『あなたの恋人、強奪します。』#10最終話：「命がけの強奪！死にたがる彼女を救いたい」ネタバレ感想
『あなたの恋人、強奪します。』最終話が関西で6/16（日）に放送されました。関東では6/15（土）に放送されました。
TVerとAbemaで第１～３話、そして最終話は6月24日(月)23:59まで無料視聴できますので未見の方は是非ご覧ください。
Huluでは有料ですが全話視聴できますよ！
以降最後近くまでネタバレありますので未視聴の方はご注意を！
ラストはあえてネタバレ回避しておりますのでご容赦ください。
あらすじ#10
ヒナコ（武田玲奈）と陽介（渡邊圭祐）は、死にたがる依頼人・楓（尾碕真花）をカワウソ（山本浩司）の魔の手から救うことができるのか⁉命がけのラストミッション！
ヒナコ（武田玲奈）は楓（尾碕真花）の依頼を受け、楓の恋人であり自身の相棒でもある陽介（渡邊圭祐）の強奪作戦中。しかし、突然楓からキャンセルが入ったと梨沙（渡邉美穂）から連絡を受けたヒナコは焦りを感じ、陽介に楓の居場所を確認するのだった。
ヒナコの口ぶりにすべての事情を察した陽介は「ウソでしょ…」と混乱するが、一刻を争う状況にアプリで楓の居場所を見つけだす。そこは、陽介も知らない廃倉庫で…。ヒナコと陽介、オフィスでスタンバイしていた梨沙は、廃倉庫へと急行する。
一方で、自殺志願者が集うサイトで川田と知り合った楓は、「死にたい人の手助けをしたい」という川田の言葉にのせられその身をゆだねてしまう。電流が流れる棺に水を溜め、楓に自殺の手引きを淡々と行っていく川田。
廃工場で合流したCATのメンバーは楓を懸命に捜すが…果たして、カワウソに囚われ、自殺願望に絡み取られた楓を救い出すことができるのか!? そして、恩師・リンカ（竹内由恵）の消息は⁉ オフィスCAT、最後の強奪作戦が始まる。
感想#10
カワウソの正体
どれだけ美辞麗句を唱えても、結局他人の死に様を見て性的興奮を覚える殺人者でしたね。
深夜ドラマだからできる、あまり教育上よろしくない描写もあって、山本浩司さん、渾身の変質者演技でした。
駆けつける三人
雛子がカワウソの前の勤め先がコンクリート工場って思い出すのが遅かったら、楓ちゃん死んでたというギリギリのタイミング！
カワウソが死神過ぎる！
雛子絶体絶命！
楓が逃げたすきに雛子とカワウソがもみ合い、雛子が電流水槽に投げ入れられます！電流棒を振り上げるカワウソ！
雛子の運命は！？
梨沙の配電盤の操作は間に合うのか？
気になるでしょう？
気になりますよね？
最終話だけでもいいので是非配信でお確かめください！
この記事を書いている6月17日22:05現在、
TVerのドラマランキングで8位！
深夜ドラマとしては大健闘な一桁ランク、そして歴代最高ランクです！
細かすぎる恋人強奪#10
①廃コンクリート工場
いつもお世話になっている足コツさん情報によるとここだそうです。
生コンクリートタワーが着色されていたり、ベルトコンベアーの外装の錆が無くなったりしているのは実際に補修したのか、CG加工なのか？
気になります💦
②胸骨圧迫
自分が昔救急救命の実習を受けた際には「もしもし亀よ 亀さんよ～♪」の速度で胸骨圧迫をすると良いと教えてもらいました。
ちょうど最適なテンポ、100～120bpm（毎秒100～120回）になるそうです。
③梨沙のマジ泣き
これは絶対美穂さんマジで泣いていると思いますよ。
アイドル時代に出演した『DASADA』『声春っ！』『グッドモーニング、眠れる獅子』でも本当に涙を流していましたし！
④今回の原作は？
今回の６話は第２作目「別れの夜には猫がいる。」収録の「別れの夜には猫がいる」が原作でした。
楓と陽介の最後のシーンもうまく原作をドラマのストーリーに落とし込んでいましたよ。
カワウソ・川田拓也の名前だけは、第１作目「カワウソは二度死ぬ」から使われています。
原作ラスト、篠原楓の選択も興味深いので、ドラマが面白いと思った方は是非読んでみてくださいね！
最後に
古宮はどうなった？
エンディングで心温まるエピソードを披露してくれるので、とろサーモン村田さんファン必見です！
リンカはどうなった？
あえて最後は書きませんでしたが、ラストのラストでリンカが登場します。
「え？これってパート２あるの？」と思わせるいわゆる”クリフハンガー”な終わり方。
単純なハッピーエンドではない視聴者に想像させる終わり方、私は好きですよ。
気になるかたは配信で！🤣
全10話を振り返って
武田玲奈さん、渡邊圭祐さん、渡邉美穂さんのお三方を中心に、魅力的なゲストキャラクターが織りなす恋人強奪劇を縦糸とすれば、後半、ドラマオリジナルのリンカの失踪を横糸に重層的なドラマを繰り広げてくれて、ハラハラ・ドキドキの全10話でした。
原作に忠実な部分、改変が必要な部分を丁寧に検討し、原作を見事に再構築した脚本・構成・演出も相まって、原作者の永嶋恵美先生も大満足の、近年まれにみる幸福なドラマになりましたね。
私の推しの渡邉美穂さん演じる梨沙も大活躍でしたし大満足です！
できたら雛子・陽介・梨沙が活躍する続編、もしくは映画化とか期待するのは無謀でしょうか？
無理なら自分で同人誌書くレベルで「恋人強奪」の世界とお別れするのが寂しいです。
プロデューサー・監督をはじめとするスタッフの皆様、テレビ朝日の皆様、武田玲奈さん、渡邊圭祐さん、渡邉美穂さんのお三方をはじめとする出演者の皆様、そして原作者永嶋恵美先生、３か月にわたって楽しませていただき本当にありがとうございました！
（終）
原作：永嶋恵美「泥棒猫ヒナコの事件簿」シリーズ
感想バックナンバー
第１話～第９話の感想は以下からどうぞ。
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