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【V】人体の大化学工場「肝臓」

いきなりですが記事の前に、まず御礼からさせてください!

私が参加するメンバーシップのnoter様が、恐れ多くも私の記事をご紹介してくださりました!しかも二つも。

Maicoさん、ありがとうございます!

Maicoさんの記事は学びが多く、note初心者の私などはとても参考になります。至るところに「柔らかさ」があり、とても優しくて癒やされます。
内容もメンバーの心理を見透かすようにタイムリーで、ためになることをたくさん教えていただいています。

Maicoさんの記事を読む時間は、まいけるの数少ないw癒しタイムとなっております。

よろしければ、みなさんも是非。

では、前回「腎臓」のお話をしましたので、続けて「肝臓」のお話をいたします。


肝臓の恐るべき仕事量

肝腎要(カンジンカナメ)の言葉通り、腎臓と並んで重要な臓器となります肝臓。まさに人体の大化学工場です。

食べ物に関する業務を筆頭に、解毒、免疫、自律神経、ホルモン系など、身体全体のほとんどに関わる業務を一貫ならぬ「一肝」でこなしています。

ほぼ24時間、何らかの仕事をしている肝臓ですが、とにかく仕事「量」が凄まじいです。
例えば心臓は確かに重要な臓器ですが、みなさんご存知の通りその業務は「血液を全身に流す」こと。ほぼそれ一つです。

それに比べ、肝臓の業務を仮にヒトの作った機材でやろうとすると、5階建てのビルに機材やら道具をめいっぱい詰め込んでやっと、可能だそうです。

一説によると、科学者が確認できるものだけで約500種類の業務をこなしているとか。ダブルワークどころではないですね。five-hundreds-works?…とでもいったところでしょうかw?

しかも念には念を入れ、これだけ膨大な業務を一つの肝臓で大人8人分までは熟せるキャパを持っています。どんだけやねんw!!
これだけ重要な臓器なので、カンタンには壊れないように強靭にできているのです。

ここは腎臓と違い、多少の無茶は大丈夫、とも言えるところですw。
私たちが多少、食事や睡眠がとれなかったり、軽度の病気やケガをしてもすぐに死なず回復できるのは、肝臓の充分過ぎるキャパのおかげなのです。

やや苦言となってしまいますが、つまり肝臓を壊そうと思ったら、相当の不摂生を相当の長い期間、やり続けないと壊せません。
肝硬変や肝ガンになるのも、相当タイヘン。このような病気になる人は、8人分ものの不摂生を1人でやってしまった、と言わざるをえないのです。
(先天的原因の病状を除きます)

とはいえ、それができてしまうほど現代の食やストレスをはじめとする私たちの環境は乱れきっているということでもあります。
食性を守り、しっかり肝臓もケアしてあげましょう。

肝臓と筋肉

肝臓と関係が深い器官といえば、全身の「筋(スジ)」、つまり筋肉です。
肝臓と筋肉は切っても切れない関係です。

例えばあなたが筋肉を鍛えようとしてトレーニングしたとしましょう。ここで明暗を分けるのが、肝臓です。
もしあなたの肝臓が元気であれば、筋力はアップします。そうでなければ、筋力が上がるどころかスジを壊してケガするだけです。

これは野球選手などのスポーツ選手に顕著にみられますね。
同じトレーニングをしているはずなのに、片や毎シーズン成績を上げていく選手がいて、片や故障ばかりしてしまう選手がいます。

まさかの内臓、肝臓がこんなところにも影響するのです。
一流の選手は専門のドクターなどが付いているので、このことはたいていご存知です。

それに、ムキムキマッチョwに全く興味が無い方でも、筋肉は重要です。

筋肉のはたらきは身体を支える、動かすのはもちろんですが、もう一つ重要なはたらきがあります。
それが、体温を作ることです。

ということでもうお分かりいただけるとは思いますが、「冷え」の原因は肝の弱り、筋力の低下とも関係が深いのです。
冷え対策はただ温めればそれで良い、というわけではありません。冷えは肝臓に連続して負担をかけている証拠なので、特に暴飲暴食や夜更かしなどの不摂生がないか今一度確認しましょう。

脳幹ストレッチも、筋肉へのアプローチ

ちなみに、最近妻が始めました、カタカムナ…ではなくw「脳幹ストレッチ」で私も学んだことがあります。

脳幹ストレッチは筋肉にアプローチし、ひいては脳疲労や身体のバランスを整える効果を期待するものです。(たぶんそんな感じw。)

どうやら筋肉は肝臓などの内臓、自律神経、ホルモン、免疫の入力チャネルになっているようです。
筋肉からアプローチすることで、直接触れられない身体内部を整えていくわけですね。
これは知らなかったw!

私も妻の練習台としてw頻繁に受けておりますが、カタカムナとの相乗効果wも相まって少しづつ効果を感じております。
とりあえず、よく眠れます。朝まで一瞬w、スヤスヤです。

以前、脳幹ストレッチの記事を書いておりますので、参考まで↓

肝臓を代弁する器官

肝臓のお話に戻ります。

肝臓も腎臓と同じく、「沈黙の臓器」です。その常態の良し悪しを私たちは感知できません。もちろん、肝臓も健康診断などの数値では健康かどうかは分かりません。

では腎臓でも代弁者wがいたように、肝臓の常態を如実に示してくれる器官をご紹介します。

まずは先ほども言いました、筋肉です。
特に分かりやすいのは「腰」。腰は漢字で肉月に要と書く通り、要の臓器「肝腎」と連動すると言われます。

肝臓や腎臓が疲れてくると、たいてい真っ先に腰痛が出ます。ぎっくり腰はその典型です。
基本的に腰の不調は、使い過ぎや年齢は関係ありません

ヒトは腰が痛いと立つことすらままなりません。
肝腎が疲れる原因のほとんどは過食なので(やっぱり過食w)、腰痛で移動能力を奪って食事をできないようにして肝腎を守るため、とも言われます。

ともかく腰やひざが痛くなったら、とりあえず食事量を減らしましょう。できれば半分くらいが理想です。
私もごくたまに腰痛が出ますが、一日断食すればすぐに回復します。ポイントは肝臓を休ませることです。

あと、精神的にイライラしたり「怒り」を覚えたら、肝の疲れと考えて間違いありません。

肝臓は別名「怒りの臓器」です。
ここが弱ると、怒りやすくなります。日本語でも怒ることを「堪忍袋の緒が切れる」とか「ハラワタが煮えくり返る」など、お腹から怒りを発する言葉が目立ちます。

特に日頃、精神的な不安定さを感じる方は、「恐れ」の腎とともに肝をいたわると比較的、落ち着くと思います。

イラッ!と来たり気分が落ち込んだら、まず、頭を冷やす。(アイスノンなどで、物理的に)
そして半身浴などで内臓を温めましょう。

あくまで一時的な対症療法ではありますが、効果はあります。お試しくださいませ。

あと、ここからは女性必見w
肝のはたらきを考えると新陳代謝にも影響を与えるので、「肌」にも顕著に現れます。
肌荒れはもちろん、シミ・シワ・タルミという女性の「三大SST」(これはまいけるの造語です)も、もろに肝臓の状態が原因です。

シミは漢字で「肝斑」と書きます。まさに、肝臓の斑点が皮膚に出ると、言葉でも分かりますね。

昨今では素晴らしい化粧品もあるので「隠す」こともできはしますが、どうせなら根本から、若々しくなってもバチは当たりませんw。

このように肝臓は、老化現象にも深く関わりがあります。

他にも眉間のシワや視力の低下など、肝臓の状態を示す部位はたくさんあります。
肝臓自身は何も言いませんが、他のところに出てくるSOSサインを見逃さないようにしたいですね。

いちばんの働き者で頼りになる肝臓です。
だからこそ食性を守り(やっぱりこればっかw)、少しでも負担を軽くして肝臓にも「働き方改革」を!
肝臓に対して、ブラック企業な対応は今すぐ止めましょうw(?)!

やっぱり肝臓は内容が濃くなるなぁ…w。
まぁ、20%くらいはお話できたので、よしとしましょう。(これで20%!?)ちょっと落ち着きました。

今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!まいけるでした。

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