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お産婆さんの知恵をもう一度①


長男は生まれた時から
手のかかる子どもでした


ずーっと泣いていて
ずーっと機嫌が悪くて
夜泣きは毎日づつくし


お乳の飲みは悪く
ご機嫌に笑うことはない


私がまだ若かったから
子育てが頑張れたんだと思います


歩くのも遅ければ
喋るのも遅くて
落ち込むことも多く


同じくらいのお子さんに比べて
発育も遅くグレーゾンだったんです


どうしたらいいんだろう
小学校に入って悩みは増え


そんなときに
仲良くなったママ友たちから
舌癒着症のことを聞いたのです


「舌癒着症」それってなに?


私が住んでいる地域に
とても人気の助産所がありました

テレビでも取り上げられる
ベテランのお産婆さんがおられて


その助産所で出産したママたちは
みなさん舌癒着症のことを知っていて

そこで出産したお子さんの多くは
舌小帯(下の裏)を切っているのです


そのことを詳しく書かれている本や
資料を貸してもらって読んでいくと


まるで長男のことじゃないかと思うほど
まったく同じ症状が書かれているのです


その助産所で出産したママたちは
赤ちゃんを連れて
神奈川県大和市にある
向井診療所で切ってもらうことを知って


一度、息子たちも
その先生に診てもらおうと思い
新幹線に乗って行きました


長男が10歳
次男が7歳の時に


診察室で先生が
長男の舌を見るなり


「お母さん、よく頑張って育てましたね
お子さんも辛かったと思いますが
お母さんの頑張りでここまで育ててこれたのでしょう」


その先生の言葉を聞いて
私は声をあげて泣いてしまったのです


ずっと自分の育て方が悪いから
子育てがうまくいかないんじゃないかと
自分を責めていたところがあったから


先生は長男の舌を見て
ひどい舌癒着症だと言われて
それで手術をする決心がつきました


日帰りの手術で、局部麻酔で
切るのはあっという間です


切ってからの痛みは辛そうでしたが
翌日には痛みも和らいで


数日後、学校に行く朝
10歳の長男が言ったこと

「お母さん、息吸うのがめちゃくちゃラク
こんなに息が吸えるんやね」と


赤ちゃんの時に機嫌が悪かったのも
舌癒着症で酸欠になっていたのです

詳しく書いてくださっている病院もあります


長男も次男も
大きな病院で出産しましたが


その病院のベテラン助産婦さんは
お乳の飲みの悪い長男の舌を見て
舌下帯を切ったほうがいいわね


と言ってたのに
ほとんどの病院はそのままにされます。。
病院によっては切ってくださるとことろも
あるみたいですがほんと少なくて。。


むかしのお産婆さんは出産直後に
簡単に切ってくださっていたそうです


それが小児科学会が関係ないと言い出して
切らない方向に行ってしまったのですね


仲良しの歯医者さんの女医さんと
その話をしたんですが
私は必要だと思うと話されていました


歯科の先生のほうが理解があったりします


この20年で舌癒着症の
重要性を理解してくださる先生が増えて
本当によかったと思います


賛否両論あるとは思いますが
うちの息子たちは切ってよかったです


向井先生から、あともう一つ言われたことが


「息子さんたちにお子さんが産まれたら
すぐに連れてきてくださいね
これは遺伝でもあるから」とも言われました


昔のお産婆さんは
大切なことをわかっておられたのですね
赤ちゃんのときに切ってやれたら
親子で苦しむこともなかったかな


小学生になってからだけど
知ることができてよかったと思いました


子どもたちにとって
これからの人生に関わる大切なことは
お願いだから続けてほしいですね


そうそう、姪っ子も甥っ子も切りました
妹たちも妹の旦那さんたちも


私だけ切っていないのですが
大人になってから切る人も多いそうです


あともうひとつ
お産婆さんの知恵があって
長くなるので、次に書いてみようと思います

Merci 🩷

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