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問題行動の深いところを読み解く(※構ってほしい)

先日、自分の中にある問題行動の深い部分である目的を知る事が大切であることをお話しさせて頂きました。そして、その一つもご紹介させて頂きました。詳しくはこちらを是非ご覧ください。

本日は、その二つ目のご紹介させて頂きます。

人は自分の居場所を求めている

人は、自分がリラックスをすることが出来る場所であったり、素でいられる場所であったり、安心感を感じられる場所を探しているのです。それは、心の安定をなによりも求めているからなのです。

自分の居場所がないという気持ちと、自分の価値がないということを繋げてしまい、とても辛い気持ちになってしまうものですから。

その辛い気持ちを避けるために、人から注目を浴びようと考えて行動してしまう場合があります。もしくは、人から注目されることこそが、自分の居場所であるのだという考えになり、行動する場合もあります。

その中で、ひとつのコミュニティにとって、良いことをして注目を集めたり、特別感を得ようとするのですが、それが叶わなかった場合であったり、もしくは単に良いことをやり遂げるだけの勇気や根性が足りなかった場合、道を外れた行動をしてしまうことがあるのです。例え、褒められなくてもいいんです。とにかく目立って構ってほしいという目的を持ってしまい行動してしまうのです。

つまり、どんなことをしてでも人よりも目立ちたいという行動の深い部分には、自分の居場所を求めているという目的が隠されてあるのです。

構ってほしい気持ちが起こした問題行動

子供の頃の話になってしまうのですが、僕には四つ下の弟がいたのです。厳格だった母は、何でも自分の思い通りにならないと気が済まない人でした。ですが、僕はいつも、母の意にそぐわない発言や行動をしてしまうのでした。母に褒められた記憶はありません。いつも叱られては否定さていたのです。そんな兄の姿を見て弟は要領よく振舞うことが出来ました。

母はそんな弟を、誰が見ても分かるくらい溺愛していたように思います。だから、僕はいつも家にいても窮屈に感じていたのです。弟ばかりを可愛いがる母の姿を見て、自分の居場所がないように感じたのかもしれません。

そんなある時に、クラスの子がいじめられっ子にかばん持ちをさせられて泣いているのを見かけたんです。それを見て、どういう心理で僕が動き出したのか分かりません。ですが、僕はそのいじめっ子と喧嘩をして、その子を救ったのでした。

ただ、その喧嘩が学校にバレて母は学校に呼び出されたのでした。絶対に叱られる。そう思ったのですが、その時ばかりは、母は僕の話を聞いてくれたのでした。

それが、僕の心に強く残ったのです。いつも話を聞いてくれない母が、学校に呼び出されたときだけ、僕の話を聞いてくれる。ですが、良いことをして母が学校に呼び出されるといった、そんな奇跡のようなこと、僕には出来るはずもないと感じたんだと思います。いつしか僕は、学校で問題を起こして目立とうとしたのです。

僕が起こした問題行動はそれだけでは、ありませんでした。

学校で目立ち、気を引こうとすることは、それなりに僕にとって大きなリスクがあったからです。意気地なしだった僕は、いつしか方向転換するようになっていたんです。

勉強が出来ない子をあえて演じるようになってしまったのでした。わざと0点を取ったこともあります。

実際は、大人になるにつれて、こうした気持ちは解消されていくものかもしれません。ですが、僕の場合は大人になっても、抜けることが出来ずに、こうした方法でしか、自分の居場所を求め方が出来なくなってしまったのです。

僕は、ある会社に入社した時の話です。そこは、その業界ではかなり大きくて有名な会社でした。そこでは、実力もあって実績もある社員たちが30人もいました。そこで、僕が自分を売り込んでいくために、取った行動は、出来ない人間を演じることだったのです。当たり前に知っていないといけないことを無知な振りをしたり、わざと失敗したりもしました。当事者がこの話を聞けば、本当に出来なかったのではないかと見栄っ張りに聞こえそうですが、僕はどうしようもない奴で注目を浴びるようになりました。ですが、社会に出て、そうしたことで注目を浴びて、何になるのでしょうか。自分で貼ったレッテルで、僕は誰よりも苦しむようになったのでした。

こうした問題行動の一番の問題点は、そうした行動をしている自分自身に尊敬することができなることではないかと思うのです。

どこかずるくて卑しい自分に、尊敬できるはずもないのですから。

解決することが出来るのだとするのなら、自分の尊厳を取り戻すことでしかありません。そんなことをしなくても、自分は大切な存在なものなんだと思えるように。何も特別である必要はない。ありのままで十分なんだということを自分に伝えていくことだと思います。

自分に自信がなくなってしまった時に、人の視線や評価が気になってしまうのは、僕には痛いほどわかるのです。どうしても揺らいでしまうものであると思うのです。自分を偽り目立とうとする気持ち。でも、それは、自分の気持ちも誤魔化していることに気が付いて欲しいと思っています。

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