心の限界から自由になろう

心の限界を感じる

一晩寝れば、自分を一気に変えられたらいいなと何度も思ってきました。しかし、実際は、自分を変えていくのは難しい。何と言っても、僕自身自分の考え方に疑問を持ったことだってないのですから。ましてや、自分が認識している世界が全てだとも思い込んでもいたのですから。

僕は未来なんか変えることは出来ないと思っていました。みんな定められた運命を辿るだけなんだと。だから、どれだけ努力しても、無意味ではないかと嘆いていたくらいでした。産まれた時に、親を選べないように、そこから先の長い人生は、大体定められているのではないかと。

このひとつの信念が僕をネガティブにさせるものだったのです。こうした、自分の信念の多くは、自分の可能性を時には制限するものになっている。つまり、思い込みによって、心の限界値を定めてしまっているのです。

真実とはなにか

結局のところ、真実とは信念そのものなのです。人の脳は、とても合理的なので、身の回りの出来事すべてにおいて意味を見出そうとしうてしまう。今日、ちょっとした失敗をしてしまったことも、それが、自分の運命だからと決めつけてしまい、心の中でほらやっぱりと自分にいいきかせようとする。

20代前半のころから、成功したいお金持ちになりたいと思っていても、どこか、運命は変えられないという信念が働き、何かと意味づけしてくるので、ちょっと、上手くいかないことがあると諦めてしまいました。

そして、僕が受け入れた信念はそれだけではありませんでした。人生は厳しい。努力なしでは成功できない。人は愚かな生き物だ。こうしたものの考え方に出会った時に、疑いを持つより、そうなんだと受け入れるほうが楽で簡単なんです。だから、それが真実だと勝手に、過去の経験と結びつけてしまうのです。

そして、ハラスメントや濡れ衣、病気、トラブル、誤解、仲間外れ。こうした色んな経験と信念を結び付けて、自分を定義してしまうのです。自分は運が悪い人間だとか。自分には才能がない。自分は意気地なし。こんな失敗をしたから、もうお終いだとかいったように。

こうして、どんどんと心の限界を狭めていった先に、僕は自分の人生そのものも諦めるようになっていくのでした。

成功者から学ぶ

僕自身の望みは、辛くて苦しい人生から抜け出すことでした。自分探しのように、自分の世界を変えようと思ったのです。大それたように聞こえるかもしれないけど、僕にとっていちばん出来ること。本を読むことでした。

これまで、物語ばかり読んでいた本を、歴史に残る偉業を達成した方々の本や、今最前線で活躍されている方々の本を読むようになりました。そこには、僕の知らない世界がたくさんありました。自分を変えるという決意を下に、世界をみわたしていると、これまで関係ないとしていたポジティブな信念がたくさんあったのです。

人生は厳しいものではない。人生は楽しむものだということ。誰かを助けることは、自分自身を救うこと。色んな人の話を読んで、新しい信念に触れることはできたのですが、僕の世界、信念を変えるものにはなりませんでした。やはり、どこかで、自分とは違う世界だとおもってしまうのだと思います。

自分の世界を変えるには、実際に体験し、それが、真実だと受け入れていくことが大切だということだったのです。

自分改革始めよう。

ここで、伝えたいことは、思い込みを変えていくには、その思い込みは、間違っているということを、自分に対して証明していくことが大切だということなのです。

僕は、思い切って、環境から変えてみたことがあります。人生をやり直す意味を込めて。住む場所も、仕事先も、人間関係も、変えてみました。そして、成功者が言っていることが、真実なのかを実際に試してみたのです。

仕事は耐えるものを楽しむように、意識を変えてみました。自分のやりたいことを主張してみてみました。ときには、自分を優先しわがままみたいなことも言ってみてみました。時には失敗したけれど、それほど、酷い深い傷にはなりませんでした。少しずつでは、ありましたが、自分の世界を変えることが出来たのです。昔と今では、僕の世界は全く違うものになったのです。

難しく聞こえるかもしれません。でも、例えばではありますが、ひと昔前に政府が行った働き方改革のお話しも、本質を考えてみると、残業を減らしたところで何も解決するものではなく、問題を増やしているだけにしか思えません。だって、本当に改革できるのは、誰ができるのかというお話しです。それは、自分以外にしかできないことではありませんか。自分がどうしていきたいのか、そこに向かっていくだけなのです。

人生を充実させるには、どんな理由でもいいのです。誰かの役に立ちたいのなら、それでいい。稼ぎたいのならそれでいい。そう思い、あなたが、自分を満たすために、行動して、心の限界から、解放できればそれでいいのです。

どんな信念であってもいいのです。そういう点では、自分のことばかりを考えてもいいということです。今、あなたが限界だと思っていること。そうじゃないと、あなた自身に証明してあげて下さい。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー