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【旅行記】長野県

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2020.11のこと
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DAY5 3年前の私へ

DAY5 3年前の私へ

当初はフルで働くつもりでいたこの1週間、
一分一秒ごとにこの土地と街と人が愛おしくなって、ついに私は午後休みをとった。

小心者の私は丸一日休みを取れなかった。

昼は、松本でとても人気だという食堂に行った。休日はとても混むらしい。
小雨降る肌寒い金曜日、待たずに入ることができた。

メニューは、地元の農家や商店のものを使用されていて、
一品一品絶対に残したらアカンという感じがした。
それは脅しと

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DAY4 寒さの中にも

DAY4 寒さの中にも

ここに来て気づいてしまったのだ。
ゲストハウスのお兄さんがとてもタイプだった。

わたしの才能といえば、どこでもすぐにタイプの人を見つけられること。

可愛い顔をしている人見知りそうな、冷めた目をしている柔らかい笑顔の、そういうどうしようもならない人がイイナ思うのだ。

それだけで本当に楽しい。

そんな4日目、松本にも慣れつつ
友人とコワーキングスペースにて仕事をした。

この日の予定はユルく暇

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DAY3_Googleマップにオススメされない店

DAY3_Googleマップにオススメされない店

昼も夜も振られた3日目。

1人で仕事をした。
ゲストハウスで、周りの声を聞きながら仕事をしていた。時間の流れが心地よい。

昼は、チャイナスパイス食堂という名前の薬膳中華の店を狙って歩いたが定休日。

急遽予定を変更し、第二希望のおきな堂という洋食屋へ行った。平日は良い、普段なら並んで待つ場所にサクッと入れる。

大人のお子様ランチを出す天国のようなレストラン。わたしはオムライスとプリンを頼み、

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DAY2 グッモーニン、塩尻

DAY2 グッモーニン、塩尻

ゲストハウスは、古い家の匂いがする。
煙たいような漆喰のような。
石油ストーブがさらに匂いを濃密にする。
コーヒーを淹れる香りが加わったらそれはもう。

いつもより早く起きた2日目、モーニングは松本名物だという水飴トーストとリンゴジュースを食べた。
いつもは感じない余裕と幸福感がお腹に広がる。

宿を出て、友人が住む塩尻へ向かう。
電車の本数が思ったより少なく、時刻表見る癖のない私は遅刻をすること

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DAY1-2 松本の土地の匂いについて

DAY1-2 松本の土地の匂いについて

@月曜日からビールを飲む

松本は寒かった。

腕をさすりながら改札を出ると、
そこは別世界だった。

大袈裟だ思うかもしれないが、
もうこれだけで来てよかったと思った。

東京とは全く違う匂い。
土地の香りは確実にある。
冷たくて静かで艶のある空気が、
鼻に口に流れ込んでくる。

ザクザク編みのおしゃれセーターの隙間には、
容赦なく寒さが飛び込んでくる。
秋、などという生易しいものではなく、

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【旅行記】長野県松本_DAY1(前半)

【旅行記】長野県松本_DAY1(前半)

@ある台湾料理屋にて記す

特急あずさに乗って1時間、意外にも松本は遠い。

揺れる車両の中で私は泣いていた。

久しく長距離の移動をしていないものだから
東京から2時間半の電車は、長く感じた。
パソコンを開いて仕事をしていたせいか、
ひどく酔ってしまった。

これから旅が始まるというのに
なんということだろうか、情けない。

情けないといえば、
仕事が嫌だということも思い出して
さらに泣けてきて

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