457/1096 正直者でなくていい
吾輩は怠け者である。
しかしこの怠け者は、毎日何かを継続できる自分になりたいと夢見てしまった。夢見てしまったからには、そう夢見る己を幸せにしようと決めた。３年間・1096日の毎日投稿を自分に誓って、今日で457日。
（この毎日投稿では、まず初めに「怠け者が『毎日投稿』に挑戦する」にあたって、日々の心境の変化をレポートしています。そのあと点線の下「本日の話題」が入っているので、レポートを読みたくないお方は、点線まで飛ばしておくんなましね。）
４５７日目、わたしは大丈夫なのだろうか。毎日、４５５日目、４５６日目、と書いてきていたのにも関わらず、なぜか心のどこかが４５０日目を待っていた。恐ろしいことだ、、時がすぎるのを早いと思うどころか、時が過ぎていたことに気がつかないでいるとは・・・！
なんだか１０日分くらいワープしたような気分・・！そうこうしている間に、５００日目にもあっという間に届く気がする。１０９６日の塊が、巨大なラスボスのモンスターに見えていたのが懐かしい。分解すれば、一日一日、一歩一歩だけだというのに、本当に巨大に見えていた。
一日も欠かさないということに大変さはあるが、でもこれはモンスターではない。一日に向かうのはその日の分だけで、そこに淡々と毎日気持ちを寄せて穏やかに取り組めればよいのだ。こうした実感というのは、生きるうえでのベースとなる感覚を静かに音もなく砂時計のように入れ変えてくれている感じがする。地味～な話題だけれど！(笑)
もしまたなにかじっくり取り組んでみたいことと出会ったときには、「無理無理無理！！絶対無理！！」という、以前のわたしにとっては当然だったオーバーリアクションではなく、むしろノーリアクションとともにすんなりと日課に取り入れて進めることができるのかも知れない。そういう穏やかで静かな感じに憧れるのって、わたしだけではないはず・・・！
毎日投稿の影響が、ただ三日坊主の克服に向かっているだけではなさそうなのがほんとうに嬉しい。今日も更新の一手を進めよう！ああ、完全達成へ王手をかけるのが楽しみだなあ！！！！
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正直でいること、について今日考えていた。
言いにくいことをもっと正直に言いたい、相手を傷つけてでも思ったことを言いたい、という発信を見ると違和感がある。
日本人には子供の教育のための昔話においてですら正直者を称える風習があるからだろうか、正直者こそが素晴らしいという感覚が我々には当たり前のように備わっている気がする。
でも、、、、、、わたしは今日、正直者でいなくてもいいんじゃね？という、どこかから怒られちゃいそうな提案をしてみたいと思うのだ・・・！
正直の意味を調べてみると、
正直（しょうじき）［名・形動］正しくて、うそや偽りのないこと。また、そのさま。
と出てきた。まず、正しい。そして嘘がない。
いきなりだけれど、わたしは、そんな人と一緒に居たくないと思った。わたしは頻繁に間違い、頻繁に嘘をつく。だから、正しくて嘘のない人といたら辛いと思ったのだ。なんと身勝手な理由だろう。でも、これが正直な感覚なのだ。いきなり矛盾してしまったけれど(笑)
例えば、わたしはある種の犬が、ゴメンなのだけれどあまり可愛いと思わない。むしろそばにいるのが苦手だ。でも、飼い主さんが超メロメロのご様子で、「あいしゃちゅしなしゃい、ほら、ショコラちゃん、小さなアモーレ、じゃがいもちゃん、おねえしゃんにあいしゃちゅして！❤」などと言ってくださって、しかもショコラちゃんは頭を撫でようとした瞬間に上を向いて手のひらをなめてヨダレをたくさんつけてくださり、ハッハッハッハッハッハッハッアブシュー！！と手の甲に鼻水を拡散してくれたりすると、とてもつらい。わたしはすぐにそこから一歩離れる。
そしてそんなときに飼い主さんが「ショコラちゃんは女の子なの。かわいい女の子の顔をしてるでしょう～？すごい美人でしょう～？？」などと言ってくださったとしても、わたしは「その感覚がまったくわからないだけでなく、ブサイクに見えます」とは言わない。
わたしは、こういうところで正直者でありたいとは少しも思わない。「思った通りを言わなきゃ」とか、「言えない自分がダメなんじゃないか」ということを書いている人がよくいるけれど、わたしには少しもそんな感覚がない。
もし正直さをとことん追求するとして、自分が根本的に思っていることを書いてみると、わたしのいろんなこだわりだって他者からは理解できないことだらけだろうし、飼い主さんの世界観や感覚もそれと同じだということ。
だから飼い主さんを悲しませたり嫌な気持ちにさせたり、揉めるかも知れないような事態を招いたり、今後の付き合いをなくす可能性と天秤にかけてまで伝えたいことなどひとつもない。自分が一緒に居たいと思えない動物をこんなにも愛してくださって、ありがとうと思う。ショコラちゃんお前鼻水いっぱいヨダレいっぱいでも、お姫様のように暮らせて良かったな、と思う。これが本心だ。
だから、「いえ、わたしはショコラちゃんはブサイクだと思います」と言わないのは正直ではないかも知れないが、自分の本音には誠実だと思うのだ。
誠実の意味を調べてみると、
誠実（せいじつ）［名・ダナ］まじめで、真心があること。
まじめで、真心がある・・・！真心っていいじゃないかー！こんな人とは一緒に居たいし、わたしもそうありたいと憧れる。
だから、真心を込めて誠実に接しようと考えたら、「ショコラちゃん、こんなに可愛がってもらえて幸せそうですね」と伝えることだろうと思う。
正直でいることで人を困らせたりするのは、きっと自分の「言い放ってやってせいせいした」という気持ちにだけこだわっているのだろうと思う。いつでもどこでも、なんでも思ったとおりに吐き出したい・・・そんなことを求めるのって、大げさに喩えるとどこでもトイレに使えばいい、と言っているのと同じではないかな。恥ずかしくて傷つくのは自分だ。
だから、どんな場面でも、相手を傷つけてでも正直なことを言う、ということを目指さなくてもいいと思うのだ。というか、こんなのまともに考えたらわかるこっちゃ！(笑)
自分の根本に誠実であるのって、優しくて楽しいことだ。たとえば、この服似合う？と聞かれて、あまり似合っていないと思ったときに「似合うよ」と言ったら嘘になる。でも、ただ「似合わない」と言ってしまうと、それはとても正直かも知れないが、自分も後味が悪い・・・
本心は、「嘘も嫌だし、相手を嫌な気持ちにさせるのも嬉しくないし、似合うものを見つける手伝いをしたいし、仲良くいたいし、かつショッピングがうまくいってほしい」というものだとする。そして、それらぜんぶに妥協をしないで自分に誠実でいたいとする。
そんなときには「さっきの服はこれよりもっと似合ってたよ！」などと言うと、とても誠実で互いの気分がいいと思うのだ。
もちろん本心が、「似合わないものは似合わないと言うほうがこちらもスッキリ出し、相手の助けにもなる」というものならば、「これは似合わないね」と爽やかに言えばいい。
他者といる時間を「自分の真の心に誠実でいるというゲーム」とか「自分の誠実さを体現するチャレンジ」だと思ってみると、これがまた面白いのである。わたしはこれが面白くなってから、友達をつくるのが好きになった。
人付き合いにおけることってどんなことも、スッキリクッキリ簡単に手に入れられるということはないのだろうと思う。生きている間、迷いながらだったり手探りだったりしながら、うまくいったり失敗しちゃったりしながら、丁寧に実践し続けることなのではないかな。
相手に対して正直にいるのではなくて、自分に誠実でいる。
それでよくて、それが面白みなのだと思う。
というわけで今日は、正直者より誠実者に憧れます、わたしもそうなってみたくてチャレンジしていますがとても気持ちが良くて面白いものです、こういうのって迷いながらも一生続けることなのではないかと思います、という感覚のシェアでございました！
それではまた、明日ねー！！
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