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SNS採用は広報が肝。ソーシャルリクルーティングのノウハウ公開

皆様、こんにちは!段々暖かくなってきて、過ごしやすい毎日になってきましたね🌸
今日は、元:HR営業→現:広報をやってみて、改めて【採用と広報って隣り合わせだな】と感じており、その実践方法を言語化したいと思います。
「オンライン採用の可能性」「採用でSNSを使うメリット・活用術」などソーシャルリクルーティングのコツをお伝えしたいと思います。では、参りましょ~!

昨年、採用のオンライン化が加速

コロナをきっかけに、説明会や面接をオンラインで実施される企業が一気に増えましたね。株式会社ビズリーチの調査によると、71%の企業が採用活動のオンライン化に対応中・対応を検討中、という結果とのことでした。

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それは、採用市場において、画期的なこと。例えば、地方の学生が東京まで片道6時間近くかけて説明会に来て、カプセルホテルかネットカフェに泊まり、また6時間かけて帰っていく。何なら、海外大生は置いてけぼり…。そんなことを解消されるという意味では、素晴らしいことだなと思います。どこに住んでいても、場所や時間に関係なく、平等に選考レースに乗ることが出来る。この波は、これから先も、続くだろうなと感じています。

ニットの人事はエルサレム在住

世界33カ国にメンバーが点在する我が社ニット。人事である宇治川は、エルサレムから仕事をしています。

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新卒で入社した企業で事業立ち上げ→世界1周バックパック→EC事業運営→リクルートで中途採用事業に従事→夫の海外駐在をきっかけに退職 。スーダン共和国に滞在中に、ニットのフリーランスで顧客対応をするメンバーとして参画し、現在は社員となって、ニットの人事全般を担当しています。採用面接、労務周りも地球の裏側から行っています。

そんなわけで、ニットでは事業自体をオンラインで業務遂行しているため、「採用」に関しても、創業当初の5年前から、全てオンラインです。


コザワは元々、求人広告の営業マン

新卒でリクルートに入社をし、10年間、ずっと求人広告に携わってきました。9年間は転職サイトのリクナビNEXT、最後の1年間は新卒採用のリクナビ。当時、リクナビNEXTの会員数は600万人。その登録者に対して、担当のお客様の求人募集を、いかに魅力的に・分かりやすく訴求できるか?ということを考えて、提案してきました。TMPといって、ターゲティング・メッセージング・プロセッシングというのが、採用CVRをアップするために重要なポイントで、顧客の採用課題の特定と解決策の提示をしながら、TMPの提案をし続けていました。

※余談:現在では780万人もいるんですね!凄いですな~!


採用手法を比較

母集団形成において、人材紹介、求人広告、SNS、オウンドメディア、HP(採用サイト)という5つの方法を書き出してみました。手法は、他にも様々な形がありますが、ひとまず、特徴的なものを5つ。

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①人材紹介【転職顕在層】

人材紹介といえば、リクルート/JACリクルートメント/パーソルキャリアの3大紹介会社があります。他にも、中小様々、更に、個人の紹介会社も含めると、実にたくさんの人材紹介会社がありますよね。私たちのようなベンチャーとなると、なかなか良い人を紹介してもらいにくかったりするのですが、それでも、自社のことを理解してもらえているRAさんと求職者個人のことを理解しているCAさんのタッグがハマれば、高額(年収の30-35%)ではありますが、効率的にマッチングすることが出来ます。特に、小さい規模の人材紹介会社だと、RAとCAを両面で一人で対応されているケースも多いので、そういう場合だと、本当に親身に丁寧に進めていただけるな、と思えることも往々にしてあります。

②求人広告【転職準顕在層】

「転職したい」という転職顕在層もいますが、大半が「転職しても良いかな」という転職準顕在層の人たちが存在するプールに、自社採用の掲示板を貼るようなものなので、これも、求職者とのタイミングが合えば、より良い方法ですね。リクナビNEXTとかマイナビとかっていう大手だと、埋もれてしまうケースもありますが、エンジニアに特化したサイト、ガテン系に特化したサイト、ワーママに特化したサイト…。更には、Indeedのように様々な求人サイトに掲載されている求人情報を集約して表示しIndeedを介して各求人情報へアクセスできる仕組みなんかもありますね。こちらも本当に有象無象あるので、予算・採りたい職種・媒体力などを考慮して、選ぶ必要がありますね。

③SNS【転職潜在層】

Twitter、facebook、YouTube、note、Instagram、TikTok…様々なSNSがあります。SNSを使う目的は様々ですが、大半が「情報収集」というものではないでしょうか?そうなると、「今すぐに転職したいという人との出会いではない」というのが前提となります。ということは、SNSを活用して採用に繋げるということは、前提として、難しい、ということになります。
大事なので、もう一度、言いますね。

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おいおいおいおい!今日は、そういう話じゃないんかい!(´-ω-`)・・・と思われた皆さま、ごめんなさい。正確に言うと、「SNSを活用して採用に【すぐに】繋げることは難しい」ということが言えます。そして、「SNSを育てておけば、ゆくゆく、採用に活きてくる」とも言えます。SNSユーザーは、大半が情報収集です。転職しようと思ってSNSを活用している人、というのが多いわけではない。じゃあ、SNSを使って、どうしたらよいのか?それは、追って、記します。

④オウンドメディア【転職潜在→準顕在層】

最近では、オウンドメディアを運用している企業も増えました。一例でご紹介すると、トヨタ自動車が運営するトヨタイムズ。香川さんが編集長となって、運用されています。

※トヨタイムズのTwitter引用
トヨタイムズは、今まで公開されることのなかった、トヨタのありのままの姿をお見せするメディアです。モビリティカンパニー への変革に向けて、トヨタの中でどんな変化が起き、トップである豊田社長は何を考え、何をしようとしているのか?トヨタの内側をお見せしていきます。

豊田社長も「メディアは自分たちの意図する書き方ではない書きっぷりで書かれてしまって、誤解を生むこともある。だから、自分たちの言葉で、発信していきたい」ということをおっしゃっていました。労使交渉とか、入社式とか、社長の悩みや人らしさなどが出ていて、一気にファンになってしまいました。

サイボウズが運営するサイボウズ式。百人百通りという言葉の通り、自分たちで新しい働き方を実践しながら、その様子を言葉にして、自分たちのサイトで表現していく。サイボウズに興味を持った人は、このサイトを読んでいるうちに風土が分かってくるでしょうし、既存のメンバーにとっても会社らしさをこのオウンドメディアを通じて知ることができる、という意味では、インナーコミュニケーションのツールの一つだなと感じています。

弊社も僭越ではありますが、『くらしと仕事』というオウンドメディアを運営しています。細々、というところではありますが、色んな働き方や生き方を世の中に提唱していく上で、そういうことを体現している方を取り上げていくメディアを目指しています。ここから、ニットへ応募をいただく方も多くいらっしゃいます。良かったら、ご覧くださいませ。

今すぐに転職、ということまでは気持ちが高まっていないのだけど、その会社のことが何となく好き、という状態で、色んな読み物を読んでいるうちに、タイミングが重なって、応募したい!と思える状態になる、という流れかなと思います。

⑤HP(採用サイト)【転職超顕在層】

もう、これは、言わずもがなですね。その会社に入りたい!という強い意志を持っている人が応募してくれる受け皿、という意味では、HPや採用サイトを充実させておくことで、「この会社は、採用に力を入れているんだな!」と思ってもらえるので、受け皿はすごく重要だと思っています。


SNSで出会いの可能性∞

個人が、転職するまでのフロー図を書いてみました。

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世の中に、数え切れないほどたくさんの企業がある中で、自社に興味を持ってもらえることすら、奇跡です。更に、私たちのように、BtoB×ベンチャーなんていったら、全く見向きもされない、というのが実態です。求人広告出したって埋もれるし、オウンドメディアを始めたって全然PVは伸びません。

だからこそ、SNSです。

以下の通り、SNSで圧倒的なのはLINEです。でも、LINEは基本的に、クローズドなコミュニケーション。その次に、Twitter。国内利用者は4500万人と言われています。Twitterを使っていきながら、それを採用に繋げていくのは、とても有効だと思います。

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じゃあ、SNSで何をやればいいの?

さきほど、

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と豪語してしまった手前、少々、心苦しいのですが…。

SNSでやることは「個人のアカウント」で「企業広報」をすることです。企業アカウントでも良いですが、個人アカウントの方が、人らしさが出てくるので、お勧めです。

◆個人アカで企業広報する鉄則
・名前出し
・社名出し
・顔出し(アイコンは自分の写真)

会社の看板を背負ってSNSを運用しているので、発信する内容の精査やフォロワーさんへの配慮などは必須ですし、言動一致していないとボロがでるので、背伸びをし過ぎないことや誠実に生きることなども、当たり前ですが、すごく重要だと思っています。

◆SNSで企業広報する内容
・社長の人となり
・社内の文化
・イベント告知
・お客様の声
・メンバー紹介 …などなど

フォロワーさんが1万人を超えてからというもの、大体2日に1回は、会社の内容を発信しています。(もっとかな…?w)これは、広報担当じゃなかったとしても、人事、営業、SEなど、それぞれの立場で、会社のことを広報することが大事で、「全員広報」というようにSNSを活用できている会社は素晴らしいな!といつも思っています。

以下に、もう少し詳細に、企業広報でSNSを使うメリットと質問に答えるnoteも書いていますので、良かったらご覧ください。


Twitterでの採用広報はこうやる!

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Twitterを企業広報で使っていくことで、認知され、FANになってくださる方が増えてところで、いよいよ「採用広報」を投稿します。

上記の投稿をした後、TwitterのFleetで毎日毎日、露出し続けます!Fleetでは、採用強化中→社長の人となり→採用強化中→副業やってる人多い→採用強化中→ニットの文化…というように、

◆Fleetのコツ
採用広報→企業広報→採用広報
というサンドイッチにする

というのがオススメです!

また、最近、面接官をやっていると、以下のように言っていただくことも増えています。感無量…泣けちゃいます(´;ω;`)ウゥゥ

こうなると、面談→面接→内定までも、実にスピーディーです。というのも、元々、私のTwitterで、「ニットらしさ」「ニットの仕事」「どんな人がいるのか」などということを、事前に情報収集してくださっているので、相互理解の時間が相当早い、と言えます。

言うなれば、
好きなアーティストの曲をずっと家で聴いていて
いよいよコンサートで生で聴くみたいな感じです。

もちろん、コンサート行ってから、そのアーティストのファンになるってこともありますが、普通、全然知らない人の曲をコンサートで聴いたって、あんまり面白くないですもんね。


採用強化中ツイートの結果

上記の採用強化中のツイートの結果、応募数は20以上→優秀なメンバーが入社してくれることになりました🏁

そして、ニットでは、入社式もオンライン。その「オンライン入社式」の様子が、TBSのNEWS23さんとNHKさんで取材していただきました!

今日は、アーンドメディアのことは触れていませんが、こういったTVや新聞などに載ると、オウンドやSNSとは比にならないぐらいの認知度拡大と会社としての信用度アップに繋がります。が、これは、また追々…。


最後に

最後に宣伝になっちゃいますが、、、

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一緒に働きたいかも!と思っていただける方は、是非ぜひ、お気軽にご連絡くださいませ!

◆絶賛採用中の職種
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