過度な減量から身体と精神壊しかけたお話。

小中学生のときから、ぽっちゃり体質の私は、自分の体型で笑いをとってきた。友人に、「中肉中背」というあだ名をつけられたり、デブの替え歌を歌われたりしたけど、「ふざけんなー」といって笑うしかなかった。

 妹と母は細身だったので、自分の身体はデブだと思いながら生きていた。家族にも私の体型はネタだった。生まれてからずっと体型コンプレックスを抱えていたが、ダイエットは成功したことがなかった。

 そんな私に転機がおとずれた。

 30歳手前で、ジムに通い出したのだ。イケメントレーナーとの会話を楽しみに週に3〜5回通った。

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 そして、それと同時に食事記録を始めた。PFCを計算し、タンパク質多め、炭水化物超少なめの設定をした。
 スタートして3ヶ月ほどだったころから体重が落ち始めた。生まれて初めての減量成功である。53キロあった体重は半年ほどで48キロになった。体脂肪率は、20%を常時切り、腹筋ラインも見えていた。

 会う人、会う人に「痩せたねー」と言われるのが快感になっていった。

 このころから、月経不順になっていったが、体重が戻れば、月経もすぐに戻ると思っていた。
 
 しかし、この考えは間違っていた。

 コロナ禍が始まり、月経がほぼ止まってしまったので、さすがにヤバいと思い、少しずつ体重を増やしていったが、一向に月経はこない。
 
 太ることへの嫌悪感。止まらない食欲。リバウンドと月経不順により、イライラする日々が始まった。

 仕方なく産婦人科でピルを処方してもらった。月経が安定してくることと引き換えに精神がより不安定になった。私の場合、ピルとの相性が悪かったらしく、毎日泣きながら職場に通う日々が始まった。夜中の3時には目が覚め、寝られない日が続いた。基本的にポジティブ人間な私にとって、人生で初めての経験だった。

 どうすればよいか分からなくなった時に、たまたま流れてきた漢方の先生のツイートを見た。
 「月経痛や月経不順は、漢方で緩和できます。」
 藁にもすがる気持ちと、半信半疑で予約を取った。生活リズムや食生活についての問診の後、言われたのが、
 「まず寝てください。でも、夜中に起きてしまうのは、エネルギーが不足している証拠なので、みやこさんの食生活を変えてもらいます。」

 具体的には、朝はお粥。夕食は、味噌汁と魚と白米。PFCバランスでタンパク質多め、炭水化物少なめにしてきた私にとって、白米は敵である。抵抗しかなかったが、とりあえず精神安定するまでは!と思って始めた。

 それから約2年が経とうとしている。

 まだ、漢方薬の処方は続けているが、月経は安定しており、月経痛はほとんどない。体重は54キロぐらい。体脂肪率は23から25ぐらい。

 今はやっと胸を張って、自分の身体が大好きって言える。大好きな筋トレも続けている。

 まだまだ痩せ体型神話の時代は続いており、芸能人の細さに憧れる人は多い。痩せ体型は悪くもよくもない。その体型で健康的な人もいると思う。

 私のパートナーは、太れない体質でそれがコンプレックスだった。

 PFCバランス管理だってすばらしい!私が唯一成功した減量方法だ。ただ、私が過度な体重減少を目標にしたのが間違いだったのだ。
 
ダイエットとは、「体調維持のための食事管理」のことである。ダイエット=痩せるではない。
 
 一律化した美に対しては、意義を唱えたい。みんながみんな自分の身体を大好きでいられる時代になってほしい。
 

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