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対極的な自分を中和する

対極をなすもの

少し考えてみて下さい。対極的なものと言えば、なんでしょう?思いつくままに挙げてみると、「太陽と月」「海と山」「白と黒」「未来と過去」「晴れと雨」「夏と冬」「人工と自然」「戦争と平和」と、言ったように次から次へと浮かんできます。

では、人に関して対極をなすものと言えば、「ポジディブとネガティブ」「夢と現実」「流れにまかせると綿密に計画を立てる」「楽観的と悲観的」「せっかちとのんびり」と言ったようにいくつも思いつくことが出来ます。

思いついたもので、自分はどちらに当てはまるのかを考えたときに、意外とすんなりと選ぶことが出来るものです。僕の場合なら、ネガティブで現実的で綿密に計画を立てる方で、悲観的でのんびりといったように考えることが出来ます。

僕らはえてして、対極のどちらかに偏りがちになってしまうのです。

ですが、本来はどちらかに偏るのではなく、両極を自分の中で折り合いを付けていくことこそ、大切であるとされています。

例えば、極端なポジディブな自分でいると、自信過剰になったり、何かをやり過ぎてしまったり、無責任な行動をしたり、失敗から学ぼうとしなかったりしてしまうものです。それでは、上手くいかないことばかりです。そして、極端なネガティブな自分でいると、不安や気持ちが落ち込み過ぎて、極めて消極的になってしまいます。そうなると、ポジディブとネガティブの中間的な自分でいることが望ましいものだと言えます。

夢と現実も同様で、夢ばかり見ていたって、夢が叶うはずもありません。現実をみながら歩んでいかないと、理想に近づくことは出来ません。流れに身を任せると綿密な計画を立てるも同じです。流れに身を任せてばかりいると、上手くいくはずもありません。ですが、綿密な計画ばかり立てていても計画倒れになってしまうし、動き出すことさえ出来ません。

でも、その対極にある両極端な自分を否定するのではなく、その両極端な自分を受け入れて大切にすることで、折り合いを付けることが出来るものだということです。

このことは、様々なことに言えるのです。

対極的な自分を中和する

例えば、自分と価値観な反対な人を見て、相性が最悪だと思う人は多いと思うのですが、本来は、自信を持っていいほど、相性が最高のものになるのです。そもそも、人には自分にないものを求める心理があるものです。自分にないものを持っている人に惹かれるものだし魅力を感じるものなのです。恋愛感情もそのひとつであると言われています。自分の中にある受け入れられていない部分が、相手に見えた時に感情的になってしまうものです。

そして、今、あなたの中で思い出すだけでも辛い過去だと思っていることがあるのかもしれません。挫折してしまったことを人生の汚点のように思われているのかもしれません。

ですが、今、自分自身が素晴らしい出会いだと感じていることや自分自身の在り方を受け入れることが出来ているのは、全て、そうしたネガティブな過去のおかげだと言えるのです。

僕は、高校生の時に、父親の会社が倒産して、お金がなくて大学受験を諦めたと言う経験があったから、人生の全てを掛けるほど夢を持ち、情熱をもつことができた料理に出会うことができました。料理は今でも、僕の生きる軸となっています。そして、うつ病を患った経験があったからこそ、自分と向き合うきっかけが出来たのでした。そして、自分の人生を見つめ直し、変えることが出来たのでした。

人生にとっては、良い出来事だけではダメなんです。辛いことも悲しいこともあるからこそ、人として成長し、幸せを感じることができるのです。

だから、自分の中にあるネガティブな部分。短所や嫌いな性格、辛い過去や人生の挫折も、全て大切なものなのです。それを理解できると自分に優しくなれるような気がします。

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最後まで読んで頂きありがとうございます。
今日と言う一日が皆さまにとって最高の一日となりますように。
今日も自分をご機嫌に。
メルシー

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