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☆本#155 「サキの忘れ物」津村記久子著を読んで

多分書評で知って、初めて読んだ作家の短編集。

この中では、「Sさんの再訪」と表題が良かった。ほかはイマイチ...(あくまで個人的感想)。

前者は、数ページの作品。きっかけがあって、昔の日記を見るとSとイニシャルで友人のことを書いてるんだけど、周りにSが付く人が多くて混乱する。思い出していくうちに、離婚することを決断する。
決断のきっかけって、そういうときあるかも。
ちなみに、「サキ」とは読んでた本の作家の名前。アメリカのバイデン政権の広報の女性がサキという名だけど、おそらく同じスペルか?

表題は、高校中退した18歳女子が喫茶店で働いていたときの出会いと、書店員になった10年後の再会。といっても恋愛ではない。人の繋がりって不思議。あれ、ここで終わるのかという感じで、もう少し続きが読みたかった。

先日猫メンタリーで本屋出身の作家を知ったんだけど、その子を想起してしまった。書店員ということで。


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