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☆本#244 「東京奇譚集」村上春樹著を読んで
すでに読んだことがあるけど、内容を忘れてしまったので再読したかった「ハナレイ・ベイ」を読む。
著者の基本的な設定ってこれだったなと思った。つまり、主人公は仕事では割と成功してて(自営系)、何かに長けた能力があり、恋人のような近い関係の人もいたりいなかったりするけど、実質的には一人。自立してて何もかも一人で対処して、一人で生きていく。
この作品の主人公は中年女性。夫とは死別。19歳の息子がハワイで亡くなる。現地へ行き、それから毎年3週間ほどそこに滞在するようになる。十数年後、滞在中に日本からサーフィンをしに来た男子大学生2名と知り合う。この出会いで知らされたことがある。
比較的ドライな親子関係と思いきや、心の奥行きはそう単純ではなかった。
改めて読んだら女性が主人公だったけどなかなか面白かった。本も映画も、読むタイミングってあるな。
映画化されてるのでちょっと観たくなった。
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