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お産婆さんの知恵をもう一度②



長男は生まれた時から
手のかかる子どもでした


一日中、機嫌が悪くて泣いてばかり。。
抱っこしてないと泣き続けるから
私の手は腱鞘炎になるほど


なんでこんなに泣くんだろう
なんでこんなに機嫌が悪いんだろう


発育も遅くて
歩くのも、喋りはじめるのも遅い
3月生まれときたものだから
4月生まれのお子さんと比べて
同じ学年とは思えない。。差を感じて


3歳くらいだったかな
ようやく少しずつ喋り始めて
まだまだ話す言葉は少ないのに


よく息子が話す言葉が
「かーかん(お母さん)あたまがイタイ」


私はとても心配になって
脳外科で診てもらったり、鍼灸の先生に相談に行ったり
それでも原因がわからず。。


プレ幼稚園に通うようになると
先生から、お子さんの成長が遅いから
一度専門の先生に診てもらってくださいと


悩んでいたとき
同じマンションに住む
1つ上の学年のお母さんから


そのお子さんも同じプレ幼稚園で
同じことを言われたそうで


いまは遠いけれど
モンテッソーリ教育の幼稚園に通うようになって、
ベテランのおばあちゃん先生が個性を大切に
教育してくださるから息子ものびのび成長していて
本当に感謝しているの。と


よかったら見学に行ってみる?
そう言ってくださって
すぐにお願いして行くことになりました


長男にとって
モンテッソーリ教育は本当に合っていて
息子も私も体験から学ぶことが多く
大切な気づきをたくさんいただきました


小学校に入ったら
今度はモンテッソーリとは真逆の教育
それはそれでしんどかったと思います


相変わらず頭が痛いと言う日もあって
小学4年生で「ひどい舌癒着症だと知って」
簡単な手術をしてもらい呼吸が楽になって


これで頭痛から解放されるかも
そう期待していたのですが
頭痛だけは良くならなくて。。


いまから20年以上前だから
ネットで検索してもほとんど情報は出てこない
まだ家庭にやっとパソコンが入るかどうか
そんな頃だったから


ほかに息子に何か必要なものがあるかもしれない


そう思って


本屋さんにヒントを求めて
大阪にある紀伊國屋さんに行きました
とっても広い本屋さんで


家庭の医学の本棚の前に立って
「息子のヒントになる本はないかな」
祈るような気持ちで眺めていると

ふと一冊の本がピンときたのです


その本を取り出して開けてみると
オステオパシーの(頭蓋骨矯正)本でした
「息子にこれがいいかもしれない」


早速買って帰って、読んでみると
全国の先生のお名前が書いてありました


なんと家の近くに
アメリカで学ばれたオステオパシーの先生が
おられることを知って
わぁ〜車で5分のところにある


すぐに予約をして長男を連れていきました
オステオパシーの先生が診てすぐに
「息子さん、生まれたとき、泣き声が弱くありませんでしたか?」と


実は私も長男が生まれた直後
泣き声の弱さが心配になっていたのです
赤ちゃんってこんなに泣く声が小さい?


すぐにそのことを言い当てた
オステオパシーの先生は


ゴム手袋をはめて右手は息子の口の中に
反対の左手は頭を持ちながら
クイクイと調整してくださったのです


先生「お母さん、赤ちゃんは産まれるとき
産道を通るために頭を小さくして生まれてくるのです

生まれた瞬間、大きな声で泣くことによって
縮めた脳の中心が広がるのですよ

息子さんは泣くことが弱かったので脳幹(脳の中心)が
縮まったまま大きくなっていたのです

だから小さい頃から頭痛があったし
頭を振ったりしていませんでしたか?」と


私「そうなんです。小さい頃から頭をよく振ったり
壁に頭をこんこんと叩きつけることもあったんです」


先生「それはね、自分で脳の中心を広げようとしていたんですよ
昔のお産婆さんはね、泣くのが弱い赤ちゃんには、
お尻をぱんぱんと叩いて大きな声で泣かせてたんですよ。

そうすることで広げるようにしていたんです。残念ながら、
いまのお医者さんはそのことを知らない人も多いのです」と


悩んでいたことが一気につながる嬉しい瞬間でした


先生からはありがたいことに

「息子さん、本当は頭のいいお子さんですよ
かわいそうに、がんばる気力も無くなるほど
しんどい状態だったんですよ
これからの成長が楽しみですよ」と


本当の原因がわかり治してくださって
ようやく心から安心することができました


その後、不登校は続きましたが・笑
アメリカに留学をしたり、バックパッカーで旅をしたり
写真を学んだり。いまの仕事につながっているかな


大人になって息子に聞きました。
どうして日本の学校は不登校になったの?
「だって将来役に立たないと思ったから」


でも確かにそうだったな〜
不登校になったことで困ってることもないし
学校に行かない間にいろんなチャレンジができたし


小さい頃のモンテッソーリ教育が
息子にとって一番役に立っているかも
自分で考えて行動することの大切さを教えてもらえたから


それにしても
お産婆さんの知恵は大切にして欲しいです
もし助産院で産んでいたらこんなにも長く
親子で悩むこともなかったし


でも原因がわかって本当によかったです
良いことは消されることも多いんですよね


お産婆さんの知恵が復活することを願って


同じようなことで悩まれている
お子さんもおられるかもと思って書いてみました
親も子も幸せに暮らせる世の中になりますように☆


たまに旅したときの写真を送ってきてくれます
これはベネチアです
長男は自分がHSS型HSPだと言ってます
おかんもそうだと思うよ〜それでHSPのことを知りました


私、イタリアは行ったことないけれど
まだ見ぬ世界はいくつになっても見てみたいです

Merci 💛

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