勢います。 冬ソナのヨン様とか、結構すごかっ
非常勤講師として勤務している短大の授業が始まりました。 担当する科目は『日本語表現2』(大まかに分類すると、日本語表現1が文章表現、2が音声表現の講座ですかね) 今年で7年目になります。 試行錯誤の様子は以下の記事の「先生時代」をご参照ください。 青山学院大学ワークショップデザイナー育成プログラムを受講中、実際に体験したワークショップに『住民会議』というものがありました。 私の場合はオンラインでの体験でしたが、すごく衝撃を受けました。 というのも、上記の「先生時代」に試
慶應高校は試合前のシートノックで最後にバックホームではなく、緩いゴロをワンハンドでキャッチしランニングスローで1塁に投げて締める。 慶應ではこのプレーをチョッパーと呼ぶ。 チョッパーは慶應野球部の象徴だ。 腰を落として正面で捕球という昔ながらの野球の基礎から脱却した、プロ野球選手さながらの華やかでカッコいいスタイル。エンジョイベースボールのイメージそのまま、「これがおれたちの野球だぜ」と誇らしげにランニングスローをする選手たち。慶應野球部に憧れて入部してきた新入生は「これが
甲子園、今日も熱い試合でした。 長男は慶應高校野球部OBです。 ヒョロリとした色白ロン毛でとても元高校球児には見えませんが。 彼は生まれつきの持病があり、小学校2年の時に東京の病院に入院しました。二週間、ひとりでの入院は寂しかったと思います。 がんばったご褒美的な意味合いで、退院したその日の夜に夫と息子で巨人戦を観に行きました。 チケットは息子がクジで当てました。抜群のクジ運なんです。 その試合で、高橋由伸選手が延長でサヨナラホームランを打ちました。 大変劇的だったそう
気づけば蝉が鳴き始めていた。 始発で向かった決戦の地。薄暗がりだった空は次第に明るくなり、これから始まる一戦を見守っていた。 夏の高校野球北神奈川大会。 母校が決勝に進出したと聞いて、いてもたってもいられなくなった。今年のチームは確かな投手力と力強い打力、攻守が噛み合ったレベルの高いチームだ。これは甲子園に行くぞと僕は思っていた。 横浜スタジアムは開門4時間前にもかかわらず、すでに行列ができていた。僕もその列に加わり、時が経つのを待った。 慶應が夏の甲子園に行くとなると1
今から3年前のできごと「私の思いとここに至る経緯」を書いたのは今から3年前です。 WBCや今年の夏の甲子園を見るに、この3年でだんだん野球界も変わってきている気がしています。 私の長男は小2から高校まで、次男は小1から大学まで野球をやりました。 その間、超文化系人間の私が、今まで知らなかったスポーツのドキドキや勝利の歓喜、敗戦の悔しさを、ほとんど当事者として感じさせてもらえたのは息子たちのおかげ、野球のおかげです。 私たち親子は何度も野球に救われてきました。 だからこそ、旧
仕事をしたら記録しなきゃと思って始めたnoteですが、案の定「ぼちぼち裏道」の投稿だけが増えております…。 さて、『みえるとかみえないとか』。 ご存知ヨシタケシンスケさんの絵本です。 ヨシタケさんと伊藤亜紗さんの対談もすごーく共感しました。 ありましたよね、「へー」ってテレビ番組。 (「トリビアの泉」ですね。古すぎですかね) 私、日頃授業で学生の皆さんに「自分のその気持ちがどこから生まれたのか、じっくり考えると対応の糸口が見つかる」とか「あなたの思いを言語化して伝えて
「あなたの居場所はどこですか」記事でも触れましたが、私は昨年度から佐久平女性大学に講師&アドバイザーとして関わっています。 昨年度の初回講座「佐久市について考える」はもう本当に手探りでした。 黒沢学長とあれやこれやと意見を交わして当日を迎えましたが、私としてはプログラムを時間通りにこなすことで精一杯。 それでも、一期生の皆さんが積極的に参加してくださり、想像以上の講座になったと思っています。 1年間を通して、黒沢学長、市の担当の皆さん、何より一期生の皆さんの取り組みがすば
お暑うございます。 13年前のちょうど今頃、当時中学3年の長男がこんなことを言い出しました。 「お母さん、朗読のコンテストに出てみたいんだけど」 はい??? 野球少年の長男は当時硬式野球のクラブチームに所属していました。 夏の信越予選準々決勝で敗退し、さあいよいよ受験勉強に本腰を入れてちょうだいね…という時期です。 それなのに、なぜ急に朗読? 聞けば、どうしても行きたい高校の推薦入試のためとのこと。 どうしてもあのユニフォームを着たいとずっと思い続けている、小学生の時か
これは、うちの息子が中学3年生の時に書いた意見文です。 *********************************** みなさんは物事を伝えたいとき、何に気をつけますか? 日本人の僕たちは日本語を話せば通じます。しかし韓国人は韓国語、アメリカ人は英語、スペイン人はスペイン語を話すので、その言葉は僕にはわかりません。 でも、もしかしたら、言葉はわからなくても言いたい事は伝わるかもしれない。なぜ伝わるのか、どのような言い方をすれば伝わるのか、この夏そのことを深く
なんのこっちゃと思うでしょ? ↓こういうことです。 私のnote記事にもちょいちょい出てくる私の生まれ故郷長野県中野市。 ほぼ私と同い年の中野市民会館が今リノベーション中です。 設計はマツダスタジアムを設計した仙田満先生。 絶対絶対ウキウキワクワクのホールになるに決まってる! 出来上がりがすごーくすごーーーく楽しみなんですが、完成前のプレ企画として演劇とダンスのワークショップが開催されるということで、これまたウキウキワクワクしながら参加しました。 講師の柏木さんはこんな人