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踊る

踊るような感情を携えた恋のようなもの、目の前で、すべてが崩壊していくのを、傍観していた、幼い頃の自分との別れ、怠惰な感性を忠実に再現する画家、体制的な理論を根治するための戦争の硬度、即席の自由に寄りかかるための詭弁や、うごめく思念や、底なしの欲望や、分散する可能性や、制約を謳うための自己犠牲やらが、想念にからまり、悔悟を謳う資本家たちが、謳う新たな事業、凝然としている脳内、浮遊するドラスティックな境界、バランスを失った成層圏に降り注ぐ宇宙線、紊乱な焦土から生まれた思念から乖離していく世界、確約された狂気の中で加速する浪費家たちが集い、乱立する数学的な不潔さに訪れる猜疑心や、征服欲なんかにより、偏る者たちが用いる祝福や宿命、そこかしこに訪れる退嬰的な奴らが支配し続けるから、何も変わらずに、ただ、腐敗していくのを、傍観してばかりである、と、言い放つほどに、食い込む退屈や、互い違いになるほどに、相似していく物事や、朦朧としていく意識との相関図や、交換されていく過ちの数、万世につきまとう曖昧な市場を掻き回す、攪拌機としての自己、あらゆる動機に課せられた罪をチラつかせるだけの、ニセモノの規約に反し、はびこる悪意を売買するだけの、宗教的なものからの飛躍を行い、わずらわしい主観からこぼれていく論理が、リリカルなものを剽窃しながら、何かになった気分でいるよりは、孤独で、怠惰なままでいて、異端を振り翳したりしないで、痺れたように、その場で膠着して、何か知ったような気分で居るよりも、何も知らないからこそ、姑息に世界を騙し続け、懈怠しても尚、ひれ伏すことなく、貫き続ける先では、降伏せずに、突き抜けている。

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