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歌詞解説 【コラボ楽曲】See★★The Sky

  先日公開されたミュージシャンのマーキー様の楽曲に提供した歌詞について、

需要があるのか分からないけど、まとめてみました。

 楽曲への歌詞提供は初挑戦で、作詞理論などはすっ飛ばして書きたくて書いて、ありがたいことに歌にしていただいているから、そういう私が語る筋合いなんてないのかもしれないけど、書いてみました。

※こういう風に聴いて欲しいとかでは全くなくて、あくまでもこんな風に書いてみました、ってやつです。

1) まずは曲の方をどうぞ。

2) 歌詞の方をどうぞ。

(別窓→

See★★The Sky

空に広がる
あの雲も少しずつ
動いてる
かたち変え、遥か彼方へと
廻(めぐ)っていくよ

♪♪♪

きのうまでと今日はちがう
今日の空はね 今日のぶんなの
どんな夜でも明けない夜はないんだよね
一歩ずつでもはじめられるから 目を覚まそう

きのうまでと今日はちがうよ
この空さえ 見える景色も
今日一度きりの 君のためにあるわけだから
きっと大丈夫 深呼吸してみて さあいこう

空のキャンバスは思うよりもずーっと広い
羽広げ どのあたり 飛んで行きたいのかな?

この空に広がるあの雲も少しずつ動いてる
かたち変えて廻(めぐ)っていくよ

いまこの一瞬を積み重ねてつくっていく
そんなふうに そうやって
はばたいて
今日をきっと輝かせていける

♪♪♪

今日の空はね 明日(あした)につづく
今日にくるまでのこれまでもあったよ
小さなことでも ときめくもの大事にしたい
宝箱の中 優しい思い出もあふれてる

堅く閉ざしてた 心の扉をあけてみた
今あるもの、信じること 此処(ここ)からはじめてみたの

この空の彼方の星々がきらめくように
一粒の光が 心照らすといいな

いまこの一瞬を楽しんでつくっていく
こんなふうに こうやって
はばたいて
今日をそっと輝かせていこう

♪♪♪

いま自分信じてこの時を刻めたら
「これでいい!」とそんな風に思えるように

いまこの人生を抱きしめて進んでいく
こんなふうに こうやって
はばたいて
輝いて 明日(あした)の空へ向かう

(Fin)

3) 出だし について

 ぼんやりと空を見つめるとゆっくりと雲が動いていないようで動いていることが分かります。

 変わってないようで変化していて、自分もその流れの中にいて、きっとどこかに雲は流れて行って、水蒸気としてまた戻って来るのかも来ないのかも分からないけど、日々こう見つめるとおんなじ空なんてないんだなと思って。

 ポエマーかな、、、笑

 疲れてふいに空を眺めたら励まされたり、発見があったり。地球と対話する?というか。。。

 ……それから、何度も聴いてたら出だしの後の間奏が「遠く遠く遠く広がるはるかかなたへ 遠く遠く遠く広がる空のかなたへ」にしか聴こえなくなって、その音から拾った言葉に合わせるのもいいかなと思って選びました。

4) 一番 について

 最初は目を閉じている人に向かって訴えている想定です。途中で「目を覚そう」って来ますでしょ?目を閉じてる人は、進もうか進みまいか迷ってる、もしくは何かを一度諦めてしまった人なのかもしれない。とにかく下は覚醒前の落ちている心情の人ところまで照準を合わせている想定です。

 ……はい、私自身が、過去にこだわりすぎてというか、引っ張られすぎて進んでいいのかとか、すごく後ろ髪引かれて身動き取れなくなったことがあって、その時に、とりあえず現在を過去と切り離してここから積み重ねていけばいい、という考え方に出会って、それに救われたのでそれを一番に載せています。

  それで、目を閉じてた人を起こして、外に連れ出すか窓を開けて一緒に空を見る。

 「空のキャンバスは思うよりもずーっと広い」というところは、広い空に比べると全然自分は地球の一部で小さい悩みに感じるというのと同時に、可能性は自分で思っているよりもずっと広いから、自分でどこに飛んで行きたいのか決めて、そこに向かって飛んでいく、そんなに難しく考えすぎないで一歩ずつでも向かって行ってみれば道は広がっていくかもっていうメッセージも込めています。

 「どんな夜でも明けない夜はないんだよね」は松本隆先生の作詞の、松田聖子さんの「瑠璃色の地球」という曲の出だし「夜明けの来ない夜は無いさ」をオマージュしています。力強い言葉に私は歌の出だしから心掴まれて、この言葉単体にも励ましてもらってきた言葉です。

  松本隆先生の曲って本当に「瑠璃色の地球」に限らず、「硝子の少年」とか「風の谷のナウシカ」とかあれも松本隆先生だったの?!って名曲揃い。私が引き合いに出して良い存在なのかはアレですが言葉で惹きつける歌詞を書かれているところに尊敬しかない。そして私は歌詞の言葉にハッとさせられたり力をもらってたりしてきました。50周年、おめでとうございます。(届くかな……)

5) 二番 について

 今日は今日なんですけど、今日の頑張りもここまでの歩みも肯定してあげたい。

 頑張って張り詰めすぎると、頭が硬くなってしまって、楽しいとか、ときめくとかそういうの後回しになったりして、消耗していったり。

 だからこそ、小さくても幸せだなと思える瞬間も大事にして楽しく日々を過ごしていけたら良いよね、って言うのを二番に載せています。

 「宝箱の中」は宝箱開ける感じで少し前のめりで、AIきりたんに歌わせてもらって、消耗して忘れてるかもしれない優しい思い出を力強く思い出してもらえる場面になればという思いを込めています。

 「堅く閉ざしてた心の扉を開けてみた〜」も固定観念に支配されたりすると、私には何にもないや。。。とか悲観する結果に繋がったりしてしまうけど、少し客観的に見てみると意外と打開策というか光るものが今ここにあったりして、という。

 空も青空から星空へ転換させて、夜に一日を振り返って自分を見つめ直している感じを出しています。

6) 最後 について

 カタルシスですね。曲調が少し変わってパッとスポットライトに照らされる。

(活動休止されてから知って、ずっと好きなMALICE  MIZERさんの曲にも激しい中にカタルシス展開が入ってくる曲が多くて、好きで、カタルシスの入ってる曲に作詞できるなんて幸せだなとかみしめながら作詞してました。)

 ここではやっぱりストレートに自分の生を肯定することに焦点を当てたいなと思いました。自信持って堂々と生きて良いんだよって。

 そして、また明日も生きてみようかなと人生を続けていく、そんな力になればいいな、と。

7) サビ について

 私ははたまたピロウズさんの曲にも幾度となく励ましてもらってきたのですが、言わずと知れた名曲に「ハイブリッドレインボウ」という曲があります。

 この楽曲、聴いてみていただければ分かるのですが、最後にも胸キュンポイントが用意されています。

 私は一番の最後と二番の最後はサビなので似た構成にしていて、サビの最後の言葉選びが「ハイブリッドレインボウ」を想ったところで、迷ったのですが、「今日をきっと輝かせていける」と一番で肯定した方が二番に続く力になるかなと思って本作はあえて一番で力強く肯定することにしました。

 私が意図を込めたところは、こんなところ。そんな構成になっています。

 思ったより出会ってきた言葉とか考えとか哲学を込めさせていただいてます。

 楽曲の音を聴きながら言葉を選んだのですが、私が暗みから足掻いてきて、足掻いた過程で出会って励まされてきたものたちで構成されてたりっていう。。。ね。

8) もう一度、聴いてみてくださいますか?

 力強い楽曲と美しいイラスト、マーキー様の調整でA Iとは思えない、A Iきりたんの人の声に近い歌声が元気をくださいますよね。

 歌詞はこんな感じで書いていました。

 感想を聞かせていただけると、本当は大変ありがたいのですが、楽曲を聴いていただけるだけでもう充分ありがたいなと思います。

※※※

 今回のコラボ楽曲については思いの外、沢山記事を書きました。

 下記のマガジンの青空の画像のものが楽曲関連になりますので、ご興味ある方はよかったら、読んでみてくださいね。

 最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。