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嫌なことは、まず「慣れる」を意識してみる
許せないこと
僕の中で、未だに克服することが出来ていないことがあります。それは、自分も含めて言えることですが、人の無責任な行動や発言です。
僕にとって、どこか責任ある行動に絶対的な正しさであるという信念のようなものを持っていました。きっと子供の頃から、責任感を持つことが大事だと大人達に言われてきたからだと思います。学校をさぼってしまった時、お前が、この学校に行くときめたんだから真面目に行きなさい。その責任が、お前にはあるんだぞと激しく叱られました。また、小学生の頃、図書委員だったのですが、活動中に本を読んでいたら、図書委員なんだから、ちゃんと責任感を持ちなさいと、言われたことを記憶しています。他にも、お兄ちゃんなんだから責任持って行動しなさい。もう、高校生なんだから責任あるんだぞと、よく言われていたものです。こんな風に大人になるまでに、いかに責任感を持つことが大事であると、数えきれないくらい教えられてきたのですが、当人の僕は全く持って理解していませんでした。
ですが、社会に出て仕事をするようになって、嫌というほど、責任を持つというものを叩き込まれていきました。「自分が任された仕事ならば、どれだけ時間がかかってもきちんと終わらすこと。それで、残業代だと求めるのは責任感に欠けている。そもそも、終わらなかったのは、君の責任なんだから。」「具合が悪い?体調を崩したのは、君の責任だろ。そんなことで休んでみんなに迷惑かけるのは、あまりにも無責任すぎる。地面を這ってでも出てこい!」このように僕が経験したのはこうした世界の中でした。
挙句の果てには、責任ある立場になれたとき、とある事業に失敗をしました。どうやら、その責任は非常に重いようだったみたいで、当時勤めていた会社から、まるで犯罪者かのように追求されたんです。そして、死んだつもりになって、全てを会社に尽くせと言わんばかりに何もかもを要求されたんです。休むことはもちろんのこと、家に帰ることも寝ることも許されずに働かされました。僕の中では責任という言葉が重くのしかかって、全てを受け入れてしまっていたんです。終いには、責任を背負いきれなくなって、自分で命を絶とうとしたくらいです。
こうした経験から、僕は「責任」に対して、とても敏感でした。
無責任な行動や発言をしている人をみれば、すごくモヤモヤするし、イライラしました。それで、別の会社ではありましたが、トラブルを起こし、会社全員を敵に回したこともありました。
慣れること
今では、もうなくなってしまったのですが、仲間内でよく飲んでいました。様々な業種の人間が集まって、お互いの悩みや状況を話していました。どこであっても悩みは似たり寄ったりで、今の若い人に責任感が足りないという悩みを抱えていたんです。僕も同じことで苦しんでいました。指導する立場になれて、責任感がない行動や発言する人ばかりがいるように感じたのです。(※きっと、当時の僕の決めつけに過ぎなく、若い方でも責任感ある人は沢山いるはずです。)僕は、それが許すことが出来ずに、悩み苦しんでいました。そんな中、一人の友人が、もうそんなことは慣れたというのでした。「そうなんだ、慣れたんだ。」ちょっとびっくりしたんです。慣れるものなのかは分かりませんでしたが、慣れよういう選択肢を持っていませんでした。そういう風に向き合ってみれば良いのかもしれないと気付かされたのでした。
調べてみると、そもそも人には、慣れるという機能のようなものが備わっているのだそうで、どんな劣悪な環境であっても、時間が経てば慣れてしまうそうです。ですので、どんなことでも時間さえかけてみれば慣れることが出来るものだと言えます。
慣れるということは、賛同することでも、我慢するということでも、許すというものでもなく、ただただ、気にしないというものだと思うのです。僕の中の無責任というものが耐えれないことを踏まえてみると、許せないとか嫌だという感情は積み重なっていくものだと思います。そうした意識は、どんどんどんと膨れ上がっていくものだということです。
ですが、もしも心がそれは大したことではない。そこは何の問題もないと判断出来たときには気にならなくなるのです。それが、慣れるということではないかと思うのです。
だとするなら、そのことに意識を向けないということが大事で、そこには自分のことに目を向けることが必要不可欠ではないかと考えます。そのためには、自分の出来ることや自分のやりたいことに対して積極的になる事こそが、自分のことに意識を集中させることが出来ます。
そうした意識を持ち続けていくことが大事な気がします。
自分の中にある許せないことや嫌なことを考えたり意識することよりも、もっと大事で優先することがあるのだということを自分に伝えることが出来れば、気にならなくなるものです。それは、自分の中の許せないとか嫌だという感情を消したりに変えたりするよりも、心の平和を保てるのではないかと思います。
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