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人間関係で大事にしたいこと


色んな自分がいること

先日、久しぶりに友人と連絡をとってみたのですが、話しながら、よく一緒に遊んでいた当時の自分が蘇ってきました。

どことなく、強がっていて見栄を張っているような自分だったのです。素の自分じゃなかったなと、反省をしました。しかし、よくよく考えてみると、普段から色んな自分がいることに気がつきました。

仕事をしているときの自分は、経営者として、ひとつの会社のリーダーとして、こうあるべきだと言う気持ちが強くて、気持ちが強気な自分がいます。ひとりでいる自分は、未だになよなよしているようで、ネガティブ思考の自分。家族といる時は、癒したいし、癒されたいものだから、優しさを全面に出している自分。先輩や目上の方と話す時は、気に入られたい自分もいるし、認められたい自分がいます。SNS上では、ポジティブになりたいという憧れもあるので、ポジディブ思考な自分がいるのです。

なんだか、どれも本当の自分ではない気がするし、色んな人格を持っている自分に八方美人だと、卑怯さも感じてしまうような気がします。

どの本なのかは、忘れてしまったのですが、ひとりの人間は色んな人格の集合体であると書かれていました。ということはです。そんな自分をどのように捉えていくことで、自分にとってポジティブに働くのものかを考えていきたいと思います。


知り合いの数だけ自分が増える

以前、仕事上である方とお話しさせて頂いたことがありました。仕事上のお話しが一通り終わり、ひと段落してから、その方が、部下のことで悩んでいるという相談をうけたのです。

僕は、しっかりとその方のお話しを聞いてから、自分の経験を踏まえてアドバイスさせていただき、喜んでいただきました。

思い返してみると、まるで、先生のような自分がそこにいました。これまでにない自分で正直驚きました。

その方と、きっと波長があったのかもしれませんが、その方と自分が交差したことで、化学反応みたいなことがおこり、新しい人格の自分に出会えた感覚でした。その方に新しい自分が引き出されたと言った方が分かりやすいのかもしれません。

ということは、知り合いの数だけ、新しい自分と出会えるということなです。

色んな自分を認めてあげようという視点で、自分をみてあげると新しい自分にどんどん出会うことで、自分という人間の幅が広がりそうです。

でも、全ての自分を認めなくていい

僕は、以前本当の自分が分からないと悩んでいたことがありました。その悩みから、自分じゃないと思っている自分もまた、自分自身なんです。どの自分も全部自分なんだということ。それを認められるか認められないかの問題なんだ。そう学びました。

そして、どの自分も自分なんだと認めていこうと思っていました。しかしながら、どうしても認められない自分がいるのです。

それが、どうしても引っかかっていたのですが、開き直ったわけではないのですが、それでいいものだということに気がついたのです。認めたくない自分がいてもいいのです。そこを無理やり認めたことで意味はないものですから。


人間関係で大切にしないといけないのは

そのことを踏まえた上で人間関係を考えたときに、この人といると自分の良い部分が引き出されるし、この人といると、自分が認めたくない自分が引き出されるということなのです。だから、人と出会うことで、引き出される自分にも出会えるということ。

相手のことを好きかどうかも人間関係において大事にしなくてはいけないものかもしれませんが、その人といることで引き出される自分が好きかどうかなのです。

僕の場合は、久しぶりに連絡した友人と話した時の自分が、強がって見栄をはる自分が引き出されるということ。その自分が好きでないと感じたら、その友人と距離を縮めることは、それだけ嫌な自分にも出会うことになるから、いくらその友人が好きでも距離をとった方が良い。そうしないと、嫌な自分が自分の中で増えていくことで、自分そのものが嫌いになるから。その結果、友人関係もいずれは崩れてしまうということです。

そして、この前お仕事上で出会った方の時に出会えた教師のような自分が好きだと感じたなら、積極的にその方と会っていく方が、自分も中で好きな自分の割合が大きくすることが出来るのです。それで、自分を肯定しやすくなるしポジティブにもなれるのです。

自分が認めたくない自分が引き出される人とは、どんなにその方が好きでも少しでも距離を置いた方が良いものだし、一緒にいる自分も好きでいられるような相手なら、どんどん会っていく方が良いものだということです。

そこを大事にしていくことができるなら、自分らしくないという悩みはなくなっていくだろうし、自分を好きでいられるし、人間関係も良好でいられる。つまり、人生を豊かにポジティブに出来るのではないかと思います。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー

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