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人生の可能性問題

僕の子供の頃の夢のお話しです。僕は小学校3年生の時に夢の作文を書いたのでした。大人になり、母親がその作文を見せてくれた。子供の僕は何になりたかったのだろうと気になって読んでみたら、僕はなんと巨峰になりたいと書いていて、巨峰がどうして好きなのかを延々と書きつづってていた。

この話を友人に話した時に、大いに笑われ僕の黒歴史のようになったのですが、僕は昔の自分に言ってあげたい。素晴らしい夢だねって。

いつしか僕たちは夢を描くことに躊躇してしまいます。あれは出来るけど、これは出来ないこれは無理だと。なのに多くの人は悩んでいます。自分らしくいきられないのだと。そこに違和感と矛盾を感じるのです。

大人になると自分に制限をする理由

結論から言うと、年齢を重ねるにつれて焦りが出来てくるからだと思うのです。

20歳にようやくなれたと思ったとき、急激に高校生の自分が青くみえたのです。20代後半に進むにつれて、自分自身が誕生日を嬉しく思わなくなった。そして、20歳になって喜んでいた自分が青く見えた。

20代後半は自分の可能性を信じたくて無茶して突っ走って。そんな自分を30歳過ぎたら青く見えてしまう。30代と40代と50代とどんどん進んでいくうちに、青かったあの頃が輝いていた。

そういった人生の中で一番輝いていた日々に執着し、焦りを感じるのです。

これはだれの人生なのかと思われるものかと思われるかもしれない。だけど、何か引っかかるものはありませんか。どこかしら共感できる部分はあるのではないでしょうか。

子供のころにそんな焦りがなかったから、時間はたっぷりあるように思えたから、夢にかける時間もたっぷりあるものだからどんな夢も描けたのです。

焦りは視野を狭くさせる。いつからか、時間がかかるものは無理だと思うようになっていった。それは昔と比べたら時間がないように思えるからなのです。

今日という日が人生で一番若い日だというものだけど、人生で一番老けている日でもあるのだから。だから、この焦りを抗うことはできないのです。


自分に制限しないために

では、どのように考えていけば、自分のありのままの夢を描くことができるのだろうか。

僕はキャンプに行くのが夢のひとつのなだけど、今はなにもない状態なのです。道具もなければ知識もない。

今の僕だとキャンプをするのは難しいが、そこで諦めずにやっていくと、未来の僕はどうだろう。キャンプのYouTubeや本をみて想像をしたり、知識を身に付け、キャンプが好きな人達と出会い仲間ができる。何処のキャンプ場にしようかと予約をしたり、少しづつ道具も揃えていく。

そうすればキャンプをする夢に手が届くのではないでしょうか。

僕が出来ないのは今の僕であって、未来の僕ではない。出来る、出来ないの判断に時間と自分の成長を入れて判断していないから無理だと感じるのです。

これは、明かに自分を見誤っている。僕たちは知らない間に自分の成長を入れて未来を想像していないのです。

僕たちは日々成長している。前進しているのです。年齢という数字になじめずに焦りが押し寄せてくるかもしれない。その焦りから長期的な夢を追うにはもう遅すぎるし、年を取り過ぎていると思うかもしれない。

だから、自分の中で年齢という焦りの気持ちを受け入れることで、自分に対する誤解が解けていく。

そして、人生に制限することを辞めようと思えた時。本当の意味で、今、この瞬間こそが、何か始めるのに最高の瞬間だと気付くことが出来るのです。


未来の描き方

未来を想像する中で、多くの人が成長を前提しない未来予想をしてしまう。分からないから、想像できないと言って、シャッターを下ろしたように自分の気持ちも閉ざしてしまう。

未来に制限をかけてしまうのです。

分からないなら、分るようにすればいいのに、想像できないなら、想像できるようにすればよいのに。それだけのことも行動しないのです。

耳が痛い話かもしれないかけど、未来に対して、こうなりたいというビジョンがあって、少しずつ積み上げていって、それが少しずつ見えてくる。

それを、現状ばかりみて成長を前提としない、未来をみてしまうものだから、すごく幅が狭くなってしまう。

成長を前提としない未来は、人生において不安に飲まれてしまうのです。どんどん幸福度を下げてしまう。この問題は凄くもったいない。

年齢という数字にとらわれずに思いっきり夢を描いていこう。未来のあなたがきっと応援してくれるはずだから。人生をためらっている時間は必要ないし、焦るほど短く感じなくてはいいものなのだから。

最期まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー

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