配信後記~宇宙
第343回
配信日:2019/8/25
タイトル:宇宙からのメッセージ
トークテーマ:宇宙
キーワード
○宇宙を見上げて
○宇宙への行き方
○宇宙からの帰還
オープニングトーク・・・アーカイブその1
アーチスト情報
★トークテーマキーワード1・・・アーカイブその2~3
~ザンボキッチン(家系ラーメン)
★トークテーマキーワード2・・・アーカイブその3~4
~めけめけの音楽解体新書~宇宙と音楽
★トークテーマキーワード3・・・アーカイブその5~6
次回トークテーマ:読書
原稿が届いてませ~ん
という初歩的なトラブルから始まり、オープニングトークは荒れ模様
ザンボが『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』を観に行ったということで、ネタバレ感想会になりましたが、ドラクエをプレイしたことがないザンボがドラクエをやってみたくなったということで、よかったのではないでしょうか
僕としては賛否両論の否が多いというのは、それだけ冒険しているんじゃないのかと思うのですけれど、もちろんそれが必ずしも是になるとは限りませんが意図してやったことについて反応があるというのは、製作者からすればOKだったように思います
なによりビアンカ可愛かったし
さて、今回のトークテーマは宇宙
『宇宙キターーーー!』※1
でもいいですし
『無限に広がる大宇宙・・・』※2
でもいいですし
『宇宙、それは人類に残された最後のフロンティア』※3
でもいいですし、それぞれの宇宙を思い描いて下さい
毎回思うのですけれど、ザンボに原稿を任せると宇宙という言葉の定義から始めるわけですが、必要あるのかなぁと・・・でもあれはきっと彼自身がトークの世界に入るためのルーティーンなんだろうなと思いつつ、話が長くならないように区切りをつけることだけは、こちらで意識しております
実際に宇宙という言葉を探ればもっと深いところがあって、古代中国、後漢時代(25年~220年)に編纂された最古の部首別辞書『説文解字』には『宇』は屋根を意味し『宙』は家の中を表すそうな
NASAの「地球の大気圏外の空間」なんていうのは何とも味気なく、僕は前者の方を支持します
さて、ここからそれぞれの右中間・・・改め宇宙観を語りました
【ザンボの宇宙】
◆宇宙への関心
・「探索」 どんなところか?
・「生活」 どんなふうになるのか?
・「宇宙人」 逢えるのか?
らしいといえば、らしいですが・・・
ロバート・A・ハインラインのSF小説。『大宇宙の少年(スターファイター)』原題『 Have Space Suit -- Will Travel』を紹介するところまではいいとして、説明のディティールが細かすぎて、今一つ伝わらない
ようは宇宙服ひとつとっても『面倒な場所』『行きにくい場所』ということを言いたかったようなのですが、どうせなら『王立宇宙軍オネアミスの翼』を例にしたほうが解りやすかったと思います
この映画では主人公シローが、飛行機乗りに憧れるも、能力が足りずそれを断念して設立されたばかりの宇宙軍に入隊し、紆余曲折、ぜったい無理だと思われていた有人ロケットの打ち上げに成功するという物語
その中で宇宙飛行士の大変さがコミカルに描かれ、また架空の世界ながら理論は地球上の科学の進歩と同じようにロケットや人工衛星がどのような仕組みになっているかを実にわかりやすく描いています
当然宇宙服も登場するのですが、物語の中で、宇宙飛行士に志願した同僚が宇宙服のテスト中に小便が感電して死亡したなんて話が出てきます
それだけ初めてというのは大変で滑稽だというお話・・・僕はこの物語で吸いなセリフがあって、宇宙協会だっけな? ようはロケットに魅入られたマッドサイエンティストまではいかないまでも、偏屈な爺さん科学者たちが『何事も始めてはある』なんてことを言うのです
年寄りのこの言葉がなんとも青春で可愛らしい
生活で『2001年宇宙の旅』を紹介したのはベストチョイスですが、僕が突っ込んだ「あれはわざとコミカルに演出しているだけじゃないの?」というあたりから話をしたほうが解りやすかったと思うのです
映画の序盤で宇宙船のスチュワーデスが磁石つきの靴を履いているというのは、あからさまにギャグだと思うのですよね
いくら50年前に作られた映画と行っても、そのくらいのことは解ると思うのですが、それにしても1968年公開って僕が生まれた1年後ですからね
とんでもないお化け映画だと思います・・・SFですけど
それにしたって印象的なシーンは靴よりもフォークでしょう
宇宙人にあえるのかって話は、ネタですから、まぁこんなものでしょう
今回のめけめけの音楽解体新書は音楽と宇宙というテーマで構成しました
やはり宇宙と言えば『2001年宇宙の旅』のサントラですが、『未知との遭遇』『スターウォーズ』、そして『スタートレック』あたりがそれに続きますかね
そんな中で僕が注目したのが空想特撮シリーズ『ウルトラマン』、『ウルトラセブン』で使われた宇宙での効果音・・・あれ、どうやらヤマハの電子オルガンで作っていたらしいんですけれど、僕らの世代にはあれこそ宇宙の音って感じがします
さてめけめけの宇宙観ですが
・天体望遠鏡を覗いたことがあるか
・星座や惑星や恒星、星団をどのくらい知っているか
・宇宙に行きたいか
・ワープは可能か
・ブラックホールの観測
・隕石の衝突
・知的生命体と古代文明
・宇宙飛行士はUFOを見たのか
・月の裏側にはなにがあるのか
・火星に生命はいるのか
・スペースコロニーは実現するか、住みたいか
みなさんは天体望遠鏡を覗いたことがありますか?
その経験がない人は、是非、この秋にでもどこかで天体を観測してみてください
月でいいんです
あのクレーターがはっきり見えるってことが、どれだけ人を感動させるのか
土星の輪が見えたらわくわくするのかって感覚
時事ネタでブラックホールの観測、月にクマムシ、隕石の衝突って話を盛り込むところが、僕のあざといところとして、やはりスペースコロニーの話は外せません
宇宙を考えるときに、やはり宇宙を拠点として冒険をしないことにはコストがかかり過ぎます
しかし、実際に人が宇宙に住むということがどれだけ大変かということが、このスペースコロニーを考察することですごくわかるんですよね
軌道エレベーターや宇宙線対策にデブリ対策、もっと恐ろしいテロ対策を含め、人類が宇宙で生活をするようになるには、科学だけではなく、宇宙に相応しい生き物に変わる必要があるのではないかと言うあたりで、うまくまとまったのではないかと思います(自画自賛)
来週は読書がテーマになります
では、また来週!
※1
2011年放送『仮面ライダーフォーゼ』の主役 如月 弦太朗(きさらぎ げんたろう)の決め台詞。主演はブレイク前の福士蒼汰。
宇宙が専門学科の?天ノ川学園高等学校 仮面ライダー部を舞台とした異色学園もの仮面ライダー
※2
映画『宇宙戦艦ヤマト』の冒頭のナレーション
無限に広がる大宇宙。
静寂な光に満ちた世界。
死んでいく星もあれば、生まれてくる星もある。
そうだ宇宙は生きているのだ。
我々の太陽を含む大銀河系もまた生命に満ち溢れているのだ。
しかし我々の地球は、今、その最期の終末の時を迎えようとしていた。
海は蒸発しつくし、地上の全生命は死滅した。
人類は僅かにその生存圏を地下に求めてほそぼそと生き延びているのだった。
その地球をあざ笑いながら冷酷に見ている目が宇宙にある。
わが銀河系を隔たること14万8000光年大マゼラン雲の太陽系三山。
その第8番惑星ガミラスこそ今、地球を滅亡に追いやろうとしている悪魔の星なのだ!
からのガミラスに襲われる地球が描かれます
この冒頭部分だけで名作というのはオーバーですが、印象に残るのは大宇宙という単語ですね
※3
アメリカのテレビドラマ『スタートレック』のOPでのナレーション
“宇宙、それは人類に残された最後の開拓地である。 そこには人類の想像を絶する新しい文明、新しい生命が待ち受けているに違いない。
これは人類最初の試みとして5年間の調査飛行に飛び立った宇宙船、 U.S.S.エンタープライズ号の驚異に満ちた物語である。”
まぁ、ヤマトはこれを真似したと言えなくもないですが、これも印象的です
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