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☆本#86 国際結婚 男性が日本人の場合「モンプチ 嫁はフランス人」じゃんぽ~る西著を読んで

国際結婚で夫が外国人の場合は本やテレビで何度か見てきたけど、奥さんがフランス人というのは目新しかったので読んだら知らなことがあって面白かった。

そういえば、今思い出したけど、noteでフランス人と離婚した男性の話を読んだことがあった。。。こっちは、上流階級に属する女性でこの本(というか漫画)の嫁と文化の違い的傾向は同じだったかも。嫁のほうは日本で暮らし子育てしようという考えでそこが根本的に違う。

子供の名前を考えるとき、フランス語だと発音しないアルファベットもあり難しいんだなと気付いたり、子供が父親に母親が話したフランス語の意味を教えたりというエピソードは面白かった。そうして、ハーフの子は子供時代から語学力が磨かれていくのだな。

今年知った日本で国際結婚したフランス人男性たちは、もったいない精神旺盛で、古民家で暮らして自分たちでリノベしたりだったけど、そういうエピソードはあまり出て来なかった。もったいない精神はあるのかもしれないけど、彼女の場合は古民家よりラグジュアリー系を好むタイプで、それは実家がとても自然豊かな田舎だった影響もあるのかも。

アメリカでもフランスでもいちゃいちゃしてるカップルは見かけるけど著者ほどは気にならなかった。むしろ北京でいちゃいちゃするアジア系のカップルを見るほうが、同じアジア系だからか見ていて恥ずかしかった気がする。

嫁のかっこいいエピソード。
妊娠中に通勤で電車に乗ってるとき、10分までは立っていても我慢できるけどそれ以降はできないので、座っている人に譲ってくれないか声をかけていたらしい。日本女性はたぶん自分からは席を譲るよう声をかけないだろうな。妊婦がもらうマタニティマークの存在に悪意を持っている人もいると聞くし、空気を読んで我慢するほうを選択してしまうと思う。

「空気を読む」って日本文化のひとつかと思ったら、フランス人も機微に敏く、空気を読むらしい。例えば、ビズというほっぺにキス(ビーズだとエアキス)でもそうらしく、読んでたらなんとなく理解できた。けど、男性は理解しづらいかも。

親しい人との距離感でいうと欧米人は日本人より近い。コロナで人との距離ができてそれがメンタルにやられている女性が欧米に多いと聞く、読んでてなんとなく納得。

文化の違いや、日本人を客観的に見るという点でも参考になる1冊。


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