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素直な自分であるために

自分の殻に閉じこもっていると素直になれない

自分の気持ちに素直になれるのは、自分自身と自分との関係が、とても良い関係であるときに、自分の気持ちを素直に出せるものだと思うのです。誰かに相談するときも、信頼出来ない人には、悩んでいる素の自分をさらけ出すことは出来ないはずです。どれだけ、自分であっても、信頼できない自分ででは、素直になれないのだということです。

では単純に自分との関係が悪い時って、なんだろうと考えてみたんです。単純にそれは、僕自身、自分を裏切り続けたことが原因だと思うのです。僕は自分が、とても嫌いでした。自分の気持ちを裏切り続けてきたから。更に深く内観してみると、僕は自分の殻に閉じこもっている時こそ、自分を裏切り続けていることに気が付いたのです。

自分の殻とはどうして出来たのか

自分の殻とは、本来、自分を守るために出来たもの。外からの攻撃から、自分を守るために作られたシェルターみたいなものです。そこは、確かに心地良いもので、心を安定させることが出来ます。

それは、とても聞こえが良いように感じるのかもしれないけれど、もちろんデメリットも大きいのです。それは、殻の中を守り抜こうと、何でもかんでも、どんな状況や状態であっても自分を正当化してしまうものだということ。どんなに自分に非があったとしても、誰かのせいにしたり、誰かを悪者にしてでも、自分を守ろうと正当化しようとするのです。

それは、自分の本来の気持ちを裏切り続けてしまっているのです。心の奥では、全て見透かしているかのように、自分の気持ちを分かっていながらも、自分を正当化するために、無視し続けているからです。それは、自分の気持ちを裏切り続けていると言えるのですから。

例えば、もし自分が相手の傷つく言葉を知っていて、それを言ってしまったら、当然自分自身は、いけないことをしたのだと、認めて反省して、謝罪したりするように行動をしないといけないと感じているはずです。

なのに、自分の殻に閉じこもっていると、あの人の方が、こういう部分があるからいけないんだといって、相手を無理やり否定して、自分は悪くないと正当化しようとします。

でも、心のどこかでは分かっているんです。相手に対して、傷つくと分かっていて言ってしまったのは自分自身だってこと。悪いのは全部自分自身だってことを。こうしたこと、何か心当たりはないでしょうか。

その殻の中に閉じこもっている限りは、自分自身の信頼を得ることはできないものだということです。

自分の殻から抜け出して、素直な自分になるために

自分の殻から抜け出すには、ちゃんと自分の中にある嘘に気づくことだと思います。自分自身を正当化しようと、これまでたくさん誤魔化してきたことをそれは違うということをちゃんと認めていくことです。

その為には、ちゃんと自分という存在をひとりの人として扱ってあげることです。具体的には、ちゃんと自分の話を聞いてあげることで、自分の本音を知ることではないかと思うのです。

人を傷つけてしまったなら、無意識に正当化して、相手のことを悪く言ってしまったけれど、自分の本音はどうだろうって。本当は、自分が悪いと認めたいんじゃないかって。あの時は、自分を守りたくて必死で、嘘をついて誰かを傷つけてしまったけれど、本当は自分の非をちゃんと認めたいと今では思っている。そんな思いたちを、モヤモヤしながらも、今なお必死に隠している自分はいないでしょうか。

そんな、自分自身を認めてあげることが出来るようになるにも、自分自身をちゃんと人として扱ってあげることが大切だと感じます。それは、自分のことを尊重してあげることが出来るからです。

ちゃんと丁寧に話を聞いてあげる。自分が何かを言って伝えようとしていることを最後までちゃんと聞いてあげるのです。例えそう出来なくても、自分が何を言おうとしようとしているのかを、くみ取ろうとする。自分を大事に扱おうという思いが見れた時に、自分という存在は、殻の中から出てきてくれる。

だってその時は、もう殻をに閉じこもらなくても、自分という存在が守ってくれる存在であり、暖かく見守ってくれる存在があると分かっているのですから。

その時は、すでに、素直な自分になっているはずだと思います。



最後まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー

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