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カレーを作ったら大絶賛された話

私は15年近くシェフの仕事をしていました。ある時友達のパーティでご飯係になったので人数も多いし日本人ばっかりだったのでカレーを作りました。そしたらみんなにこのカレーおいしい!さすがシェフって言ってもらえたのでここで紹介したいと思います。

ちなみにベルリンで手に入る日本のカレールーは限られています。ほぼゴールデンカレーです。

私がしたことはただカレールーの箱のレシピ通りに作っただけです。

実際このレシピはカレールーを作った人がそのルーを1番美味しく食べるにはどうしたらいいか考え抜いてできたものだと思います。なのでこの通りに作れば1番誰でも美味しいと思うカレーができるはずなのです。

カレーは簡単なので、人によっていろんな工夫がされてきていると思います。自分好みの味を作れるのはいいことだし楽しいことで、いつのまにかそうすることが当たり前になっている様に思います。何してもそこまで不味くなることはないですから。

私は基本や基礎があるものは何事もそれをマスターしてからの応用だと思うし、基礎があるから応用できると思っています。

基礎を飛ばして中盤からやることももちろんできますが、それは結果に目に見えない形で影響します。気がつかない人もいると思います。でもわかる人にはわかることだしいつかつまずくことになると思います。

逆にいろんなことの基礎を先にマスターしていけばその後環境などに合わせてどれを伸ばしていくかの選択肢が増えて便利だろうなと思います。

ドイツでは専門職につくには専門学校に2年ほど通ってからじゃないとつけないと言います。学費はほとんどかかりません。オーストラリアでも専門学校が沢山あって安い学費で誰でもいつでも学びたいことが学べます。

これらの国は無職の人のケアも万全なので職を変えることも少し休むことも容易にできます。でも日本では子供の頃に決めた学校で習ったことを生かさないと無駄とされがちだし、大人は何かしら仕事してないと生活ができないので新しいことを学ぶ時間が取りづらいです。

さらには大金がないと専門学校や大学に行けません。だから弟子入りとかしてやりながら学ぶ方法が多かったのかなあとも思います。それか逆に弟子入りすればいいから学校がいらなかったのかもしれません。

もし日本で他国のように学費がタダになって誰でも好きなことを学べるようになったら、日本人のレベルは相当上がると思います。今は学費が工面出る人たちだけで成り立ってるわけですから、金銭的に学校へ行けない人が行けるようになったらいろんな分野のレベルが上がると思います。

余談ですが、日本と同じ小中高のシステムなのはアメリカと中国で、ヨーロッパや他の国はだいたい12年制です。ドイツはその中でも細かく分かれていて、まず10歳で進路を決めなければならないそうです。ドイツ人の友人たちはみんな15歳くらいからシェフやってるとか言います。

語学学校でなぜかドイツの学校のシステムを習ったのですが、ややこしすぎて全然理解できませんでした。たぶんすごく効率のいいシステムなんだろうなとは思います。


長くなりましたが読んでくれてありがとうございます。結局何が言いたかったかと言うと不特定多数にカレーを振る舞う時は自分流より基本で作った方が美味しいと思われやすいということです。

良い1日を!


Mia 






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