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ウェルカム・ブラックゲート 省かれたエピローグ。あるいは、それからのこと。

承前

それからはあっという間だった。

真のVRゲーム端末。完全な異世界体験。BG対応。

そのインパクトはあまりに大きく、そしておれの生活も一変した。まあ懐周りについては省こう。

真に一変したのは、予想の通り世界そのもの。
そのVRゲーム端末にダース単位で使用された隔絶した技術は、否応なく<ギフト>の存在を世界の表側に知らしめ、更なる熱狂をBGにもたらした。

――あるいは、それが、突然何の前触れ無くおれのような凡プレイヤーに<ギフト>をドロップさせたBGの意志なのかも知れなかった。

そして一般に知られるとともに、<ギフト>のドロップ量は目に見えて増えてゆき、隔絶した「答え」から「問」と「意味」を推し量ることが世界の学者の役割となった。

おれか? おれは今でも冒険してるよ。リアルが充実してても、それとこれとは別だろ?

冒険の門は、いつでも開いている。

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資料費(書籍購入、映像鑑賞、旅費)に使います。