シトロン・コンフィのおむすび
少し前にジェーンさんがつぶやき投稿していた塩レモンのおむすび。おむすび好きにはたまらないビジュアルで心が釘付けになった。
ジェーンさんが使っていたのはお手製塩レモン。
料理が苦手な私には到底作れないだろうと思っていたら、モロッコ伝統の調味料であるレモンの塩漬けと多分同じものだからフランスにもあるのでは?と教えていただきました。
アラブ系の食品店を覗いてみると確かに、量り売りのオリーブの塩漬けの横にレモンの姿もある。でも初心者には少々ハードル高めでなかなか買えずにいた。
ところが先日、普段からよく利用するオーガニックスーパーで野菜や果物を見ていたら、山積みりんごの横にシトロン・コンフィと書かれたレモン丸ごと漬けが置かれていた。
これはもしや!と思い、表示を確認すると塩漬けのレモンであることが判明。早速買って食べてみることにした。
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その日はご飯を炊く予定がなかったので、サラダに混ぜていただくことに。何せ初めて食べるものだから、どうやって食べるのが正解なのか、全く分からん!
とりあえず細かく切ってサラダと和えてみた。
初めて食べるシトロン・コンフィのお味は。。。
想像していたよりもレモンの風味がそのままで爽やか。だけど皮が少々硬めで苦味が残っている。まるでレモンから酸味だけを取り除いたような味だ。
私の買ったこのシトロン・コンフィはフレッシュレモンを齧った時よりかは多少和らいでいるとはいえ、苦味が強かった。もしかしたら苦味の少ないものもあるのかもしれないが、もっとしっかりと細かく切り刻んで混ぜればちょうどいい加減の苦味になるだろう、と思う。
ゴロゴロと不揃いの切り方をしてしまったので、大きめの皮の欠片を噛んでしまうと口の中いっぱいに苦味がほとばしる。くぅ〜。
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翌日、ご飯を炊いておむすびチャレンジ!
前日の失敗から学んだので、しっかりと細かめに切り刻んだシトロン・コンフィを白米に混ぜて塩むすびに。コンフィの塩分が少なかったので塩は足しました。
レモンの酸っぱさがないからバクバク食べられて、美味しい!
これは美味。白米の甘さにほんのりと香るレモンの爽やかさと苦味がベストマッチ。これ、ご飯にめっちゃ合う〜!
おむすびだけじゃなくて混ぜご飯にしてもいいし、ちらしにしても絶対に美味しいはず。
サラダで食べても美味しかったけど、野菜とコンフィの欠片がバラバラするのに対し、ご飯は粘り気があるのでしっかりとコンフィの欠片を抱きしめてくれる。口に入れた時にはすでに白米とまとまって旨味の一部と化しているので、直球で美味しい。
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子供の頃は苦いものが食べられなかった。それが大人になるにつれ苦味に旨みを感じるようになった。苦味のあるシトロン・コンフィもお子様方には嫌われる味なのかもしれない。
私的な使い方のコツは、この苦味を活かした調理をすること。
サラダにして他の野菜と一緒に食べても美味しかったけれど、やはり苦味が際立つ。野菜と一緒に食べるのなら、苦味が少なく甘味の強い野菜と一緒に食べるのがおすすめです。
それから細かく刻むのも大事。レモン個体を食べるのではなく、あくまで調味料として味をまんべんなく行き渡らせる工夫をすると旨みが倍増する気がします。
ジェーンさん、美味しいもの教えてくださってありがとうございます!
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