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人の目が気にならない生き方

人の目ばかり気にしてきた

僕は、自分がどう思われるのかをいつも気にしていました。いつから、そうなってしまったのかを考えてみたこともあったのですが、どうやら子供の頃から、人の目ばかり気にしていたように思います。

母は非常に厳しかった為に、僕はいつも母の顔色ばかりうかがうようになっていました。友達と遊ぶときも、ゲームをしている時も、習い事の帰り道に、寄り道するときも、「そんなところで道草食って遊んでないで、早く帰って勉強しなさい。」と、何処からか声が聞こえてくるような気がしていました。そんな風に母がいつも何処からか見ているのではないかと、疑っていたくなるくらい母の目を気にしていたのでした。

人の目が気になってしまったのは、そうした経験がはじまりではないかと思います。そんなことを感じていたからこそ、僕は学生時代に、何よりも自由を求めるようになったのでした。これまで強く母親に抑え込まれてきたものだから、反発も大きかったんだと思います。大学に行けと言われ続けた母に対して、そんなところには行かないと言い出してしまった始末でした。

ただ、そうやって反発し母の目からは逃れようとしていたのですが、今度は、同級生や仲間内の目を何よりも気にするようになっていました。自分の好きよりも流行りの物をお気に入りだと言っていました。その情報収集にかなりの時間を費やしていました。本当は、本を読むのが好きだったけれど、そんなことを言えば、がり勉だと言われてはやし立てられてしまう気がして、流行っているテレビを見て、友だちと話が出来るようにしました。仲間内にはリーダー的な存在がいました。その人の好きなものを、僕も好きだとよく言っては気が合うことをアピールしていました。本当は、ロックバンドが好きだったけれど、その人がspeedが好きだった為に、自分に嘘をついて自分も行きたかったんだと言って、一緒にコンサートにまで行ったくらいです。

いつしか、自分の意見や気持ちが言えない大人になっていました。発言したことが、もしも、みんなと違ってでもしていたら、そのグループからはみ出してしまう。そのことを何よりも恐れていたんです。言えば、僕は勝手に同調圧力を強く感じていたんです。自分がどう思われているかばかりを気にして、自分を制限し縛られていたのです。そこには、明かに自由というものはなかったのです。

はみ出すと叩かれてしまう理由

出る杭は打たれるというけれど、それは間違いのないことで、出る杭とは、調べてみたら才能あるものが自己主張したら、叩かれてしまうことを意味しているようです。ですが、右にならえという風習もあります。それが、ごちゃごちゃに混ざってしまい、はみ出してしまうことが、叩かれてしまうものだと認識をしてしまったのかもしれません。

はみ出してしまうことが、どうして叩かれてしまうのかのかを考えてみると、それは人に迷惑をかけてしまうのではないかという感覚を持っていたからではないかと思います。だから、いけないことだと思い込むようになっていたのではないでしょうか。人の迷惑はかけてはいけないと僕らは何よりも重要なことだと教えられてきたものですから。

だから、僕は必要以上に自分を縛り付けていたんだと思います。

勉強しないこと、宿題をしないこと、喧嘩をすること、こうしたことで間違いなく人に迷惑をかけてしまっていると教えられてきたんです。でも、それは正しいものだと今でも思ってはいます。

ですが、大切なことははみ出し方にあったんだと気が付いたのです。人に迷惑をかけないはみ出し方を学んでいく必要性を感じたんです。自由であっても人に迷惑をかけてしまうのは、僕にとっても幸せを感じられないものだったからです。

本来は、自分の意見を通すことは、誰かに迷惑をかけてしまうのではないかと考えてしまうものだと考えていました。だから、自分の意見が言えなくなってしまった。でも、自分の意見を通すことで、誰かが笑顔になるかもしれないという視点を持てていたら、きっと、僕は自分の意見を言っていたと思うのです。

結局のところ、何をやっても批判されることもあるし、応援してくれることもあります。この社会の中で出る杭は打たれることは、確実に起きてしまうことでもあります。

だからこそ、自分の中でネガティブな部分に視点を集中させるのではなく、その中からポジディブな部分を見つける力を身につけていく必要があるのです。

同調圧力を感じている自分から、応援されている自分や誰かを笑顔にしている自分を感じられる自分に変えていく。

それには、今の自分にはない視点を知ることが大きな一歩になるはずです。学ぶ必要をまた感じることが出来たように感じます。

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最後まで読んで頂きありがとうございます。
今日も自分をご機嫌に。
メルシー

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