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魂胆

散文の間を走り回るネズミ、輪廻転生から外れた先に現れた朽ちたサイクル、改行の隙間で暴れるレジスタンスたち、延々と同じようなことを、同じように続けるだけの、堕落した俯瞰から現れた恒常的な憎しみの端数、銀河団で加工されたファシズム、愚行ばかりを繰り返し、システム上の仮死状態から復活し、憂鬱な戦争の後から現れた青春と憂鬱、理性もないから、本能のままに生きたからこそ、破綻した自らの精神や、大それたことを話しては、カタルシスに至るための、定期的なガス抜きを行う政府的な観念から吐き出されプロセスに反し、かさばるだけの永遠や、そこで過ぎ去るだけの今、あらゆる幻想を記号化しては、酩酊するだけの深夜、痩せ細った行政が孕む、退屈な偽装、整合性もなく、途端に破壊されていくだけの、抒情的な結末の接合、聳え立つ動機が、壁のようであると嘆く少年に覆い被さる憧憬、頸動脈を伝う札束の奴隷たち、文学的な帰り道に寄り添う過程や、折り畳まれていく情景、時代的な波形や、経過していくほどに抉れていく空間を、ぼんやりと眺めては、定期的な空腹を癒すために、犠牲になっていく動植物、貨物列車を奪う強盗たちの手口、手切れ金を渡され、現れては、消えていくだけの、出来事の中で、攪拌されていく思いのようなものや、そこかしこで、靄のように消え去るだけの景色や、経過していくほどに、拗れていくだけの後先や、些細なことを繰り返すほどに、過信ばかりが生まれ、奪い合うだけの日々の中で、選択を誤っては、与えられたもので満足も出来ないから、倒錯したり、錯雑とした頭の中で加速していく自己犠牲のようなものに、騙されていくばかりなの、だ。

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