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ゼロコロナを緩和したくらいじゃどうにもならない中国経済

だって何の有効打も打てていないですからねぇ。

2022/12/7 中国政府は各地で沸き起こるゼロコロナ緩和と習近平退陣の声により緩和策を実施することに決めました。

PCRや陰性証明の強制を撤廃していったことで市民は安心したのかというとそんなことはなく、3年間植え付けられたコロナの恐怖と冷静に向き合うことになってしまいました。

というのも、中国政府はゼロコロナ緩和をしただけで有効なコロナ対策を発表したわけではないわけです。

中国政府は「多くの無症状の感染者がPCR検査を受けておらず、正確に実際の数を把握できない」として、14日から無症状の感染者数について発表しないと明らかにしました。

コロナ感染者数をまともに数えることすらしなくなってしまいました。
無責任どころか市民に放り投げた形です。

有効な経済政策もなく単純にゼロコロナを緩和しただけです。
逆に中国市民は外に出ることが怖くなりました。
その結果、1週間経った12/14現在では街の賑わいもほとんどなく自主的に感染拡大の恐怖から引き込もる人が多い状況のようです。

中国製のコロナワクチンは欧米のファイザーやモデルナと違って効果が弱いと見なされています。
中国政府は頑なに外国製を使う事や外国への資金流出を拒んでいます。
というより高齢者は4割程度しか摂取しておらず、集団免疫があるとは言えません。
しかもオミクロン株への有効性も低いと言われています。

とにかく中国市民としては感染の不安と治療レベルの低さなど様々なコロナ関連への不安が募っているのです。

そこにきて政府が放り投げてしまったものだからより感染することへの恐怖が増しています。

もちろんそれだけでなく不動産がシェア3割も占めていた中国市場のバブル崩壊も経済悪化に輪を掛けています。
コロナ前からアメリカはファーウェイを締め出しているし、中国からの進出が止まっています。
そして中国への進出もゼロコロナのロックダウンで各国がドン引きしたままです。
ゼロコロナを緩和したからとすぐに中国に飛びつこうとする企業なんてそうそうありません。
台湾侵攻のリスクも高まりとりあえず一旦引いた国は今なお中国は止めておこうとなっています。
経済が向上するわけがありません。

さらに中国政府はもう綺麗な言葉で取り繕うことも中々 出来なくなってきています。

11/11 独身の日という中国でのオンライン大量セールが毎年行われていて、毎年売り上げを世界に自慢していたのですが、今年はその売り上げ報告がありませんでした。

債務残高7000兆円にのぼるとも言われ、国全体が借金まみれです。
不動産だけで食ってきた地方も次々 崩壊しています。
給料未払いは当たり前で従業員が逃げ出したなんてニュースもしょっちゅうありますよね。公務員ですら滞っていると言います。

不良債権問題の対処も問題だらけです。
日本は不良債権の処理や予算の割り当てが目の前に来た際には、不良債権を処理していくら必要なのかを割り出してから予算配分しています。
というか当たり前の処理です。

ですが中国ではどんぶり勘定です。
不良債権を放っておいて適当に予算を配分され後は何とかしてねと放っとかれます。
なので不動産の不良債権なども放っとかれて建設途中の建物もそのままだし後処理もしないしあちこち廃墟化すると言われています。
何よりおざなりすぎてローンを組んだ債権者にお金が戻らない可能性も高くなっています。

この状況を打破するには色々ひっくり返すしかありません。
中国政府も台湾への対応もウィグル自治区への対応も外からのお金や情報は欲しいけど自国からは出しなくない閉鎖社会からの脱却が必須です。
つまり民主化です。

でも中国当局にそんな考えや常識は通じないでしょう。
自分の利権や地位を守ることしか頭にないのは誰が見ても明らかです。

つまり中国は大分 終わっています。
これから経済上昇する材料はなくネガティブな状況が長く続くことが予想されます。
今後も中国経済は追っていこうと思います。

今回はこんなところでノシ

メルカ

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