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何処に行こうと同じ悩みが追いかけてくると思うよ

場所が変われさえすれば解決できると思っていた

自分の人生を振り返ったときに、実に僕は運がない人間だと思うのでした。

何処に行っても、酷い扱いを受けるのです。会社にいい加減な契約をさせられる。意地悪な上司に理不尽に認めてもらえない。明らかに僕の方が一生懸命になって頑張っているし、仕事も出来ているはずなのに、何故か同僚が贔屓される。生意気な後輩に横柄な態度をとられる。挙句の果てには、大人になって本当に酷いいじめを受けたこともあるのです。

きっとこれは、僕の居場所じゃないからだと思っていました。この場所にいるからこそ、僕は輝けないのだと思いました。場所さえ変われば、僕は自分の力をちゃんと発揮できるはずだって。場所さえ変われば、正当に評価されてるはずだし、もっと認められるはずだって。いつかピースがはまったように、僕は最高の場所に出会うことが出来て輝けるはずなんだって。

そう思い、思い切って新天地に踏み出してはみたものの、僕の前には必ずといっていいほど、こうした悩みが降りかかってくるのでした。

問題は自分の心にあった

あまりにも恵まれない自分の状況を憂いていたんです。そこで、信頼できる方に相談したことがありました。その時に、「何処にいっても、きっと君の問題は変わらないよ。」と、仰っられたんです。当時の僕は、その意味が分からずに、理解してもらえなかったと落ち込んだのです。ですが、ここ最近、ようやくその意味が理解することが出来た気がしたんです。

例え、場所を変えたとしても僕に起きる問題や抱える悩みは同じだということ。それは、僕自身の心に問題があったからだということが見えてきたからでした。

自分をちゃんと見つめ直してみたんです。

僕は酷い扱いを受ける度に、どうして自分ばかりと嘆いていました。

どうして自分ばかりがと強く思うと、ふと子供の頃の自分に戻ってしまうことに気が付きました。とても厳しかった母は、出来損ない僕よりも、優秀な弟ばかりを可愛がっていました。何をするにしても、僕は褒められることはなかったんです。だけど弟はいつも褒められているのでした。兄弟喧嘩をしたって、弟の話しか聞かなくて、僕はいつも叱られてばかりでした。

僕の中で、そのことがとても寂しく悲しいものだったのではないかと思うのです。その証拠に、いつも僕は不満でいっぱいだったんです。僕ばかりがこんな目に遭うのは、もしかすると、僕はどこかで拾われてきた子じゃないかと本気で思っていたくらいでした。でも、ある時に、そうじゃないことが分かりました。分かったら分かったで、その理由が僕の中で明らかになったんです。「僕が、ダメな子供だから。」それが、悔しくて、ひとりお風呂でいつも泣いていたのでした。

この記憶が、事実なのかどうかは分かりませんが、僕の中でずっと引っかかっていた真実だったのです。だから、どうして自分ばかりと思っているうちに、いつの間にか「ああ、僕がダメな人間だからなのか。」と、自責の念を募らせてしまうのでした。

自分が自分のことをダメな人間だと思っている。

自分が自分を否定している。

自分が自分を認められない。

きっと、こうした僕自身の心が土台となって、現実に反映されていたのだということ。だから、運がないとかついていないと思うことも、実際は、僕自身の心の在り方が作り出している現象であったんです。

仕事を任せるのなら、当然として自分に自信がないように見える人間には任せません。僕自身に自責の念があるから、付け入るすきも大きかったに違いありません。だから、当然として、いい加減な扱いをしてくるのです。だって、僕自身がそういう扱いでも構わないというオーラを出していたんですから。

僕はそこに気付かずに、何度も何度も同じ過ちを繰り返していたんです。ですので、場所を変えたところで、同じような苦しみが続き、同じような悩みを抱えていたんです。変えなくちゃいけなかったのは、場所ではなく僕自身だったのです。

それから、色んな経験をしました。苦しくて辛いことも。なんども打ちひしがれてしまいそうになりましたが、ほんの少しづつ自分を受け入れて認められるようになったのです。

だって、僕は何をすればいいのかもう分かったから。自分を認めていくことに根気よく取り組むことが出来たんです。

そうしているうちに、かつての人間関係の悩みは、いつの間にか消えていたのでした。

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最後まで読んで頂きありがとうございます。
今日も自分をご機嫌に。
メルシー

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