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「信じる者は救われる」は証明されている話。【心理学】

こんにちは。ナポーンです。

今日は心理学の話をしようと思います。

みなさんは「信じる者は救われる」という言葉を聞いたことがありますか?

実はこの言葉、あながち間違いではないんです・・

大丈夫。
僕はいたって普通の大学生です。

あやしい勧誘の類をしているわけではありません(笑)

解説していきます。

ここで、とある宗教団体の例を出してみようと思います。

ある教祖は、

と預言し、その教団の信者たちはこれを信じていました。

そして預言の日、当日になったが結局何も起こりませんでした。

信者たちにとっては、

と、非常にショックを受けるわけです。

いままで信じていたことがすべて嘘だったかもしれないとなると、平常心ではいられませんよね。

しかし、その日一つ屋根の下集まっていた信者たちは話し合いの結果こう考えました。

こういう結論に至ったわけです。

もしここで教祖様の教えが間違っていたことを認めれば、これまで捧げてきた信仰、時間、資金、その他もろもろが全て無意味だったことになる。

だからあくまで
「預言が外れたのではない。私たちの信仰のお陰だ。」
と考えたのです。

実は、信者たちがこうした考えに至ったのは心理学的に説明がつきます。

これは、「認知的不協和」がキーワードなんです。

認知的不協和とは、「自分の心の中に矛盾を抱えた状態のこと」を指します。

また、人間は、矛盾を抱えると無意識にそれを解消しようとするのです。(一貫性を求める。)

さきほどの話の信者たちは、

のように、
「教団を疑う自分と信仰してきた自分」

二つの矛盾を抱えてしまっているのです。

これがまさに認知的不協和が起きているということ。
そしてそれを解消するために、預言が外れたという事実の解釈を変えてしまったんです。

「預言が外れたのではなく、自分たちの信仰が天にとどいたから洪水は起きなかった。」

そう解釈することで、

「教祖様の教えは間違っていない。祈りは届いた。なんてすばらしいんだ!」

と、自分の中の矛盾を解消することに成功した。

この記事のタイトル、
「『信じる者は救われる』が証明されている。」
とは、このことです。

正確には、「信じる者は救われようと解釈する」が正しかったかもしれませんね。

ではもう少し身近な例を。

普段タバコを吸っている方もいるかもしれません。(僕は吸わないですが)

タバコは肺がんや心臓病になる危険性が高いとよく言われます。

でもタバコが大好きな人は一日に何本も吸ってしまう。

ここで認知的不協和が起こりました。

そしてこの人は、結果以下のような結論に至ります。

こうして喫煙を正当化することで自分の中の矛盾を低減しようとするのです。

さきほども言ったように、人は一貫性を求めて合理化しようとする生き物ですから、こうした行動は必然。



こういった心理が無意識に働いているのはなかなか面白いですよね!

客観的にいまの自分を見つめることにとても適した理論だったのではないでしょうか。

ごめんなさい。
ちょっとタイトル詐欺だったかも(笑)

では今日はこのくらいに。

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さようなら。ごきげんよう。

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