見出し画像

自信がないからこその営業職って選択、別に良いと思うのです。

なんやかんや縁があって、新卒から10年ほど経つ社会人歴のほとんどを営業職として過ごしている。

以前、仕事に関してはこんな記事を書いていて、(※誤字脱字が多すぎるけど、そのままにしております)

この頃は3社目にいますって時期だったんだけど、諸々あって無事に4社目にいます。こんなに今の仕事が好きって言っておきながら、1年ちょっとという期間でやめていて、まあ、それは私側というよりは会社側の内部事情のあれこれがあったので一概に他の転職と同じでは語れないんだけど。

結局、4社目でも営業職だけど、扱う金額(1件あたりの成約金額)の単位的には新卒から追うと百万〜数百万円→数千万〜数億円→十数万円→何十万円って感じになりました。

金額を軸にしてみると、営業としては全然ひよっこです。いや、金額を軸にしなくても成約率とかからみても、そうだけど。

意外と転職しているよね、と学生時代の友人からは言われるのは、それなりに真面目なキャラでなんていうか、猪突猛進型というよりは考えてから動きそうで、フットワークが実際には軽いことが多いけど、イメージ的にはそんなに職を転々としないような人感が強いからだと思っている。

これまでの3社をやめた理由はそれぞれで、本当に消極的な理由から前向きな理由まであるけど、結局は”楽しそう”な方に逃げてきた結果だとは思っている。

最初の転職は間違いなく、現状の営業って仕事のプレッシャーに単に負けたのが理由だ。
数字を積むこと自体は苦とはあまり思っていない。
それよりも社外と社内の調整が個人的には一番、気を遣った。特に社歴が浅い営業からしたら、社内の他部署に協力してもらわないと商品を取引先に届けることもできないのに、そうするには仕事を取ってくるだけではなくて、社内の各部署の調整も必要で、頭を下げることも媚びを売ることも必要で、そうやって人間は人間関係を学ぶんだろう。

2社目から転職した理由は法人営業だと否応なく定期的な接待があるという点に体力の限界を近々感じそうになったからだ。別に極端に体育会系の業界でもないし、派手な業界と比較したらそんなに夜の付き合いも少ないほうだとは自覚している。
だけど、暑気払いや年末年始の忘年会に新年会というシーズンは社内の打ち上げは別として、担当する会社の数だけ飲み会がある。それぞれ同じくらいの時期に設定するもんだから、同じ週に何回も。まあ、これは1社目も同様だったんだけど、その頃はそんなことをつらいと思うよりも他のところに気をとられていたのが事実。
通常業務はもちろんあるし、長期休暇(夏季休暇や年末年始休暇)前で仕事も忙しい時期に夜の残業ができないとなると、当然苦しい。その時間的不足をカバーするには朝早く出勤するか仕事を持ち帰って休日にやるか、もしくは接待飲みのあとに会社に帰って作業をするか。まあ、そういう接待飲みも大事なのはわかってるし、なんなら取引先の会社だって同じようにいろんな会社と飲んでいるんだろうけど、これ、20代の今でも朝起きるのきついのに将来もやれるのかって不安になったのが転職の最大の理由。

で、3社目は個人対象の営業となって、これまでのルート営業な感じのように長い付き合いが必要な感じでもない仕事の仕方になった故に接待飲みもなくなった。しかも社内の調整がほぼ不要。
なんて天国!って思っていたけど、3社目の会社に転職を決めた理由が3つほどあって、そのすべてが社内の事情で変わってしまったのきっかけに4社目に移りました。

で、思うのです。
営業って仕事自体をやめたいとは思わない、と。むしろ、うまくやれているかといえば、きっとそうでも無くて、いわゆる営業スキルなんて皆無なんだろうけど。

だけど、なんで営業って仕事を結局選んでいるかっていったら、自分の仕事の結果を数字で評価されることが自分に合っているんだと思うんです。
どんな部署だって評価の基準はある。だけど、営業ほど個人の数字が目に見える部署ってなかなか無い。

それがそのまま給与に影響はするけど、自分が結果残していないなら給与が低いことには納得できる。私がそういう人間なのです。

逆に残業代の制度ってのがとても苦手で、同じ仕事量にもかかわらず長い時間かけたほうがお金をもらえる条件ってのは嫌い。同じ仕事をより効率的にこなしたのに自分のほうが給与が少ないってなると、きっとその職場では働けない。そうなると営業職が一番なのかなって思うのです。

数字が全て。
だから、裏切られない。自分の結果が全て。自分に自信がなかろうが、あろうが関係ない。その自分が作った数字が全てだから。過程よりも結果。そう結果。売上額。粗利額、粗利率。そう、自分が積んできた数字が結果。

営業職って人気がないって聞く。
でも、きっと自分に自信がない人ほど、向いていると思う。結果がすべてだから。

自信がない理由って山のようにあると思う。
容姿、学歴、家族、恋愛遍歴、知識、経験、技術、資格、コミュ力、言語力、センス・・・。その全てを一気に磨くのは無理でもどうにかなるのが営業で。もちろん業界にもよるのは承知の上。
そりゃコンサルと不動産じゃ全く違うし、金融とメーカーでも全く違う。

でも経験がなくても逆に経験の無さを人柄に変えて売れる営業もいるし、可愛げなんかなくても経験で圧倒的信頼を勝ち取る営業もいるし。営業の数だけ正解があると思うんです。
調子良いことばっかりいって八方美人型の営業もいれば、無骨で言葉少ない、でも的確さで成果を出す営業もいる。どっちも正解で、結果が出ればなんでもOK。

だから、自分が嫌いな人ほど、そして人間が嫌いな人ほど営業になればいいのにって思う。
人と言葉を交わしたくないほど人が嫌いだとちょっとむずかしいかもしれないけど、嫌いだからこそ攻略の対象として研究のしがいもあるんではないかと。

結果は裏切らないから。
数字も裏切らないから。
結局は次の転職のときだって、その結果は語れるしね。
営業ってだけでさけているのなら、一旦固定観念を捨てると道が拓ける気もします。









この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?