452/1096 未来は今色に染まっていく
吾輩は怠け者である。
しかしこの怠け者は、毎日何かを継続できる自分になりたいと夢見てしまった。夢見てしまったからには、そう夢見る己を幸せにしようと決めた。３年間・1096日の毎日投稿を自分に誓って、今日で452日。
（この毎日投稿では、まず初めに「怠け者が『毎日投稿』に挑戦する」にあたって、日々の心境の変化をレポートしています。そのあと点線の下「本日の話題」が入っているので、レポートを読みたくないお方は、点線まで飛ばしておくんなましね。）
４５２日目、雨がまだ続いている。そして寒い・・・しつこいけど、このまま明後日の夜更け過ぎには雪へと変わって、ホワイトクリスマスが達成されるのだろうか。というか達郎されるのだろうか！(笑)
子供の頃から、絵本やテレビで見る雪のクリスマスを楽しみにしていたのだけど、先日も書いたとおり、それを経験したことがない。せっかくだから、クリスマスらしさいっぱいのクリスマスを味わいたいものだなあ！
わたしの両親はクリスマスを気にかけるような感覚を持っていなかったため、子供の頃にクリスマスプレゼントらしきものをもらった記憶がない。
小さい頃に他所の家にはサンタクロースが来るらしいけど、うちには来ないんだね、と疑問を投げてみると、親は「あれは各家の親がやっているんだ」と一蹴した。そのためサンタクロースやトナカイについてあまり夢見たことがなかった。とても小さな頃は、彼らがどうやって空を飛ぶんだろうと真剣に考えていたというのに、そのファンタジーは両親の物言いと学校の重力の授業によりあっという間に崩れてしまった。
母はわたしたちのために鶏の脚を焼いたりケーキを買ってきてくれたりしたけれど、クリスマス当日の我が家は、外の寒さなどよりも「俺たちはおしゃれな外国の文化を利用してお金儲けをする世間の企みにまんまと乗せられて、どうでもよいクリスマスとかいうイベントにろくにないお金を無駄遣いさせられている愚かな庶民なんだ・・」という冷え冷えとした雰囲気が家の中を凍らせていた。それにガックリ来ていて「やった～クリスマスだあ～！」と喜んだ記憶がない。地元の子供会のクリスマス会のほうが、はるかにお祝いの雰囲気があったと思う。わたしはクリスマスはどうでも良くて、早くお正月が来てほしかった。
そうやってクリスマスに冷めきったまま大人になった自分が、この日の意味することに涙がでるほど感動するだなんて、これはイタリアに住んでよかった点のひとつだと思う！
家族で大切に過ごす、世界最大のお祝いが３日後に控えている。
この世にすでにいない人の、誕生日祝いだ。
今日を、ツリーの飾りをもっと充実させたりクリスマスの食材を買い足したりなどして３日後のために過ごしたとしても、今日は今日のためにある、貴重な今日という日だと思う。そうだよね、ジェズーよ・・・！
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みなさんは、妥協についての迷いを感じたことはあるだろうか。
妥協してしまう自分を「詰めが甘い」「本気じゃない」「いい加減でテキトー」と思ったり、妥協できない自分を「子供っぽい」「狂っている」「執着キツイ」と思ったり。
わたしにはどちらもあった・・・しかし長年の間、どちらかといえば後者の「妥協できないこと」に苦しんだクチだ。
どうしてもこうしたい！と思ってしまうと、すぐにでも動き始めてしまって狂ったように進むのを止められないという、他者に詳しく話すと、その場に軽～く「この人大丈夫かな感」が漂ってしまうような性質を持っていた。
このことで、「自分はおかしいんだ」「妥協を覚えて大人になりたい」「バランスを取らなければ」「妥協の余裕こそ美しい」「妥協ができる＝イイ女」などと、パラノイアのように思っていた。思いが湧くと余裕を持てなくなり狂ってしまうということを、指摘されたらちょっとしどろもどろになるほど気にしていた。
わたしは今はそのパラノイアから抜け出すことができた。
これについては、あまり大きな転機があったわけではなく、自然と変化していたようで、気がついたらモヤモヤがなくなっていた。
今はやる気に火がついたら妥協ができなくなるということを、「自分がなにかに夢中になりやすい性質だからと言って、それがなんだというのだろう」としか思わなくなってしまった。愚かな苦悩だったなあ！
考えてみれば、あれほど気にしていたにも関わらず、そういえば妥協できる人になることで、何がしたいわけでもなかった。だからそこになんの希望も見出しているわけでもなかったのだというのに・・！
不思議なことのようだけれど、そう思ってその点について緩んでしまったら、以降は必要時にゆったりと妥協もできるようになってしまった。今は、それがどちらでも、もうぜぇ～んぜぇ～～ん構わないと思う。くじの箱に、アタリ券しか入れていないような感覚だ・・・！
もう何を引いてもアタリなのだから、ハズレを引くかも知れないという不安がない。妥協できる人物、妥協できない人物、自分はどちらの役もオッケーです、ただそれを一生懸命やります、よろしくおねがいします！みたいな・・！どっちもアタリだからダイジョブダァ～
思えばわたしたちは、どうすれば自分が改善されるかということばかりを考えてしまいがちだ。もしくは、どうすればよかったのか、ということばかり。ベターな自分、ベターな過去、ベターな選択。
ないのさ、そんなものは。。わたしはそう思う。
過去をどう思うも今の自分次第だ・・だから今の自分が過去を「思い悩んで」いるとしたら、思い悩んでいる状態で過去を見ても、それがベターに見えることはない。
わたしたちには、今自分がとても満足しているか、あるいは不満だらけでダメ出しだらけで見ているその自分しかいない。
今の自分は怖くて面倒で何もできないけど、いつか別の自分になれるはず、やればできるはず、どこかで踏ん切りがつくはず、ベターな自分が始まるはず……
だが、それはないのだ。今持っていないものは、未来にもない。それは、とても口惜しいことではないだろうか。自分に言ってみてほしい、アンタずっとこのままらしいよ？と。ザワザワしないだろうか。ザワザワする人は、自己否定があるのだ。。
人にはいろいろな可能性があるというふうに見ることができるけれど、でも今が連続するということを忘れてはならない。毎日をどんな気分で過ごしているのか、どんな「今」を連続させているのか。それは、どんな占いよりも強力に未来を言い当てる。
言い換えれば、『未来は今色に染まっていく』ということだ。
わたしたちは今の過ごし方という色で、未来を染色中なのだ。だから、予言することができるのだと言える。今を変えられない人は、今に似た未来を持ち、死ぬときの気分も今とほぼ同じ気分であるということを。
わたしのこの毎日は、誰かが経験したらつまらんものかもしれない。不満だらけになるのかも知れないし、面白いと思うものかも知れない。他者がどう思うかはわからないが、わたしはこの平凡な毎日を「地球に生まれて快挙だ」と思って過ごしている。自分がどういう人かというのは、全部アタリという感じになってどうでもよくなってしまってあまりこだわりはないけれど、地球に生まれたことをいつもいつも嬉しく思う。
やってくれおった。自分はすごいと思う。ここは、まずなんといっても３Dなのが面白すぎると思う。生きているって不思議すぎると思う。もうこの時点で、10.00を叩き出していると思う。妥協できるだとかできないだとか、ああいったことは、わざわざ問題視していただけだと思う。
時間がある、空間がある、物がある、思考がある、感情がある、肉体がある、五感がある、シックスセンスがある、他の人がいっぱいいる、この圧倒的事実よ。
男女動物植物夜空の星太陽川海ネット色彩昆虫パソコンスマホ音楽本漫画映画、、、書ききれないがここは自分にとって楽園だ。だから、死ぬときもきっと「地球に生まれて快挙だった」と思って死ぬのだろうと思う。
せっかくこんな場所に生まれて、自分の欠点を気にして人生を暗いものだと思ってしまうのが、あまりに惜しい。それは、灯りをさがしていて、空にはどでかい月が出ているのを見逃して、足元が暗いと言って嘆いて動けずにいるのと同じことのような感じがするのだ。顔を上げて見てみてくれ・・・！ほら、わたしたち、こんなにいいところにいたんだよ・・・！
自分の欠点やら短所やらというものは、自己否定の当然の材料ではないのだと思う。今回は妥協できない、ということを例に挙げたけれど、わたしの欠点短所などここに挙げきることができない。心も狭いし、偏屈者で友達もあまりいない。でも、そんなやつでも、ここ地球は楽しんでいいのだと思う。欠点短所関係なく、ね。そうして楽しいところに来れてよかったなと思っていると、いずれ欠点も短所もどうでも良くなっちゃうんだ。
というわけで今日は、わたしは妥協下手だったことをパラノイア的に気にしていましたが、現在そこから抜け出すことができました、そんなことよりも地球は大変いいところだったので、その点において生まれてマジで良かったなと思っていたら、ダメ人間のままなのに気楽で面白くなってしまいましたよ。という体験のシェアでございました！
どなたかが読んで楽しみを得てくださいますように。
それではまた、明日ねー！
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