雪の下から「ふきのとう」一足早い春の便り
栃木県那須高原に住む知人から「ふきみそ」が届きました。
この時季、ふきのとうは、雪の下にひっそりと春を待ってかくれています。
春の息吹
知人曰く、雪の下のふきのとうは香りが高く、苦みも優しいようです。
十分にアク抜きをしてミキサーでつぶし、みりん、酒、砂糖、みそで甘めに味付けをしてくれました。
早速、炊き立てのご飯に添えて、春らしい苦みと香りをいただきました。
立春を前に一足早い春の息吹を感じることができました。
しいたけのふきみそチーズ焼き
ふきみそを使った一品を作りました。おかずの箸休め、ビールや日本酒にも、とても合います。
〔一人分の分量〕 52㎉ 食塩相当量0.8g
生しいたけ(どんこ)1枚15g×2枚
ふきみそ 16g(しいたけに塗る量)
とろけるチーズ 6g(しいたけにのせる量)
〔作り方〕
①しいたけの傘の内側を上にし、ふきみそを塗る
②チーズを①にのせてオーブンで焼き、香りが立ちチーズがとろけてきたらでき上がり
春らしい苦みと香りをお楽しみください。
なお、ふきみそは、焼きのりや長ねぎにも良く合います。
例えば、おにぎりの具として入れ焼きのりで巻く、焼き鳥のねぎまに塗って食べる等は、とても美味しいのでおすすめです。
一般的な「ふきみそ」の作り方
〔分量〕
ふきのとう 80gから100g(8~10個)
みそ 80g (ふきのとうと同量)
酒 15g (大さじ1)
みりん 18g(大さじ1)
砂糖 18g(大さじ2)
*少ない甘みが好みな方は、砂糖を減らす
〔作り方〕
①ふきのとうは、きれいに洗っておく
②塩を加えた熱湯で茹で、水に最低30分~1時間ひたし、黄色いひたし水がきれいになるまで、水を替えながら十分にアクを抜く
③水けを絞って、細かいみじん切りにし、さらに水けを絞る
④分量の、みそ・酒・みりん・砂糖を合わせ鍋で煮溶かす
⑤刻んだふきのとうを④の調味液で和えてできあがり
*煮沸消毒済みの瓶に詰めて冷蔵保存をすると、1ケ月は美味しく食べられます
ふきの苦みや香りの成分のこと
ふきの苦み成分はピロリジジンアルカロイド類という物質で、天然の毒性を持っています。
ただし、日本では古来より茹でてアクを除き、食べる量も少ないので、健康被害の報告はありません。しっかり茹でてアク抜きをして食べることが推奨されています。(農林水産省)
また、香りの成分はフキノリドという化合物で胃腸の働きを助けるといわれ、その昔は薬草の一種でした。
*以前にも「ふきのとう」について投稿しましたので、よろしかったら下記をご覧ください。
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本日もありがとうございました。
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