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自分の為に、怒り、憎しみ、恨みを捨てよう

憎しみは消えない

もし、あんなことがなければと思うことは沢山あるのです。あんなに酷い目に遭えば、人格だって変わるものです。こんなにも、悲観的で、卑屈で、いつまでも勇気が持てないのは、かつて受けたいじめや母親との確執。そして、僕のことを、ぼろ雑巾のように扱った会社の上司のせい。

僕が、一体何をしたのかというのか。生意気な態度を取ったのか。反抗的な態度だったのか。自分のダメな部分を探してみても、釣り合うはずもない仕打ちです。

もう、すっかり年月は過ぎている。きっと、僕を苦しめた人達は、僕の存在すら憶えていないものでしょう。しかし、未だに僕は憶えている。どれだけ月日が経っても、当時の苦しみ、悲しみや辛さは消えることはありません。

当然、憎しみというのは、そう簡単に消えることはないものだと感じていました。

今、何か嫌なことが起きると、すぐに、僕は、そうした辛い過去と結びつけては、全て過去のせいにしていました。

かつて僕が、とある詐欺被害に遭い、大きな損失を負ってしまったときも、自分の気持ちにスキを作ってしまったのは、過去の出来事たちのせいなんだと、嘆きました。

今を楽しむために

でも、心の何処かでは分かっていたんです。

いつまでも過去のせいにしていては、いつまでも過去のしがらみから抜け出せないことも、前に進めないことも。

そして、時間が経ってから、気が付いたことがありました。僕を不当に扱った人達と同じくらい、意気地なしで弱い自分自身も、憎しみを持ち、許せないでいたのでした。

不当な扱いを受けた頃は、自分は悪くないと思っていたから、怒りの感情を持っていました。色んなことを過去のせいにしては、心を落ち着かせること出来まました。しかし、肝心なことに逃げている自分がいることも自覚できるのでした。

いつまでもうじうじしている自分。言い訳してしまう自分。あの経験のせいでと、簡単に諦めてしまう自分。いつもいつも、後ろ向きな自分。これらの自分をいつも、情けなく感じては、強い不信感を抱いてしまっていたので許せなくなっていました。何かと自分をいつも責めていたんです。

不当に扱った人のことをいつまでも忘れられないのも、一向に前を向こうとしない自分を責めてしまうことは、未だに許すことが出来ていないということ。

心の奥では、許せるはずがない。許すことが出来ない。恨んでいて当然だ。こうした思いが、根深く根付いているのでした。だから、どれだけ、忘れようとしたって、忘れられないのです。

でも、幸せに生きる上においては、そんな人たちであっても許すことが重要なのだということ。

その理由は、怒り、憎しみ、恨みというものは、何の恩恵も得ることはできないからです。ただただ、マイナスにしかならない。あるいは、物凄いエネルギーを注ぎ込んでしまうために、身を亡ぼすものにしかならないということです。

人を許すことが必要なのは、何もその人の為ではなく自分のためなのです。

許すことで心の中が平和になるから。

いつまでも、忘れずにいることは、感情的になり、心が乱れ平和ではありません。その為に、大事な今を楽しめていないのです。

とりわけ自分自身を許そう

自分の中で許せない部分を書き出してみたんです。

先ほどのようにあれやこれやと。

そして、そんな自分自身を許すと宣言しました。不当に扱った人は、過去に一生許すことはできないと宣言してしまっているから。自分自身だったら、許すことが出来るかもしれないと思ったんです。

これから、自分を許していこうって、宣言するだけで、心の在り方が変わったんです。そう思うだけで、これまで踏み出せなかったものなのに、大きく前進したように感じたのです。

失敗や失態を過去のせいにしないように意識しました。今の自分に出来ることを見つけては、自分自身の成長のことだけを意識してみたのです。

宣言してみるだけで、ここまで意識が変わるものかと感じるのです。自分自身に意識を向けてみると、案外、周りが見えなくなるくらい忙しいものでした。

ほんの少しずつではありますが、自分自身のことを許しても良いような気になってきました。気が付けば、僕を不当に扱った人たちの顔を忘れている自分がいました。その人たちの顔が浮かんでこなくなっていました。

それは、僕の中で大きな変化であり、大きな前進だったのです。

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メルシー

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