備蓄
猜疑心により萎びてしまった花々、世界の可愛さに気付く前に、居なくなってしまった君たちの悲しみを詰め込んだコップの中では、新たな世界が形成され、この、夢でしかなかった忌々しい現実が、何度でも同じように、何度も、違う顔をしながら、あたかも、そこにあったかのように示す間から、締め出されてしまっても、また、同じようなサイクルを進み、荒んでしまった過ちの中を彷徨い、印象に溶けてしまうだけの、末路の中で、細やかな愛すら信用できずに、与えられたものを、与えられたままでしか、理解できないような、曖昧な今に保持する理由や、そこで、縛られていくだけの、曖昧さを孕んだ互換性により、接続される永遠性や、あらゆる制限や、精神的な回路に住まう違う自分との差異や、裁断されるだけの、幼稚な涅槃でのさばる不安などを淘汰し、位置付けられるものや、その場に居残り、当たり前のような顔をして、突き進んでくる幼稚な戦争の保管場所や、捕囚として、あるいは、捕虜として、はたまた、神として、磔にされてしまうような、退屈で、怠惰なプロセスを徘徊する原理や、そぞろな意味や、習慣的な馴れ合いや、不感症的な彼女の適材適所な役割や、躍動する意思も、他者から見れば、止まっているように見えるし、そこで飛躍したり、疲憊したりして、石のように感じられるような、値の中では、価値なんてものは、役にすら立たず、そこで、破壊されてしまうだけの末路や、ロジカルな総意や、双方の不倶戴天の敵として、あつらえられた罪を練り上げ、うそぶくだけの、幼稚なまつわりに注がれる油により、燃え続ける世界の伴侶として、あらゆる犠牲を取り払い、誰もが、苦しまないようにと、願うほどに、食い込んでいく誰かの苦しみのようなもの。
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