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等価交換だから尊敬し合う

自分自身の思い込み

過去に勤めていた会社で、上司にこんなことを言われていました。「お前みたいなやつを、こっちは雇ってやっているんだ。有難く思いなさい。」そして、こんなことも言われました。「お前は、会社に何も貢献できていない。迷惑しかかけていないんだ。だから、もっと働いて恩を返しなさい。」

当時の僕は何も言うことは出来ませんでした。

言われてみれば、確かに、僕は何も結果を残すことが出来ていませんでした。会社のお荷物だといわれても仕方ないと思いました。だから、僕は言いなりになるしかありませんでした。そして、その会社から奴隷のように働かされたのでした。

日々、自分の立場が良くなるために、必死になって忠実に耐えるしかないと思っていました。雇う側と雇われる側というのは、そもそも立場が違うものなんだからと。その時に強く感じたことがありました。雇われる側の自分は、何時まで経っても、心の穏やかな日は訪れないだろうと。いつまで経っても、どれだけ頑張ってみても、僕は雑に不当に扱われていたからです。

僕は、この最悪な状況を抜け出せないまま、精神を壊してしまったのでした。

この時の思い込みが強く僕の中に根付いてしまったのかもしれません。なぜなら、いつも心の何処かで、起業することを意識していたからです。

等価交換の関係なんだから

ただ、起業して分かったことがあります。それは、能力関係なしに、スタッフ無くしては、会社が存続できないものだということ。今の会社は、10人も満たない会社ですが、誰ひとりかけただけでも、その日の業務は一変します。

本当は役割なだけで、会社の中で、実際に言えば、上下関係はありません。

確かに、スタッフを雇ってはいるのだけれど、そのことで、スタッフの生活を支えることが出来ているのですが、それは物事の一面でしかないということです。

私は、雇ってあげる側
相手は、雇ってもらう側

だから、

相手は、生活出来ることに感謝
私は、会社も運営出来て、感謝もされて嬉しい。

これが、当り前だと思い込んでいる。だから、雇ってもらう側に感謝がないと、ここまでしてあげたのにと怒りを生んでしまうのです。しかし、こんな一面も持ち合わせているものだと考えることも出来る。

相手はこの会社で働いてあげている
私は働いてもらっているから会社が運営出来る

だから、

私は、会社が運営出来ることに感謝する。
相手は、生活も出来て、感謝もされて嬉しい。

こうであることに、立場が変わってしまうと気づきにくくなってしまうのです。だから、雇われて働いている側も、会社側に感謝されないと、どうしてこんなにがんばっているのにと、怒りを感じるかもしくは、辞める方向に気持ちが向いてしまうのです。

こうしたことはボランティアでも言えると思うのです。助ける側と助けられる側。この関係性は、一方的なようでそうではないということ。介護や子育ても同じように思います。

こうなってくると、関係性は、どちらかが一方的に与えるものではなくて、等価交換だということ。持ちつ持たれつだということです。

これは社会の在り方の基本だといえるし、良好な人間関係の基本とも言えるもの。お互いに感謝し合い尊敬し合うことでしか、お互いが幸せになれる場所作りが出来ないというものです。

だから、何が言いたいのかというと、どんな立場であっても、どんな相手であっても、相手をリスペクトして接することが、とても大切だということ。

相手を尊重することで、自分も尊重される、これはひとりの人間として、自尊心を育てるための心構えだということ。

これを、僕自身忘れてしまっていたので、自分に伝えようと感じました。

「あなたは、かつて、不当に扱われて、苦しんだんだから、誰よりも理解できるはずでしょ。」って。

今日も、みんなにリスペクトを持って接していこうと気持ちを見直すことが出来ました。


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メルシー

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